カテゴリ:観戦記(三菱水島FC)
【JFL後期第3節】
◇日時 2005年7月16日(土)18:00 ◇場所 鳥取市営サッカー場 ◇観衆 570人 2-1 SC鳥取 4 1 三菱水島FC 2-0 今日の水島FCは、鳥取市営サッカー場(バードスタジアム)でのAWAYゲーム。 応援バスが、人数が集まらなくて中止になり、車の運転嫌いな私としては、本来なら今回はパスなんだけど、次節の桃スタに行けそうもないので9月25日までJFLのゲームとご無沙汰になりそうなのと、中四国随一のサッカー専用スタジアムに行ってみたいと言う誘惑に負けて、出かけることになりました。 岡山市内からは、旧山陽町~旧美作町~奈義町経由で2時間半ほど走り、国道53号を鳥取市街地に向けて北上している、突然、視界の右手に田んぼの中にスタジアムが見えてきます。しかし、スタジアム内及び、周辺では、夕食が確保できないため、もう5分ほど走ってコンビニへ。 で、キックオフ2時間前の16時頃にスタジアム前の駐車場に到着。駐車場は100台収容だけど、いっぱいになったら隣の広場も駐車場になるので、JFLのゲームなら心配はなさそうです。SC鳥取の本拠地が米子市ということで、島根ナンバーの車も、意外にありました。雨がパラパラしていたので、1時間ほど車の中で雨宿り。 さて、17時になったので、スタジアムの入口の前で水島FCのスタッフの方から入場券を受け取り、入口ではマッチデープログラムをくれました。ハガキサイズで10ページで、両チームの予想先発メンバーなどの充実した情報が載っているほか、次回のホームゲームの割引券(200円引き)がついているところに感心します。 スタンドに上がり、まわりを見回すと、本当に田園風景が広がるのどかな場所にあります。人口10万人の都市にこんな立派な市営サッカー専用スタジアムがあるんだから、岡山市や倉敷市は、なんとかなりませんかねぇ・・・。 両チームの選手は、ちょうどグラウンド上で練習していました。そういえば、白いユニホームの水島FCを見るのは、今年、初めてです。 メインスタンドは、傾斜が急で、サッカー専用だからピッチに近く、本当に見やすい。今日は、浴衣デーということで、浴衣を着てきた女性は入場無料ということでしたが、浴衣姿の女性は、思ったほどいませんでした。 炎天下、笠岡陸上競技場で観戦している私たちにとっては、夜風に吹かれながら、サッカー専用スタジアムでの観戦って、なんと贅沢なことでしょうか? それなのに、観衆は570人とは・・・。ホームの米子市じゃなくて鳥取市ということもあるだろうけれど、3連休のナイトゲームで、この人数は,ちょっと寂しい感じです。少ないのは、対戦相手が悪かったからって、ことはないでしょうね?(☆_-) SC鳥取サポーターは、ゴール裏に陣取り、人数は10人あまり。試合開始から終了まで、とぎれなく応援を続けていました。さすがJFLの大先輩ですから、レパートリーも豊富です。ただ、メインスタンドとの距離があり、スタジアム全体の一体感というものが、今ひとつって感じでした。 水島FC側のゴール裏は無人で横断幕も4枚くらい。バックスタンドも開放していたけれど、2~3人いるだけでした。 水島FCサポは、熱血純情派(?)の約5名がメインスタンドの上方に陣取り、大きな太鼓の音と力強い声援を送り、ホームの鳥取サポに決して引けを取っていませんでした。むしろ、太鼓の音は、水島側の方が大きかったでしょうか。 あとは、岡山からかけつけてくれたファンがが20人ほどでしたが、みなさん、応援に手を合わせてくれて、スタジアム全体が中国ダービーという雰囲気で、盛り上がりを見せていたように感じられました。 ただ、ここのスタジアムでは、三菱水島FCのスコアボードや出場選手のボードが、「三菱」となっていたのは、気になりました。できれば、「水島」としていただいた方がありがたいのですが、試合終了後、スタジアムのDJ人は、「水島FC」って言ってくれていました。 さて、ゲームの方ですが、先発メンバーに、檜垣選手、原賀選手など、私にとってはなじみのある選手が名前を連ねていました。他の選手の方々、なかなか名前が覚えられなくてすみません・・・。