紅い駱駝の掌(TANAGOKORO)

昨日の心岳寺詣りの模様が今日の南日本新聞に掲載されていました

『島津歳久しのび心岳寺参り　鹿児島市吉野・平松神社』

島津歳久をまつる鹿児島市吉野町の平松神社で、戦前は旧暦７月中旬に行われた

「心岳寺参り」が、歳久の慰霊祭に合わせて１８日にあった。県内外から約８０人が参加、標高差約４００メートルの険しい山道に挑戦した

同神社は、歳久の菩提（ぼだい）寺・心岳寺が廃仏棄釈された後に建立された

心岳寺参りの復活は、民話の伝承活動をする「吉野兵六ゆめまつりの会」が中心となり取り組む

吉野台地から同神社に下る参道の一部を復旧、昨年１１月にも実施した

１８日は朝から雨模様で、寺山ふれあい広場を出発した参加者は滑る山道に苦労しつつ１、２時間かけて下り、同神社に到着

横浜市から吉野町の祖父宅に帰省中の矢澤瑛悟君（９）は「疲れたけど、また参加したい」祖父の立元四郎さん（６８）は「地元の伝統として興味があった。敬虔（けいけん）な気持ちで参拝できた」と話した

心岳寺参りはかつて一日に数千人が参詣し、日置市の妙円寺参り、南さつま市の日新寺参りと並ぶ鹿児島三大参りとされていた。同会は１１月にも実施を計画している