これも父の羽織裏から作りました。競馬の馬に優勝カップ四角いのは馬券のようです。
昔の文字で書かれた馬券です。
なんでこんな柄を?と不思議ですが、父もなぜかわからないそうです。
勝負に勝つっていうことでこういうのが好まれたのでしょうか?
とにかく奇抜な柄をなんとかキルトにまとめてみました。
ベージュの三角は昨日のかぶとのキルトの残りの布を使いました。
絹の布はそれほど持っていませんので、とにかく手持ちの布を使い回しです。
絹はきしんでぬいにくく、古い布なので、こしがなくて、ふにゃふにゃ柔らかなので裏から接着芯をあてて補強してから縫っています。
馬券の部分を拡大するとこんなです。昭和16年、阪神競馬倶楽部、弐拾円(円が昔の文字です)SPRING MEETING(英語ですよ、昭和16年は太平洋戦争開戦の年・・まだ敵国語とはいわれてなかったんですね!)などの字が読めます。面白くないですか?
どうしてこういうものを着物の柄にするのか不思議です。なにかご存知の方教えてください。
デザインの奇抜さだけで勝負のこのキルト、長男は馬年生まれなので、長男の誕生日の四月の終わり頃に飾ることにしています
何年ぶりに出してきたでしょうか?息子2人にはそんなの関係ねえ~といわれてしまいそうな冑飾りですけど、この家に来て、一度も床の間に飾ったこともないというのもあんまりなので、出してきました。両親に写真を見せたら喜ぶかもしれません。
でもでも、これのおかげでダンボール6個、押入れ半間ふさがれてきた30年近くの年月・・(涙)
このほかにガラスケース入り人形2個、破魔矢一式もあります・・・(涙)
男の孫が生まれたら嬉々としてこれをプレゼントしたい私です・・・(いつのことか?)