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エアジョーダン、永遠のスーパースター！！

エアジョーダンは、ご存知マイケル・ジョーダン専用、バスケットプレイヤー専用シューズの市販モデルですネ。
エアジョーダン
エア air ジョーダン jordan
エアジョーダン1

１９８４年のドラフトで全米３位で弱小シカゴ・ブルズに入団したルーキー、マイケ・ジョーダンにシグネチャーモデルが与えられた事はおおきな話題でした。

当時のプロバスケット界ではシグネチャーモデルが発売される事はほとんどなかったですからネ。

アディダスのジャバーやコンバースのＤｒＪのように既に実績を持ったスーパースターがその晩年に稀に発売されることがあったくらいです。

ジョーダンは、ご存知のとおり、バスケット界のカレッジの英雄です。
高校二年までレギュラーになれなかった無名のプレイヤーだったのが進学後のノースカロライナ大学では一年生から「ザ・ショット」と呼ばれる伝説的なシュートを放ち全国的に名を馳せました。

２、３年生の時にはカレッジ・プレイヤー・オブ・ジ・イヤーに選出されています。

３年生のシーズン終了後、ジョーダンはＮＢＡの世界に入る際、代理人に「シグネチャーモデルを出してくれるメーカーと契約する事」と強気の指示をしています。

当人の最大の希望メーカーはアディダスでしたが、当時の常識では実績のない新人にシグネチャーモデルを用意するはずもありません。結局、マイケル・ジョーダンナイキと契約します。

当時、ナイキのバスケットシューズの評価は低くＮＢＡで履く者はほとんどありませんでした。もちろん契約選手はいません。

まあナイキにしてみれば、宣伝材料ですね。

急展開で製作されることとなったエアジョーダンは、既にあったエアシップというモデルをベースにされました。
実際、デビュー戦ではエアジョーダンの製作が間に合わずジョーダンはエアシップでプレイしています。

エア搭載モデルは原則、「エア」という名がつきます。
エア air ジョーダン jordan 27.5
エア air ジョーダン jordan 26.5
エア air ジョーダン jordan 28 cm 28.0
ナイキ エアジョーダン
エア air ジョーダン jordan 27 cm 27.0
エア air ジョーダン jordan 26 cm 26.0
まだビジブルエアが一般化する前、外側からは見えないエアの存在をアピールする為に必要でしたが、このエアというネーミングは滞空時間の長いジョーダンのシュートのイメージと正にぴったり。

いまでは、ジョーダン自身やそのプレイをエアジョーダンと呼ばれることもあるようです。

以後のシリーズへも継承されるマイケル・ジョーダンのこだわりは「素足感覚」。
軽量でソールの薄さです。

ジョーダン自身がコートで着用したカラーとは別に実に多くのカラーが発売されています。

９０年代のスニーカーブーム時にはジョーダンの背番号に合わせた２３色の種類があるといわれましたが、実際にはサンプルやカレッジプレイヤー向けに提供されたモデルも含めるとその数は２３種類を越え今でも幻のカラーの存在が噂されています。

しかし話題とは、裏腹にエアジョーダンは全く売れなかったようです。
ジョーダンは、驚異的なプレイでオールスター選出、新人王を獲得し、スターの仲間入りをしましたがスニーカーの人気は一向に上がらなかったのです。

それでも、その後、エアジョーダンは毎年、その時代その時代の最新のテクノロジーを搭載した新作を発売するという極めて特異な販売形式をナイキは続けます。
この頃からエアジョーダンはナイキの商品中でも特別な存在となりました。

エアジョーダン３はエアマックスに採用されたばかりのビジブルエアを搭載し、ハイカットとローカットの中間となる3/4カットという今で言うミッドカットを初めてバッシュで採用。

またそれまでのウイングマークと呼ばれるロゴからジャンプマンマークと呼ばれるジョーダンのシュートシーンをモチーフにしたマークが始めて使われたモデルです。

それを履くジョーダンのプレイはスターの名に恥じない驚異的なもので「彼はジョーダンの姿をした神だ。」という名言も生まれるまでになっていきます。
でもやはりエアジョーダンは売れなかった。
ななんという、ことでしょう！！！

それでもナイキはあきらめない。
エアジョーダン
エア air ジョーダン jordan
エアジョーダン1


エアジョーダン４は１９８９年にスタートしたエアフライトの系統に編入するプランを含んでいた微妙なモデル。
事実ジャンプマンマークの下に「フライト」の文字が入っておりエアジョーダンシリーズ継続の危機でしたが、ついに！！、結果的には、エアジョーダン5は爆発的な人気を呼びました。

続くエアジョーダン6でその人気は最高潮まで達します。
スニーカーを巡っての殺人事件まで起きています。
このアメリカでの社会現象となったエアジョーダン人気は以後も続き、過去のエアジョーダンモデルが再評価される現象も起きてきました。

ビンテージブーム時には８０年代の初期シリーズがプレミア化しハイテクブーム時には毎年販売される新作のシリーズが人気と注目をｶﾞﾝｶﾞﾝ集めました。
以後、エアジョーダンは毎年新しいモデルが販売され続けられジョーダンが引退後の今も続いています。

エアジョーダン関連の商品はナイキのブランド内ブランドとして独自の展開をし、とうとうジョーダンブランドが確立。
それはナイキの商品でありながらナイキのネーム、マークを一切なくしたものでバスケット関係のアパレルから様々なスポーツのものまでも含んでいます。

ジョーダンに憧れていたＭＬＢ選手はジャンプマンマーク入のリストバンド、グラブをし、エアジョーダンにスパイクを装備させたベースボールスパイクでプレイしています。

シューズに関しても女性用バッシュから、パワープレイヤー用、スピードプレイヤー用というバッシュに限らずランニング、アウトドア等、ジョーダン自身が着用しないものもエアジョーダンの系譜として販売されています。
エアジョーダン
エア air ジョーダン jordan
エアジョーダン1
マイケル・ジョーダンはすでに引退。
しかし、ナイキの執念とともに、エアジョーダンの人気と実力は永遠に続くでしょう！！！