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カテゴリ:東芝レグザ
私はレグザのハードディスクの録画番組を復旧する代行作業を行っています。
Seagate ELECOM/エレコム 外付けハードディスク SGD-MY030UBK 3.0TB TV&PC用のREGZA録画番組の復旧依頼がありました。レグザでハードディスクが認識しなくなったようです。 さっそくCrystalDiskInfoで確認していきます。 容量を正しく3000.5GBで認識しています。健康状態も「正常」です。 しかしUbuntuでファイルシステムがマウントができませんでした。UUIDは取得できました。 Raise Data Recovery for XFSで録画ファイルが確認できました。しかし、lost+foundフォルダがあります。lost+foundフォルダは、録画番組の修復やREGZA HDD Easy Repair(xfs_repair)を実行して復旧を試みるとできることがあります。録画番組や管理ファイルが、lost+foundフォルダに移動されると認識・再生できなくなります。 さて復旧です。不良セクターがないか、HDD Regeneratorで調べて修復していきます。 結果、不良セクター、遅延セクターはひとつもありませんでした。録画ファイルも確認できたことから、マウント不良の論理障害ということになります。 lost+foundフォルダがあり、一部のファイルの情報が失われています。完全復旧はできませんのでご了承ください。と、依頼者に報告したところ、何割ぐらい復旧可能か判断できるか、仮に2割程度の復旧なら復旧作業は諦めたいと考えているとの意向でした。 そこでlost+foundフォルダだけ先にバックアップしてみました。 ファイル名が失われて移動したファイル数は76個、録画番組は10番組でした。 合計ファイル容量は58.1GB、3000GBに対して約2%です。3TB全部使っていたとすると単純計算では復旧率98%になります。
幸いなことにレグザでの認識に必要な管理ファイル(bid.binとdid.bin)は健在でした。初期化して録画ファイルを入れ直してUUIDを付け直せば認識は大丈夫でしょう。 しかし、録画番組ファイル10個を引いた66個の管理ファイルが失われているので、復旧しても「再生できません。」となる番組や、タイトルがない番組ができる可能性があります。 依頼者からの回答を待ちながら、残りの録画ファイルのバックアップをしていきます。 「復旧率の件は了解いたしましたので、このまま復旧作業まで進めて頂ければと思います。」との指示がありました。ちょうど回答があったタイミングで、録画ファイルのバックアップが完了しました。10時間ぐらい掛かりました。2.285TB(lost+found含む)、422番組(lost+found含まない)がバックアップできました。 UUIDを元のHDDのものに付け直します。 lost+foundフォルダもコピーしましたが、レグザで使用できないので削除しておきます。 これで復旧完了です。 依頼者から「HDDを受け取りました。また、REGZAでの接続・再生確認も問題ありませんでした。番組の殆どが残っており、大切にしていた番組も残っていました。」とのご報告をいただきました。lost+foundフォルダに認識に必要なファイルが移動していなくてよかったです。 私はレグザのハードディスクの録画番組を復旧する代行作業を行っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.05 09:02:26
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