136091 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

丸ゴリ婦人の新婚劇場

丸ゴリ婦人の新婚劇場

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2009.07.06
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
一難去ってまた一難・・・。


相変わらず、シアワセへの道のりはそうそう楽ではなさそうな。






正社員として、一応仕事に就いた運ちゃん。




が、その会社、普通の会社とは違っていた。。。



















社長さんが、どうやらカタギの人間ではないらしいことが判明・・・。






























職安の求人票を見せてもらったけど



保険は皆無、交通費ナシ、
そこまでは仕方ないと割り切れたとしても

代表者名は実在しない(らしい)人物名、連絡先は携帯。

「正社員」という雇用形態だけど時給。






実際運ちゃんは働き始めてしまっているが

タイムカードは存在せず、
経理をしてるとおぼしき事務員はいない。(おそらく社長ワンマン)

不安なので自分の出勤・退勤時刻をノートに書きとめている運ちゃん。





積立もしていないのに
突然来週、社員旅行になったとか。(社長の思いつきらしい)

積立がないので当然社員みんな実費。しかも1泊2日。


お金が無いなら給料天引きで対応するとか言ってる始末。

来なかったら罰金3万とか言ってるらしい。









他の社員さんも社長にうまく丸め込まれつつあるみたい。



社長が携帯ソフトバンクだからみんな右ならえでソフトバンクにしてたり。









・・・



ありえないから!!









無論、私は運ちゃんに仕事を辞めるよう説得し

本人もまじめに辞めること考えているようだ。






でもまだ入社10日目。

辞めるなら、給料を貰ってから辞めると運ちゃんは言ってるけど


個人的には今すぐにでも辞めていただきたいのが本音。。
運ちゃんも、ほんとはすぐにでも辞めたいみたい。





でも社長がカタギじゃないこともあり、まっとうな理由もないままじゃ

なにか報復があるんじゃないかとの不安も抱いている模様。




実際に報復があったとしたら
丸ゴリが何らかの組織動かしてでも助けるけどね!←マジ














社長が役座だとしても、(現役・元とわず)
普通に会社として動かしてるならいいんだけど




普通に動かしてない上に

社長の考え方が丸ゴリは気に食わない。





運ちゃんが元気ない姿を見て、

社長が「どうしたんだ?元気ないな、話してみろ」と
声をかけてくれたらしい。


ここまでは、まぁよくあるいい話なんだけど・・・










運ちゃんは、借金の話や最近の拘留の話も打ち明けた。





それを聞いた社長は何を勘違いしたのか


「人の銭で儲ければいいんじゃ」とか

「モテそうなツラしてんだから女集めて出理減る始めろ」とかいうアドバイス。




挙句の果てに、



「借金があっても金を貸してくれる業者」みたいなリストを持ってくる始末orz














とりあえず・・

















お前うせろ!!!!











運ちゃんは正気を失わずに
軽く流してごまかしてるらしいけど・・。





ごまかしてると、向こうは勝手に進めるからそれが怖い。









いざとなったら運ちゃんが報復を心配しようと

私は何がなんでもその仕事を辞めさせる覚悟だ。






下手な言い訳したり、機嫌損ねさせると
探偵も雇いかねないタイプの社長だとか。(実際雇ってなんか探してるらしい)











・・・って、

カタギに生きて金使って働けないような、
先の長くねぇじじーに付き合ってるほど、人生ヒマじゃないのよ!!









