投資について
私は今年に入ってから投資についていろいろ考える事が多くなっています。その大きな要因は一時は国債よりも格付けが上だった東京電力の原発事故に始まり大王製紙会長の企業の私物化、堅実経営のイメージの強かったオリンパスの内紛など日本を代表する大企業でこれだけの問題が起こり続けたのは私が投資を始めてから今まではなかったと思います。日経平均も今年の高値よりも大幅に安い水準で推移しており、どちらかと言うと震災後の安値に近い水準にいます。先日も証券会社の営業マンと話しましたが「今は証券会社の営業マンであっても9割以上の人が負けている。」と言っていました。パナソニック、ソニーを始め大手の企業が円高や東日本大震災、タイの大洪水の影響で低迷しているのに対して、それよりも企業規模、財務内容、知名度等の全てにおいて劣っている中小型株の方が株価が堅調であるのもとっても不思議な気もします。一般的には「東証1部上場の大手の会社は安心して投資できる。」が常識なのだと思いますし、「JQなどの新興市場は危ない。」イメージが強いかと思いますが、現在の市場を見る限りこれが当てはまらなくなっています。特に収益が安定してる代表格である電力各社の業績・株価がこれだけ低迷しており退職金を電力株で預金感覚的に運用していた投資家は大ダメージを受けています。これを見ると「日本を代表する大企業であっても株は株なんだ。」と改めて認識しました。プロ野球の世界でも、従来は大企業がチームを保有するのが当然でしたが、ここ10年くらいで楽天・ソフトバンクが参入し、先日は創業してわずか10年ちょっとしか経ってないDeNAが横浜を買収しIT企業がオーナーになってきていますし、これも時代の大きな変化なのだと思います。投資の世界でも従来型の東証1部上場の大企業をメインに投資していた投資家の大部分は含み損を抱えているのに対し、新興市場の優良株をメインに投資している投資家は日経がこれだけ低迷していても含み益を抱えている投資家もおり、投資の世界でも大きく時代の変化が起こっていると思います。私も従来型の投資をしていた部分も一部ありましたが最近は「市場は生き物である。」ことを今まで以上に痛感しており、胆に銘じて投資をしていきたいと思います。なんだか長々と書いてしまいましたがこれからも頑張っていきたいです^^