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【送料無料】日本ほど格差のない国はありません！ [ 金美齢 ] 価格：980円（税込、送料別）

ちょっと暇つぶしに図書館にいって、目についた金さんの本を
手に取ってみて借りてみました。
これは親書なのもあり、わりと読みやすく彼女の持論がかかれており、
いろんなところで彼女の発言を耳にしてきたものにするとあまり新しいことは書いてません。

ただ、私はこの方とか日下公人さんの本を読んだりすることで、
かなり日本人としての自覚を持つことができたと思う。
前を向いてぴしっと生きてこられた方なので、厳しい論調に
耳が痛いところもあるが、至って正論で、この方が日本に帰化して
日本のために苦言をしつづけてくれたことには感謝したい。

また私が安倍晋三さんについての見方を変えたのも
この人の発言がきっかけだったと思う。

「私は安倍さんを支持する。あのときはメディアが安倍さんをつぶした」

という一言をきくまで、メディアに特に疑いも持っておらず、
そしてそれ以上に興味もなかったからだ。
夜のニュースを見ると政治のニュースが中心で、
「つまんないなあ」とチャンネルを変えたくなったものだ。


３．１１をきっかけに「政治に興味がない」とか
「政治に期待してない」とかいうことを言う国民自体も
今の日本のおかれる現状に責任があるということをつくづく感じた。


日本国民ということのありがたさは海外旅行などでも
いやと言うほど味わったし、アジアを離れてみると、
アジア人というだけでいやなめにあうことだってあった。

そもそも日本人としてのアイデンティティを意識したのは
やっぱり海外旅行に出始めてからだったなぁ。


この本では日の丸、君が代を否定する日本人もばっさり切っているが、
思えばサッカーのなでしこジャパンの活躍、オリンピックなど
日の丸を掲げる人の姿を多く目にするようになった。


そして、驚くべきは先日の選挙の自民党の最終演説である。
現地に行った方の撮った映像を見ているとものすごい日の丸の海であった。

そして、安倍さん、麻生さんの演説を聴きに集まった聴衆の数はすごかった。


私は別のところで安倍さんの演説を聴いたけど、
そこでは日の丸など掲げている人などはいませんでしたが、
演説が終わって次の会場に移動しようとしている安倍さんに向かって
妙齢の女性が、

「がんばって！メディアから私たちが守るからね！」と

叫んでいるのを目にして大変驚いた。

テレビでしか情報を得ない世代が徐々にいなくなりつつあるのかも。


自民党も必ずしもいいことばかりをやってこなかったし、
今度の政権にも厳しい目が向けられるのは仕方がないことだ。

だけど、一方で正当な評価はせずただ批判だけを垂れ流すメディアはいらない。

日本は日本国民だけのものではない。とか「愚か者」と外国メディアに
笑われていた某首相の恥ずかしい出来事を報道せずにいたことは、
あとでそれを知った私としては非常に不愉快だった。

そして、諸外国にバカにされるような人を首相にしてしまったのは
他ならぬ我々だったことを恥じた。


しかも民主党政権の時は、日の丸をもって民主党本部前を
歩いただけで逮捕されたらしいですからね。


そういや未来の党なんて変な政党が急にできましたが、
私はあのおばさんがテレビに大写しになったとき

「うわー、小沢一郎にはめられてやんの」って思った。

実際、国民の生活が第一で選挙を戦ったとしても惨敗は目に見えていて、
そうすると党首としての小沢一郎は傷を負います。

でもって小沢は裏に隠れることで責任はみんなあのおばはんに行った。
しかも滋賀県議会で追及されまくり。そりゃそうだ。
県政おろそかにして選挙演説に奔走してたんだもの。


しかも未来の党を支持すると間に入ったのが京セラの稲森氏。
脱原発すればエネルギーを他から得ねばならず、
京セラ儲かる方向にもっていけますからね。

今、太陽光パネルも価格競争が激しくなって儲からなくなってるから
国策にして京セラもうけさすっていう意味もあると思います。


ちょっと前に稲森氏の著書が新聞に大々的に広告されていましたが、
あれって半分あの人のイメージアップ作戦かもしれません。
ＪＡＬの再上場もなんだかなぁって感じだったし。


稲森氏は立派な人ではありますが、だからといってそのまま
素直に受け入れることもできませんね。
（しかもあのときは１ヶ月前に原発ゼロは無理と名言してた人だし。）


しかし、日本国民もバカではなかったので、突然
ただ「脱原発」とか「子育て支援」とかしかいいだした
おばさんを選ぶ人は少なかったようです。


私は小沢一郎についてはよくわかりませんが、
少なくともかだ知事は全く支持できませんわ。
滋賀県民ではないのでわかりませんが、滋賀県の評価はどうなんでしょうね。



あ、話がそれました。

金さんの本でした。特にすごいおもしろい本ではないけども、
この方の正論を聞いていると、背筋が伸びますよ。