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テーマ:大河ドラマ『天地人』(392)
カテゴリ:大河ドラマ『天地人』
あいつが悪い。
家康の狙いは三成。。 秀吉の失政をすべて三成に押し付け。。 慶長4年(1599) 閏3月3日。。 福島正則、加藤清正ら武功派の豊臣の配下の武将が、 石田三成討伐の兵を挙げる。。 三成はイチかバチがと、 徳川家康の屋敷に逃げ込もうと。。 その報せは上杉家へも。。 大老同士の諍いは御法度。 兼続の策とは。。 兼続は淀殿に会い、 「なんとしても治部少を救いとうございます」と頭を下げる。 家康は逃げ込んできた三成の処遇を思案する。 そこに淀からの使者。。 先回りして。。三成を救ったことを賞賛。。 使者は大国実頼。 家康は三成と会い、 家康は、その騒ぎの収め方。。 居城の佐和山への蟄居? 「あとは、この家康に任せるがよい」と。。 しかし三成は「公平ならず!」と、 正面きって反論する。 しかし。。 やはり家康は大狸。。 「所詮、そなたには人はついてこぬものと知れ!」 家康は三成を蟄居に追い込み、 自らは伏見城に入り、 秀頼の執政として豪腕を。。 兼続は、それに対抗するために毛利輝元に。 大老らの合議の席。 前田利長の処断を勝手に決める家康。。 その席で輝元は異を唱えるが。。 あっさり、家康は交わす。。 そして「石田治部少も、わしの暗殺を企てておった」と。。 更には直江兼続までも糾弾する。。 「お控えあれ!」と景勝は一喝する。 「我が家臣に、そのような不埒者、一人もおりません」と。 そして座を立ち、家康の真正面に。 「よもや、太閤殿下のご遺言に」と、 家康に正面対決。 兼続も言葉を繋ぐ。 「天下は、ただ一人のためのものにあらず!」 それに家康は更に。。 「上杉殿は会津に国替えしたばかり。 ここらで帰国されてはいかがかな?」と、 邪魔者を追い払う算段。。 景勝もキレて帰ろうとする。。 それを止める兼続。。 家康の独走を許してはならぬ。。 しかし景勝は、家康の挑戦であることを知って。。 戦う覚悟。。 兼続はお船に。。 お船は「間もなく中秋の名月。 心穏やかであれば、良き思案も浮んできましょう」と。 久しぶりの夫婦の時間。。 「いつも苦労ばかりさせて、すまぬ。。」 兼続は秀秋に帰国の挨拶を。 秀秋は、上杉が帰ったあとが心配でならない。。 「景勝、必ず、また生きて会おうぞ! 兼続、そなたもじゃぞ!」と。 景勝は帰国の触れ。 しかし菊姫らと、留守居役を残す。 こちらからは仕掛けぬ証のため。。 「では、参る」 兼続は1人、軍を離れ、 近江佐和山の三成を訪ねる。。 初音が。。 坊主頭となった三成は、 毎日、草鞋を編んでいる。。 三成は兼続に「帰れ」と。。 「今の俺には、何の力もない」と。。 「天下の知恵者・石田三成よ」と兼続は語りかけ。。 隣に座る。。 「おぬしの草鞋は下手じゃのぉ」 兼続は一緒に編み始める。。 「殿下が何故、あれほどお前を欲しがったのか。。 お前には人がついてくる。。 お前の言うことなら。。 その力こそが、豊臣の力となる。。」 三成は自分の人望のなさを嘆くが。。 「違うな。。」と兼続。 情に疎いが私利私欲がなく。。 いくら主のためとはいえ、誰にでも出来ることではない。 「それほどまでに優しく強くもなれる男だ」と。。 合戦では、ここが一番擦り切れる。。 自らの合戦の意志をさりげなく。。 「兵達に履かせてやるのだ」と。。 三成に蜂起を促す。。? 「やるからには勝たねばならぬ!」 そして密議。。 石田三成と直江兼続。。 家康のもとには豊臣武功派が。。 10万の大軍。。 その目が会津に引き付けられたとき。。 そこに石田三成が。。 地の利を盾に会津にやってきた家康を必ず打ち破る。。 三成と兼続の軍略。。 上方の三成と、会津の上杉とで、 家康を抑え、共に天下を守れと。。 秀吉の遺言。。 「お主にしか出来ぬ!」と兼続は三成に。 兼続は会津にて徳川と伊達・最上との間にて楔を打つ。 「我が役目、必ずやり遂げて見せよう!」と三成。 三成は兼続に握り飯を振舞う。 島左近と初音も同席。 もしも、この国の安寧を。。その先は。。 兼続の頭の中の天下泰平。。 三成は船で旅をしてみたいと。。 そして、共に迎えた夜明け。。 「必ずや、また会おうぞ」 「おう! 必ず」 直江兼続と石田三成。 重ねられた手。。 (これが、兼続と、三成の今生の別れでした。。) 家康は大坂城・西の丸へ。。 自らの天守閣を作らせた。。 前田利長は母まつを家康への人質とし臣従。。 そして。。 家康の目は会津・上杉へ。。 2009年大河ドラマ 『天地人』 第36回 「史上最大の密約」
家康の正義が一切見えてこない。。 それが一番の不満なんですが。。 ハッキリと兼続サイドからの物語を構成することに徹してるので。。 これは、これでいいんだろうと。。 先週からの秀吉の死、利家の死→家康の専横、三成、上杉を退陣へ。。 という関ヶ原へ向かう流れは、 しっかりと歴史通りに作られているわけで。。 ホームドラマ的な部分を必要最小限に抑えていますしね。。 まぁ、佐和山での兼続と三成の密談も、 ある意味、ホームドラマですけどね。。 こういう描き方は嫌いじゃないです。 直江兼続、石田三成、そして上杉景勝が、しっかりとカッコイイですしね。。 毛利輝元なんかより、徳川家康のほうが、 一枚も二枚も上手であることも表現できているし。。 家康にとってプラスは、それだけですけどね。。 戦国最強の狸爺っていう。。 三成、兼続による大狸成敗大作戦って感じですね。。 でも。。 家康と三成、家康と上杉の火種は一応、描かれたとして。。 福島ら武功派と三成の対立は、 関ヶ原前に、もう少し描いとくべきだったと思いますが。。 三成を正義とするために馬鹿代表の福島正則だけがクローズアップされていて。。 加藤清正とかを全面に出せなかったんですねぇ。。 次回、第36回「家康への挑戦状」。 草鞋、編みましたねぇ。。 昔、小学校で。。 楽天広場テーマ『龍馬伝』 →人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.06 21:01:21
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