赤組☆へべれけ観戦記

【ＪＦＬ後期第４節】
　◇日時　　２００５年７月２４日（日）１５：００
　◇場所　　岡山県陸上競技場（桃太郎スタジアム）
　◇観衆　　４３３人
　　　　　　　　　　　０－１　
　　三菱水島ＦＣ　２　　　　　１　横河武蔵野ＦＣ
　　　　　　　　　　　２－０　　　　


　なんだかすごいタイトルになってしまったけれど、その感動を伝える文章力はありません、明日の山陽新聞に期待しましょう！（笑）

　今日は午前中は、鹿児島観光の予定だったけれど、その予定を取りやめ、新幹線を乗り継ぎ、なんとか１５時のキックオフに間に合いました。

　
　スタンドは日陰になって、涼しい風が流れ、快適な観戦環境だけど、ピッチ上はかなりの暑さで、選手の体力の消耗が心配です。
　水島サポは、約１０名。太鼓２つで、大屋根に声援が反響して迫力がありました。
　
　横河サポは約３０名くらいでしょうか？太鼓なしで、スタンドの前方でタンバリンとプラカードをもった選手の関係者と思われる方達が、声援を送っていました。
　その他、スタンドの中段当たりに、コアのサポーターが１０名ほど、大きな声でサポートしていまいた。

　
　さて、ゲームの方ですが、立ち上がりから、いつもの水島ＦＣの動きとは違います。
　中盤から厳しくボールを奪いにいって、パスカットから速い攻撃と、「気持ち」というより「魂」のこもった選手達のハートが伝わってきます。いつもより、声もよく出ており、また、給水もこまめに行っていて、大きなミスもなく、昨年の地域リーグ決勝大会を思わせる出来です。
　しかし、前半２１分、ディフェンスのなんでもないパスが相手ＦＷへの絶好のパスとなってしまい、まさかの１失点。
　失点直後に、またまた、集中が切れて失点を重ねることを懸念したけれど、しっかり守りきり、一安心です。
　
　その後も、水島ＦＣは、コーナーキックからのチャンスや、シュートがゴールポストに当たる不運はあったものの、水島ペースで前半が終了した。

　
　後半４分。いい時間帯で原賀選手が、右からのクロスボールをきっちりとゴール左隅に決めて同点！スタンドからは、大歓声がわき起こり、電光掲示板には、「ゴール！」の表示が・・・。　
　その後も水島が、何度もカウンター攻撃を見せ、決定機が迎えるものの得点に結びつかない。しかし、相手のスピードのあるＦＷの突破を抑え込み、走り負けていない。
　そして、後半３３分、ゴール前からのバックパスをフリーの曽根選手が後から走り込んでのミドルシュートで、２－１と逆転！スタンドの興奮は最高潮。
　しかし、まだまだ残り時間は１０分以上ある。しかし、水島ＦＣは、守りに入るのではなく、果敢に何度も攻撃を続けて、ついに、ロスタイム３分の表示。
　いつも、負けていて、ロスタイムの残り時間が短く感じるんだけど、今日ばかりは、どれほど長く感じたことか・・・。これで追いつかれたら、こころの整理がしばらくつかないと思う。
　しかし、ついに審判の笛がなり、歓喜の瞬間を迎えた。スタンドのファンも総立ちで、拍手を送り続ける。選手もサポもみんなが待ちに待ったホーム初勝利だ！
　
　この瞬間、三菱自動車という企業のチームが勝ったと感じた人はほとんどいなかったでしょう。私たちが応援した岡山のチームが勝ったという事実だけです。

　
　ただ、こんな記念すべき試合に４３３人とは寂しい限り。
　しかし、私の背後に座っていた女性２人連れの「この試合面白いね」の言葉を聞いて、きっときっと、今日スタジアムに来てくれた横河サポを除く約４００人は、岡山サッカーの伝道師になってくれたに違いないと思っています、（笑）

　
やっとやっと、選手の晴れ晴れとした笑顔見ることができました。最後の最後まで気持ちを込めてボールを追っかけてくれました。小柄な檜垣選手が、ロングボールに対して、たとえ届かなくひたむきにヘディングをしている姿が印象的でした。
　ＤＦも渡辺（勇）選手がいなくても、身体をはった見事な守りを見せてくれました。めずらしく、ＧＫの渡辺選手の目立たない試合でもありました。
　
　アナウンサーのＭさんも、試合後のインタビューでうるうるされていましたが、本当に水島ＦＣに関わるすべての人にとって、つらく長い道のりでした。
　これまで負けても負けても暖かく声援を送ってくれていた笠岡市民の方々、いつもいつもイレブンを熱く選手達を鼓舞し続けてきたサポグループの方々、そしてアウェイの地で心強い応援していただいた方々、本当におめでとうございました。
　そして、水島ＦＣの選手、スタッフの方々、感動をありがとうございました。
　１０の負けの悔しさがが１つの勝利で吹っ飛ぶとは、サッカーとは不思議な世界ですね。
　今夜は鹿児島土産の薩摩揚げと芋焼酎で祝杯です。＾＾