第423回「たった一度だけの人生」A Life,Re Start.
とても悔しく思った。それは今夏、再就職活動の目標と していたフォークリフト運転資格取得でのことである。 しかし後から思い返すと、これも自分の短所に思い知らされた。それは、最後の油断である。実技試験も終盤・・・心の声。 ・・・あと少しで終わる。ここまで完璧にこなした。もうこれで大丈夫。と、心の中で叫んでいた。実はこのとき、自分のしたミスに気付かないまま、これで合格は間違いないところまで進んだと。そして、 ・・・あとは元の位置に普通に戻るだけを残すのみだっ。もうこれで試験さえ終えれば家に帰るだけだ。終わりだぁ!終わる万歳。・・・と。 試験はあともう少しだけとやり過ごそうとしていた。小生の最後の詰めの甘さ、最後の最後まで注意ができなかった優柔不断の性格がここでミスを出てしまったわけである。 ・・・その結果、100点満点のうち、10点減点の90点。なお、合格点は70点以上なので合格は合格である。 何が悔しいかいうと、今回一緒に受講したメンバーはとても優秀なチームだったらしく全員が100点満点がとれると講師の方が絶賛していたから、小生としてはなんとしても100点満点で合格したかった。実際に小生以外のメンバーはみごとにみんな100点。中には100点以上のプレミアムだったけか100点プラス以上の者が数名もいたくらいの結果であった。 つまり自分ひとりだけが100点が採れなかったわけである。気持ちよく全員で100点でした。で終わりたかったのである。自己中心的に考えると、自分ひとりが100点が採れず、講師の方とみんなに申し訳なく感じたのだ。そう思うのは自身だけなのだが、なんとなくそうみんなも思っていただろうなぁと思えば思うほど自分では珍しく、口惜しい!と思ったのである。 しかし思った。この失敗は何か意味のあることだ。きっとこのミスは、この先絶対に忘れることのないように。もしスムーズに何も失敗なく終わったら、本当の作業の時に、これを忘れて事故を起こすことになるかもしれない。そんなことにならないようにするために、この操作・手順でミスをしたことで絶対に忘れないということを心に刻むことになったのだ。(必ずフォークリフトを運行するときは、フォークを地上から10センチメートル以内程度に上げ、リフターは一番手前にして走行。つまり重心をフォークリフト本体中心に保ち走行する、安全確保の状態にして走行しなければならない。されを小生は忘れて、フォークを上方に上げたままにして走行してしまったのである。(画像は出典元不明、インターネット画像検索)正しき走行時のフォークリフト(ご安全に)である。(画像は出典元不明、インターネット画像検索)