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自然素材やエコロジーな建築、街並みの視察などを通してそこから見えてくる様々な環境問題などを取り上げます。トレンドに流されず、浪費生活から脱却し騙されない大人の提言を目指してまいります。
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メリーランド州ゲーセスバーグ群のケントランドは米国東部に多いTND開発(近隣住区開発)され、その後の米国のニューアーバニズム開発にも影響を与え現在の住宅地開発の主流となったものである。TND開発は1920年代モータリゼーションを迎える前の徒歩中心の近隣の顔が見えるコミュニケーションに富んだ開発地がセキュリティーを高め、犯罪に強い街づくりに有効である、そして資産価値向上につながっていたことを参考とした住区開発手法である。そのため、コモン(公園)を囲みように各戸が配置されお互いが向き合い監視の目が働いていると感じる。集合ポストも顧問などにあえて配置することで、郵便物の配達時間に人々が出合う機会を設けたり、縦横配置の住区においても車はバックアレイを通った奥や建物サイドにあるガレージに収納される。前面道路には基本的に駐車は外来者に限られている。車中心の疎遠になりがちなコミュニティーは常に人々が出合い、盲点のないセキュリティーの高い街となっている。お互いの建物は違いがありながら統一されたデザインコードで建てられ単調になりがちな街並みは、窓装飾や欄間、フロントポーチのデザインを少し変えることでワクワクするような印象を与えている。 この画像の街区は、最初の開発地(直近のレポートの街区です。元英国領主であってケントランド全体の大地主ケント氏のマンションと呼ばれる自邸と倉庫のある)が連棟(アタッチドハウス)が多いのに対し、人口の湖(全く分からない自然景観)を隔てた隣の街区で、先ほどのコモン(公共公園)を囲んだ戸建(シングルファミリー)住宅地である。 まずは街区(最初の住宅地)と街区(戸建て住宅地)の間の湖畔の道を通って↓ コモン(公園)に各戸が向き合いコモンを囲うように戸建てが配置されている 左が住宅↓ 右がコモングリーン↓ 各戸建は、背中を向けず南面にこだわらず全ての住宅が向き合って配置されている 昨年の10月末に近い時期であったが、一昨年の同じ時期には、もっと紅葉が色鮮やかであった。 理由は、数日前の大雨と聞いた。近年の米国でも日本同様に気象変動が激しくなっているとのこと。 (つづきます)