なんなら、辞めてからしばらく丸ゴリ家の方にいたってかまわない。

こうゆうとき、遠距離って便利かもって思った。



「遠距離の彼女が妊娠したので婿に行くことになりました、って辞めな!」と

冗談交じりに提案したら


運ちゃんはまんざらでもない表情で

「ああ・・そういう理由言うって手もあるよな・・」とうなずいていた。







「おれはただ、平和にシアワセな家庭を持ちたいだけなんよ・・

 儲けたいとか、そういうんじゃねーんだけどさ・・」





運ちゃんの結婚願望は、どうやら一時的なものではなく、

ある種ひとつの目標として固まっているようだった。




「あー子供欲しい!」とか「でもおれの種で出来るかな・・」(←活動率低い)
とか、たびたび口にするようになった。














なかなか眠れなかったり
休日、一人だと考え事してしまうのが嫌で

運ちゃんはまだ少し夜が嫌いだった。



そういうこともあって、

ここ1ヶ月、
丸ゴリは仕事が終わってから運ちゃん家へ向かうことが増えた。


仕事後で高速道路2時間ノンストップドライビングは正直疲れるものだったけど


それでも、会うたびに少しずつ回復してる運ちゃんの姿が
純粋に嬉しかったし、安心できた。




ゲッソリ痩せていた表情もほんのすこしお肉が戻って、

へこんでいたお腹にも、プヨっとつまめるくらいのお肉がついてた・・笑







2週間前に会ったときは。まだまだ弱っていて

いくつも重なってる問題を考えるたびに少し涙目になってた。



寝ようか、って運ちゃんが自分から切り出して横になって電気消しても

いつまで経っても寝付けずに隣で寝返りを打ってた。






今回は、若干元気が戻っていて

夜、待ち合わせの駐車場についたときも
そのまま家へ直行じゃなくて、珍しく


「久々に、ちょっとドライブしようか」って運ちゃんは車を出した。





丸ゴリはこの日、誕生祝を仲間にしてもらってから来たので
運ちゃんの街に着いたころには夜中の1時を回ってて、夜景どころじゃなかったけど

すいてる道路を、窓を開けて走ると風が気持ちよかった。



この道をまっすぐ行って、右に曲がると何街に続いてるとか

むかしはここにコンビニがあったとか

ここは一昨年まで働いてた会社だよとか



完璧アウェーの街で
私にはわかりっこないのに、運転席で色々話す運ちゃんの表情は

ここ最近思いつめたものばかりだったのに、いくぶん楽そうに見えた。



オーディオの壊れてる車内で、
携帯の着うたを流しながら、鼻歌まで歌っていた。



「やっぱり、一人じゃないと気分が落ち着くわ。」
赤信号でぶつぶつ言ってた運ちゃんが、そう言って笑った。
(↑信号にひっかかるとイライラしだすタイプだと判明)





ドライブのあてもないし、

星も出てないし、


ただただ、道を走るだけのロマンチックのかけらもないような景色だけど

なんとも居心地のいい時間だった。



花火見に行ったときの道みたいだね、とか

今まで、ほんとに色々あったよね、なんて思い出話をしてみたり。





ちっちゃいけど、幸せな空気が流れてた気がする。









運ちゃん家に戻ってきて、いつもの運ちゃんの部屋へ行く。


警察の件があってから、
運ちゃんはすっかり人間が変わったけど(良いほうに)


