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テーマ:障害児と生きる日常(4426)
カテゴリ:レイヤのこと
8月30日よりブログ「レイヤのパパ」をはじめました。
以下は、それまでのことを振り返って書いてます。 ------------------------------------------- 29日の夜、私が帰宅すると妻の陣痛が始まっていた。 病院に電話すると「まだしばらく様子を見ましょう」とのこと。 しかし、やっぱり我慢できそうにないらしく、私が運転して病院へ。 ほどなく到着して診察してもらう。 しばらくして、診察室から出てきた担当医が私に説明する。 「子宮が5センチくらい拡がっていますね。今晩中に生まれますよ。」とのこと。 予定日より2週間位早いが、ついにこの時がきたか、という感じ。 私達夫婦にとってはじめての子ども。 おなかにいるときは、元気よく動いていて、激しく蹴るもんだから妻も時々びっくりしたことがあったようだ。 エコー撮影するときは、顔は大抵そっぽを向いていて、ろくに顔が写らなかった。そして隅のほうにいることが多かったようで、よく夫婦で「変わり者」なのかなぁ等と笑い合っていた。 いざ、お産が始まり、私も立ち会うことに。 実は、立会い出産は恐ろしくて、外で待っていようと思っていたのだが、いざ、お産が始まり、助産師さんが「ご主人、立会いますか?」と訊いてきたので、おそるおそる中へ入ってみた。 妻もかなり苦しがっている。 額の汗を拭くぐらいしかできないが、心の中で応援していた。 そして・・・平成17年7月30日 午前2時37分 「おぎゃー!!!」 2772グラムの元気な男の子が誕生。 ほどなく抱かせてもらった。 “自分の子どもかぁ”正直実感はない。 それよりもお産が無事に終わってホッとした。 初めて対面したとき「おやっ?」と思った。 目がちょっと・・・ でも、そんなことは直ぐに忘れ、しばし親子3人の時間を過ごす。 すでに時刻は朝の5時半。眠たい。 私は一眠りするために一旦帰宅。 その日午後に再び妻と我が子に会いに病院へ。 しばらく病室にいると助産師さんが「ご主人何時頃までおられます?」と尋ねてきた。 「主治医がご夫婦にお話しがあるそうです」と。 一抹の不安を抱えながら主治医のいる個室へ。 そして主治医のはなし。 「ダウン症をご存知ですか?恐らくお子さんはダウン症だと思います。」と。 ちょうど、その日近くの大きな病院の小児科医が、ここに来ていたそうで、その先生に診てもらったところ、やはりダウン症でしょう、と言っていた。 「ダウン症というのは染色体の数が・・・」と説明があったがよく分からない。 ダウン症の人をかつて見たことはあるが、それに関する知識などない。 ダウン症って何だ?どうしてうちの子が? これは現実なのか? 親には何と言おうか?・・・etc 妻が妊娠しているころ、よく夫婦で冗談を言っていた。 ミュージシャンにしようか?プロ野球選手にするには金がかかるしなぁ・・・ どの親でも同じことを思うと思う。 しかし、ダウン症となると・・・一体将来はどうなる? 様々なことが頭をよぎる。 病院から帰って1人になるとインターネットで「ダウン症」をキーワードに検索をかけた。 膨大に出てくるHPを見る。そしてため息が・・・ なんでうちの子が?生まれる確率は1/1000ってあるじゃないか。 しかもほとんどが突然変異だって。 うちの子に限って何でまた・・・よりによって・・・ そしてため息。 その晩、HPを次々と見ていてほとんど寝られなかった。 翌日に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月31日 23時35分51秒
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