(^^;; 試合は、キックオフ直後から、DFの渡辺(勇)選手を中心に堅く守り、カウンター攻撃から、左右からの相手を崩し、何度もゴール前まで攻め込むシーンが続き、明らかに水島FCペース。 そして、右サイド奥深いところからのクロスを関根選手が蹴りこみ、キーパーがはじいたものの、そのボールがゴールに吸い込まれて、1点先制!! あまりにも思いがけない先制点で、心の準備ができていなくて、喜ぶまでに一瞬、間があったような気がします。(笑) その後も堅い守備とゴールポストに助けられ、また、何度か決定的なシュートもあり、去年の地域リーグ決勝大会の神がかった雰囲気で、勝利の女神が微笑んでくれそうな期待感につつまれていました。 このまま、前半を終わってくれればと思った37分に、ゴール前でのディフェンスのクリアが小さく、ゴール正面から蹴りこまれ、あえなく同点に追いつかれてしまった。ふぅ~。 さらに、その後、水島FCの不用意なパスが、相手選手に直撃し、こぼれ球を拾われ、最後は、キーパーと1対1となってしまい、逆転されてしまった。 水島FCは、失点直後の失点って、最近、目立つような気がします。 後半、水島FCは、松岡選手投入により攻撃的な布陣で、息を吹き返すと思ったんだけど、一方的なSC鳥取ペースで、ピンチの連続。 水島FCの攻撃は、前半のシンプルなパス回しも消えて、いつもの真ん中での窮屈な細かいパス&後ろ向きのパスが目立っていました。 逆に、SC鳥取にロングボールを水島FCのディフェンスラインに上げられ、なんなくディフェンスがかわされてしまい、何度、キーパーと相手FWが1対1になったことだろうか。そして、何度も相手のシュートミスに助けられた。 まだ、1点差だから、このまま耐えていれば、いつか同点に追いつくと思っていたら、後半24分に、またまた、DFがあっさりと抜かれてしまい、相手FWをフリーにしてしまい、こちらをあざわらうかのようなループシュートを決められて1-3と2点差に・・・。 残り時間もたくさんあったので、まだまだ、チャンスがあると思えるんだけれど、水島FC選手の足が止まってきている。GKの渡辺選手の大きな声は響いているんですけど・・・。 ロングボールを蹴りこまれても、DFに任せたまま、MF陣は足が止まって見ているシーンが何度あったことだろうか。追いつきそうもないボールを追いかけないのは、たしかに合理的なことだと思います。私は、高校野球の精神論者では、ありませんが・・・。 しかし、一見、無駄に見えるようなプレーでも、「おれたちはあきらめていないんだぞ!」という魂のメッセージが、見方の選手を鼓舞し、サポーターにも伝わってくるはずです。 サポーターとしては、格上の相手に、スピードやテクニックで相手に得点されるのは、やむを得ないと感じます。 しかし、不用意なパスミス、そして、相手より先に足が止まっての、失点というのは、なんとかしてほしい。スローインのボールを誰も取りに行ってあげず、何度相手に奪われたことだろうか・・・。 そして、後半ロスタイムに、緊張感のない中で4失点目。 岡山県人は、何事にもあきらめが早いのが欠点と言われているけれど、水島FCの選手は、岡山県人ばかりじゃないでしょう? 素人の私には、戦術のことはわかりませんが、試合に出場できない選手や遠路応援に来てくれたサポーターのためにも、「全員が」最後まで走り続けてほしい。 選手達は、いっぱいいっぱいなのはよくわかります。プロの選手でも、同じようなものです。 しかし、少なくとも戦っている相手チームの選手以上には、最後まで走ってほしい。アマチュア選手のあこがれのJFLの舞台なんですから、1秒1秒を大切にしてほしい。何よりも、自分自身のために。 後味の悪い敗戦でしたが、ゲーム立ち上がりは、水島FCらしさを見せてくれたし、今日の敗戦の悔しさを糧に、次節こそ、桃スタでチーム初勝利をあげてくれるものと信じています。 そして、最後まで熱い応援を続けられたサポの方々、お疲れさまでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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