無題

このドラマに関して、ネット上で論争になってるらしですね。
道理で、この楽天広場でも関連する日記の数が多かったはずだ。
　→スポニチＡｎnｅｘ

反対派の「打ち切り要望」の声がある一方で、「こんな先生も必要」っていう肯定派も多いらしい。


私は、こうして常にドラマに関する感想を書いている人間なので、
一つのドラマとしての『女王の教室』にしか興味はないのだが。。

ネットでドラマについての自分の意見を述べる場を持っている人間の一人として、
ドラマを見ている以上、これについて全く無関心でいられるわけもなく、
そのままスルーするわけにもいかないであろう。。


ってことで。。私はどちらかといえば、賛成派だな。。

反対派の人たちは物事を一面しか見てないような気がする。
プロデューサーが「全話を通じて伝えたいことを理解して欲しい」と言っている様に、
最後まで見届けて制作側の意図を理解して行こうという姿勢が必要じゃないかなぁ。。と。

もし、それがしたくなく、不快感のみ覚えるというなら、見なければ良い。
子供たちに見せたくなければ、見せなければよい。

このドラマが提起してるのことの一つは、そういうことなんじゃないかなぁ？
今の親って、ロクに子供を叱ることができない、
まともに子供を躾けることができないで、
何かというと学校とか、大きな組織任せ。他人のせいにするでしょ？
ドラマを見ないように仕向けること一つ出来なくなっていると。。

前回も親たちが簡単に丸め込まれるシーンが描かれていたように、
親の責任を果たさないままでいると、子供は親の望まない環境に浸かっていくよ！って。。



ドラマの作り方としても好き嫌いは別にして「あり」だと思う。

ターゲットを絞らないで万人受けを狙ったモノなんて多くは成功しないんだよね。
多くの人に受け入れられた作品やキャラクターなんてのは、
もともと特定のターゲットを想定して作られたものが、
意外にも、他の世代にも受けたって場合が多いでしょ？

今の『ドラえもん』を見れば解かるとおり、
原作の初期のドラえもんってのは、
誰からも好かれる優等生なキャラクターじゃなかった。
（家にコミックスありますが。。）
それが時代とともに育ってきた結果が、
昨年度までの大山のぶ代のドラえもんだった。

韓流ブームだってそうでしょ？
もともと、ごく限られた。。30代以上の女性の一部から絶大な支持を受けてた。
その熱狂的な支持層の騒ぎっぷりが凄いから、
マスコミも、これは使えると思って煽る。
そして社会現象と騒ぎ立てられた結果、
認知度が上がり、裾野が広がって巨大なマーケットに成長したと。。
その反面、今でも全く興味のない人、
嫌悪感を抱く人も多い。(私も含めて。。)
それでも社会現象なんていわれるんだ。。

『クレヨンしんちゃん』だって、
多くの親から見せたくない番組なんていわれてるけど、
その反対では映画が文科省推奨なんてことになってる。


だいたい民放連ドラなんてもんは視聴率20％で万々歳。
30％を超えようものなら「怪物ドラマ」なんて言われる。
その時間帯にテレビを見てる人が50～60％だとして。。
まぁ、その１割の5～6％の人から｢すごく好き｣と思われれば、
ブームに発展するんですよ。
その逆の「すごく嫌い」って人の存在も、世間で話題となる為には好都合。
ある程度の人からは反感を買うくらいの作品作りって必要なんじゃないかなぁ。。


ただ7～9時台のテレビ番組のように、老若男女子供全ての人の目に触れる可能性がある場合は、
話題性、収益性だけを狙ったのではイケナイと思う。
そういう点では『ロンドンハーツ』みたいな番組は、もう１時間遅い枠にするべきだとも思うけど。。
今回の『女王の教室』には、制作側の明確な意図（内容は今のところ明らかではないが）、
社会を良い方向にする為の問題提起ってのが、ちゃんと伝わってくるから良いんじゃないかなぁ。。


それを、どういう形で子供に与えるかは、親のあなたの責任ですよ。

情報が散乱する世の中、街中に危険が溢れている世の中で、
子供を育てにくくなっているのは解かりますけどね。。


ところで。。
私は、どんなことにでも良い悪いを論じる姿勢って大事だと思いますよ。
それがなくなると政治とかに関しても無関心に、
自分の意見を言わなくなっていっちゃうでしょ？
こんなドラマ一つに。。って言う意見もあるみたいですけどね。


私は、飽きるまで時間の許す限り、ドラマ鑑賞日記を書いていきます。
『女王の教室』第３話については後ほど。。




→人気blogランキング


　→第３話感想