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**************************************************************** 『泣いて笑って漫才人生』 内海好江 ***************************************************************** 最近は講演の仕事が、結構あります。 そのきっかけとなったのは、 東京の上野にある下町風俗資料館から、 浅草の話をしてもらいたいと頼まれたことでした。 若い人にはどうかと思いましたが、 生まれ育った浅草の昔の風景や出来事、 悲惨な戦争体験などをまじえて話しました。 それから一年ほどたって、 また下町風俗資料館から同じような依頼があったときのことです、 会場には、十三、四歳ぐらいのガールスカウトの子どもさんたちも来ていました。 講演を終えたあと、その中のひとりの女の子にサインを頼まれたんですが、 「ごめんなさいね、今ここでサインはできないの、あとで書いて送りますからね」 といって、その日は別れました。 その場で書いてあげられればいいんですが、 満足に学校にいけなかったものですから、 サインペンですらすらと上手に書いてあげられないんです。 サインを頼まれたときは、あとで書いて送るようにしています。 そのときも講演のあと家に帰ってから、 きちんと色紙にサインをして送ってあげました。 すると、しばらくたって、その女の子からお礼の手紙が届きました。 礼状を書くというのは当たり前のようでも、なかなかできません。 親御さんが、しっかりしているんでしょうね。 その礼状には、次のような言葉が添えられていました。 「いつも明るい好江おばさんが、涙を流しながら戦争のお話をしていましたが、 本当に戦争をやってはいけないということを、おばさんのお話を聞いてよくわかりました。」 若い人に戦争の話はどうかなと思っていたものですから、私の言いたいことが 伝わったことを知って、とても嬉しく感じました。 今でもそのお嬢さんからは、年賀状が毎年届きます。 このごろは、『泣いて笑って漫才人生』というテーマで、人生の悲喜こもごもの話をよくしています。 本業やテレビトークとはまたちがった角度から、多くの人に語りかけることで、私自身も勉強になりますし得がたい体験もさせてもらっています。 ************************************************************************************************************************************ この著書は、かなり前のものですが、書棚の隅に隠れていたのを見つけ出し また読み返しております、年配の方でしたらご存知かと! 漫才師とはいえ、「気遣い,心遣い」と真摯な姿勢は、非常に好感的です、 私は今年、54になります、何か、母親のような感じをもっています、 また次回、彼女の『こころ』『人とは!』・・・について紹介いたします。 ではまた、グッドラック! ***************************************************************** [goodな本の気づき]カテゴリの最新記事
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