カテゴリ:本のこと
昨日からPCの調子が悪いので悪戦苦闘(ダンナが)しています。
ご機嫌のよいところを見計らって感想をちょこちょこっと・・・。 (紹介文より) 経営する不動産会社を潰してしまった城所安男は自己破産者となり、 別れた妻への仕送りにも頭を悩ます日々を送っている。 そんなある日、狭心症で入院中の母を見舞った安男は、 主治医から母の心臓が極めて危険な状態であることを知らされる。 安男は母の命を助けるために、 天才的な外科医がいる千葉県鴨浦町のサン・マルコ記念病院をめざして、 オンボロ・ワゴンで百マイルの旅に出た…。 バブル崩壊による自己破産、離婚、子供たちとの別れ、 そして重い病を患う老母―病める現代社会を象徴する家族の問題を描く、 小説トリッパーに好評連載された直木賞受賞後初の長編小説。 泣かされて笑わされてといういつもの浅田マジックに引っかかりました。 とは言えゲラゲラ笑ったり涙ポトポトというのでなく ジンワリ鼻の奥があつくなる、口元が思わず緩むというくらいです。 天才心臓外科医が出てきたときは 「プリズンホテル」や「キンピカ」に登場の『血まみれのマリア』を思い出してしまった。 しかし浅田さんはイヤミなエリートを描かせたらピカイチですねぇ。 だから余計に底辺で一生懸命生きる人たちの優しさが際立つ。 『マリ』さんの優しさの大きい事! ま、アザトイと思う人も有るでしょうけれどあざとくてもいいんじゃない? 気持ちよく泣きたい時は浅田さんでしょう。 本の輪(勝手に名づけた)のアトマツさんにに影響されて読みました。 浅田さんは沢山読んでますが何故か手付かずだった1冊です。 PC不調で思ったより早く読んでしまいました、 本当はもう一冊読了したのが有るんですがそれは又明日・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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