当たり前を疑え!




レビューを作ったり、パソゲー雑誌の紹介文を読んでいたりすると、ふと考える事があるんです。
それは何かと言うと、「情報の圧縮って難しい」って事です。
誰でも、自分の知っている情報や体験談を思うままに ただ なんとなく書く事は出来るでしょう。
文字制限なしで、自分の好きなとおりに書きつづれば良いわけですから。
しかし、その情報のニュアンスを崩さずに、かつ、少ない文字で伝える事はどうでしょうか?
自分の知っている情報は、当たり前と思える情報となってしまいます。
あなたが「すでに自分は知っている」という状態であるが故に、ですね。
つまり、ここは削っても差しつかえないと判断し、削除してしまうと、
他の人にとっては意味不明な文になってしまう事がありえるのです。
例えば、突然「田中さん」とか「ユキさん」とか言われて、誰を思い描きますか?
芸能人関係、友達関係、ゲーム関係、アニメ関係などなど、色々思いつきますよね?
ちょっと大げさすぎる話ですが、そゆことです。
つまり、私の想定する「田中さん」「ユキさん」をイメージしてもらえるような表現方法を用いないと、
コミュニケーションとして成り立たないわけですわな。

しかし、説明しすぎて、まとまりがなくなると、
逆に何を言いたいのかが分かりにくくなる事もあります。
もしくは、見る側の人が途中で見る気をなくして投げ出してしまう事もあるでしょう。

ついでに、欲張ってもう一つ付け足しておくと、
専門用語はあなた以外の人も分かっていると思っていると、失敗してしまう事もあるでしょうね。
専門用語と難しく考えなくても、自分流の略語とか、呼び方とか、ですね。
例えば、近所の友達の事をあだ名で親に話しても 伝わりづらい、ってのが分かりやすいですかね?

ん~、バランスを上手く取るのは難しい事もありますが、物を書く時の参考になれば幸いです。
結局、その辺に気遣いが出来るか出来ないか、それが文才・話術の才能なのかもしれませんね。
で、このまとまりのない考え事を題するとすれば、「あなたの『当たり前』を疑え」って感じカナ。


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