それまで足の踏み場も無かった部屋は
あの件を境にいつ来てもきちんと片付いている。


本棚が1つもなくて読み散らかしてあったマンガ本も

今ではちゃんと1箇所にまとめて重ねてある。


入り口にまとめられていた缶やびんのゴミ袋も、
溜まることがなくなったみたいでつまづくこともなくなった。





時計はもう3時を回ってて、電気を消しても
もうじき外は明るくなっちゃうね、とか笑いながら二人でごろんと横になった。



暑いから、抱きついたりはきついかなぁって

手だけつなごうと思って左手で運ちゃんの手を探した。




運ちゃんの手が、丸ゴリの左手をつかまえると、



「・・いいものあげるよ」と寝転んだまま運ちゃんが言った。






運ちゃんがいいものっていうとだいたいオナラだから、

またプッと屁でもするんだろうと思って



「えーいいものってまた屁でしょ」と言う途中で運ちゃんがさえぎって

「先に言っておくけど、安っぽいしサイズあれだけど」

「??」
左手の、薬指に冷たいものが触れた。

























指輪だった。


















「ちょっと遅くなったけど、誕生日おめでとう。

金ないからすげー安っぽいやつだけど・・あとサイズ知らないから

でも聞いたらバレちゃうから適当で買ってきたからどうかな・・

ペアリングって、初めてだけど買うの恥ずかしいな!!」



照れ隠ししてるみたいに、私の反応を待たずにベラベラと喋る運ちゃん。




薬指に付けてくれた指輪の冷たさが、まだ現実味を帯びなくて
私は自分で、自分がどんな反応をとるのか全くわからなかった。

「ありがと・・すっごい嬉しい・・・でもぶかぶか・・笑」


どうしてその指に付けるの。

指輪。あこがれてたプレゼント。ずっと欲しかったはずのプレゼント。


でもなんでこんなに幸せと切なさがあふれそうなんだろう。





「ごめんな、ほんと安物であれなんだけどっ・・

でも、喜んだ顔が見たくて。大事にしてとは言わんけど、なくさないで。」




「うん、すっごく大事にするよ。なくさないよ。ずっとつけてる。ありがとう・・」



運ちゃんが泣き虫でいる間、私は泣かないと決めていたというのに

この不意打ちには、泣かずにいられなかった。
どのみち、電気消してたから泣き顔も喜んだ顔も見えないんだけどorz



「おれのもあるんよ。」

運ちゃんはポッケから自分の指輪を出した。


今度は私が運ちゃんの薬指に付ける・・が入らないorz



「ちょっと!2人とも違う指じゃんー!笑」



「いや、買ったときはピッタリ入ったんよ!でもちょっと太ったみたいで・・

 あ、でもホラ小指ならピッタリ入るよ!笑」


私も、薬指にはぶかぶかだったけど
人差し指にはピッタリだった。



きっとまだ、お互いが薬指には早いってことなんだろうなって思ったら
なんだか2人して気が急いてたような気がして、可笑しくなった。






運ちゃんの気持ちが、私に近付いてきてくれている。

逆かな?私が近付いてきてるのかな。









私は、私の人生の許される限り

この人のそばにいることを許される限り
助けていこうと改めて思った。













「自分1人を幸せにするのだって、自分では上手くできない。

でも誰か1人を幸せにするのは、きっと自分1人でもできる。


その”誰か”が大切な人であったら、自分も幸せになれる気がしない?




でもね、大切な人が困ってる時に助けることもできないなら、

大切な人を幸せにすることはできないよ。


助ける方法は、人それぞれで手放すものも、武器にするものも違うけど

その方法が正しいとかどう思うかは、結局のところ自分次第。


だって、たぶん自分でこう!って決めたら周りが何言っても聞かないでしょ?笑」






先輩が連れてってくれた
飲み屋のママさんが言ってた言葉が鮮明に残る。




「アンタは、カタギに自分の正義と思想を貫きゃいいのよ!」




戦いは、まだまだ途中だ!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.07.06 15:14:23


PR

Calendar

Freepage List

Profile

丸ゴリ姐

丸ゴリ姐

Favorite Blog

ひみつがいっぱい +☆himitsu2☆+さん
Emotion Masami?さん
Wincof Space Wincofさん
Jun's World junchikさん
こんにちわこんばん… papikoonさん

Comments

「まり夫」@ Re:遅すぎたあけおめ(01/08) あけおめ!! 新しい車でドライブ目指し…
丸ゴリ姐@ Re[1]:超高級クリスマスプレゼント(12/13) なな3304さん >今からチョコ送って、バ…
なな3304@ Re:超高級クリスマスプレゼント(12/13) 今からチョコ送って、バレンタインには何…
丸ゴリ姐@ Re[1]:別に(11/30) 「まり夫」さん >本当に、運ちゃんはゴ…
「まり夫」@ Re:別に(11/30) 本当に、運ちゃんはゴリさんが、変な(危…

© Rakuten Group, Inc.