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カテゴリ:連続ドラマ
さて、
連ドラ最終回週間。 次々と新しい感想が頭を通り過ぎ、 さすがのこのドラマも、脳裏から消えていこうとしているのですが。。 『1リットルの涙』 総括
私は、このところ。。 ここでドラマブログを書くようになってからというもの、 どうも評論家的思考でドラマを見てしまうようになってしまい、 心よりも頭でドラマを観てしまっているんですが。。 久々に、そういう頭で理解しようという感覚を失わせてくれ、 ほぼ無条件にドラマの描写を受け入れる態勢になってしまったのが、 この『1リットルの涙』というドラマでした。 事前の期待度1位であったが、 特に根拠があったわけでもなく。。 ただなんとなく、1位にしてみただけなので、 実際、ここまでハマってしまうなんてことは、全く予想だにしなかったことである。 じゃ、何故このドラマに、そこまで没頭してしまったのか? そんなもん、わかるわけないでしょ?と言いたい所ですが。。 そうもいかないドラマブロガーの宿命。。 多少こじつけでも理由を探していかないといけないわけで。。 やっぱり、感情移入のしやすさだと思うんですよねぇ。。 このドラマの主要な登場人物の行動というのは、 自分がこういう不幸な状況になったら。。 「こうするだろう。」という行動をとるのではなく、 「こうでありたい。」という言動をとってくれる。 これって、ドラマを楽しませるために実は大事だったりするんですよね。 「こうするだろう」って言動をしてくれた方が、 リアルに感じられて、実際の自分に近いのだから共感できそうな気もするんですけど。。 「こうしてしまう」自分っていうのは、傍からみると、結構嫌悪感を抱くもんなんですよねぇ。。 「わかる、わかる」と思いながらも、「それじゃダメだろ!?」って拒否反応の方が強く出てしまう。 視聴者は、やっぱりドラマでは夢を、希望を叶えて欲しいんですよねぇ。。 っていっても高望みだと、また別の嫌悪感が出てきてしまうわけで。。 不幸の身の上でも、 自分のいる状況のなかで、精一杯前向きに生きていく姿っていうのは、 自分では変えようもない状況的には、 いまの自分の方がマシだな。。と思いながらも、 自分で何とかしようと思えば変えられる自身の行動的には、 自分はもっと頑張らなきゃいけないな。。と思わせてくれる。 下から、そっと背中を押してくれて、 上からも手を差し伸べてくれるようなドラマだったのではと。。 あいかわらず脈略のない文章ですみません。。 総括的なものを書こうとすると、 考えが次から次へと浮んできて、 でも、それを整理して文章にするのが苦手な。。 というか、メンドクサイんで。。 出てきたまんまを、そのままUPしてしまうという。。 ま、いいや。。 それが私の日記の持ち味だ。 ドラマに対して冷静になったついでに苦言も少々。 残念なのは、時折見せた過剰な演出。 一度目はクラス全員で、亜也を送り出す『3月9日』も大合唱。 そして、最終回、まさにラストシーンの一周忌。 最後の最後で、あれをやってしまったのは痛い。。 そして、木藤亜也さんと、ドラマ中の亜也の描き方の問題。 このドラマの亜也は、苗字を「池内」としたことからも、 原作者である亜也さんとは別人であるということ。 なのに、毎週エンディングで流れる実際の亜也さんの写真は、 純粋にドラマとして楽しんでいる私には、ちょっと余計だった。 実際の亜也さんについては、このドラマを見て関心を持った視聴者が、 自分で原作を読むなどの選択をすればいいわけであって。。 ドラマから現実に引きずり出される感じがして嫌だった。 気になるキャストは。。 池内亜也(沢尻エリカ ) これが連ドラ初主演とは思えないほどの見事な存在感を示してくれた。 沢尻エリカちゃんは、今後、出演作品に恵まれることであろう。 新たなヒロインがドラマ界に生まれたことは、非常に喜ばしい。 亜也という劇中の人物については。。 普段の私だったら、こんな前向きなんてありえない。。って言い出しそうなんだけど。。 それだけ、よく出来てたドラマだったんだろうなぁ。。 本来は、脊髄小脳変性症という病気と向き合う亜也の姿を見て、 もっと、現実に、その病気に苦しむ人や、他にも色々背負った人たちのことを考えていかなくてはならないのかもしれない。 そういうキッカケを意識しての毎週のエンディングでの亜也さんの写真だったのかもしれない。 でも、それが出来なかった。 ただ感情的になってしまった。 麻生遥斗(錦戸亮) 悩み苦しみながらも、最終的には理想的な行動をしてくれる、このドラマの登場人物たち。 そのなかでも、一番感情移入しやすいキャラだった。 錦戸君。 山下、亀梨、赤西と並んで、新世代ジャニーズの看板としての地位を確立したかな。。 池内潮香(薬師丸ひろ子) この潮香をW主演的ポジションにしていることで、 より多くの世代の共感を得られたのではないかと思う。 クドカン作品と相性が悪い私は薬師丸さんの演技は久々だったが、 陣内さんとの夫婦役、ぴったりだったな。。 池内瑞生(陣内孝則) 放送前の心配は杞憂に終わった。 陣内さんならではの、はじけた演技が、辛い物語の中での光の部分の軸になっていた。 池内亜湖(成海璃子) 劇中で、もっとも成長したのが亜湖だったかな。。 亜也の病気が解ってからは、一度も後ろを向いてないんだよね。。 成海璃子ちゃんも、『瑠璃の島』の次として最高の役をもらったな。。 水野宏(藤木直人) 前クールの『エンジン』では最低男だったけど。。 役者は役で決まるねぇ。。 『救命病棟24時』の進藤先生とは別の意味でスーパーDr.だった。 以上。 誰かが絶望に塞いでいても、 他の誰かが、手を差し伸べてくれる。 ドラマ全体を通して、常に希望を与えてくれるドラマ。 そんな作品だったかな。。 頭で考えないで観ていただけに、上手く言葉にできなかった。。 →人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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