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カテゴリ:初音ミク龍騎
初音ライダー龍騎 第24話 「Ouja's counter」 ミク、レン、KAITIOはリンの病室を訪れた。しかし、病室にリンの姿はなかった。 KAITO「どうなってんだ?」 ミク「まさか・・・誘拐されたんじゃ・・・」 KAITOがリンの行方を勘ぐる中、ミクは可能性を上げてみた。自分で動けない以上、そうとしか考えられない。そして、犯人はライダーで間違いない。 レン「探そう!手分けして!」 レンは2人にリンの捜索を提案し、すぐに実行に移す。 MEIKOは駅から出てきた。医者の勧めで診療所に留められ、気がついたら電車が動いていない時間にまでなっており、ほとんど入院に近い形で1晩を過ごした。 MEIKO「・・・まさか1日も足止めされるなんて・・・」 MEIKOが受けたベノスネーカーの毒は医者が1日けて調べた結果、その医者の知る医学では解明できなかった。故に対処法がなく、どうすべきか分からない。だが現状、MEIKOの体には特に異変等はない。それよりもリンを助けるべきだ。MEIKOはそう思い、再び足を動かす。 そんな矢先、MEIKOはミラーモンスターの気配を感じた。MEIKOの目の前で、百貨店のガラスからデストワイルダーが出てきて近くを通る子供に襲い掛かった。 MEIKO「危ない!」 MEIKOはデストワイルダーの正面に飛び出して子供を守る。MEIKOは子供に逃げるよう促して子供を逃がした。その後、デストワイルダーもミラーワールドへ引き上げる。代わってデストワイルダーが引き上げたガラスの先にはタイガの姿が映った。MEIKOは痺れる脇腹を押さえつつもタイガを見てカードデッキを取り出し、Vバックルを呼び出す。 MEIKO「変身!」 MEIKOはポーズの後、カードデッキをセットし、ゾルダに変身してミラーワールドに入っていく。 ミラーワールドではタイガが待ち受けていた。 MEIKO「あなた・・・何だってあんな事を!?」 がくぽ「・・・手合わせ願おう。」 ゾルダは子供をモンスターに襲わせるタイガに怒りを覚える。だが、タイガはそんなゾルダの問いかけを無視し、ゾルダにデストバイザーの切っ先を向け宣戦布告する。 そして、タイガはゾルダに斬りかかる。ゾルダはタイガの斬撃を回避しつつ、距離を取ろうとする。だが、タイガは素早く間合いを詰め、ゾルダに有利な距離を与えまいとする。 ゾルダは距離を取るためタイガの足を蹴り、その隙に後退してマグナバイザーを撃つ。そして、タイガが怯んだ隙にゾルダはマグナバイザーにカードをセットする。 「SHOOT VENT」 ゾルダはタイガに向けてギガランチャーを撃つ。タイガは素早く横に動いて砲撃を回避していく。ゾルダはタイガが自分から離れていくのを見てギガランチャーを置き、マグナバイザーに別のカードをセットする。 「FINAL VENT」 音声の直後にマグナギガが現れる。だが、直後にタイガもデストバイザーにカードをセットする。 「FREEZE VENT」 MEIKO「!?」 ゾルダがマグナバイザーをマグナギガにセットし、トリガーを引く。だがマグナギガから火器は発射されず、トリガーを引く手応えも感じない。 タイガが再びゾルダに斬りかかってくる。ゾルダは「FINAL VENT」が封じられたことを悟り、マグナバイザーを構える。だが、タイガは地面に向けてデストバイザーを振り下ろす。土塊が飛び交い、ゾルダは土礫で視界を遮られた。その隙にタイガがゾルダの脇腹に向けて斬撃を入れる。 MEIKO「うっ!」 ゾルダは以前ベノスネーカーにやられた古傷を斬りつけられ、倒れて転がっていく。 がくぽ「中々の戦いぶりであった。最期は我が奥義で葬ってしんぜよう。」 タイガは勝ち誇りつつもゾルダの戦いぶりを賞賛し、デストバイザーにカードをセットする。 「FINAL VENT」 MEIKO「ぐっ!」 ゾルダはデストワイルダーに頭部を掴まれ、地面を引きずられていく。その先ではタイガがデストクローを構えている。しかし、思わぬ不意打ちを受けた。どこからともなく現れたライアがエビルウィップを振るい、タイガに電撃を叩き込んだのだ。 KAITO「らあッ!!」 がくぽ「うおっ!?」 タイガは予期せぬ伏兵の一撃で思わずよろける。その一撃の後ライアはエビルウィップをしならせ、タイガと距離を置く。一方ゾルダはデストワイルダーに銃撃を入れ、その拘束から逃れた。 がくぽ「・・・魔が差したか。今回は退いておこう。」 タイガはライアの乱入と、「FINAL VENT」が破られたことで状況不利を悟り、その場から撤退する。 タイガが撤退したことを確認したライア=KAITOもまたミラーワールドから脱出し変身を解いた。 KAITO「めーちゃん!?」 KAITOは建物の近くでよろけるMEIKOを見つけ、その側に駆け寄った。 KAITO「何でここに・・・ってか何してたんだ?」 MEIKO「・・・何でもない・・・ちょっと飲み過ぎただけ・・・」 KAITO「ちょいとって・・・」 KAITOはMEIKOに肩を貸す。確かにMEIKOから酒の匂いはする。しかし、妙に身体が熱いのを感じた。 KAITO「めーちゃん、熱があるんじゃないか?」 MEIKO「・・・え・・・?」 KAITOはMEIKOの額に手を当ててみる。確かな熱を感じる。よく見れば顔も赤い。 MEIKOは意識が遠のき、力が抜けてグラっと倒れ込む。 KAITO「めーちゃん!?」 KAITOは倒れ込むMEIKOを支え、「ボカロ荘」へ連れて帰る。 一方、ミクはルカがリンを連れ去ったのではないかと思い、ルカに当たってみようと考えた。 ミク「ルカさん!」 ルカ「あら、ミクちゃん。」 ミクはルカの勤務する「JTC」オフィスの社長室を強引に訪ねた。 ミク「ルカさん、リンちゃんをどうしたの?」 ルカ「・・・連絡も無しに来るなんて無粋ね。まずは女性らしく、おしとやかに御覧なさい。」 ミク「・・・ごめんなさい。でも!リンちゃんが!」 ルカは焦って息を切らすミクを見苦しそうに見やり、「女性らしく」あるよう促す。 ルカ「・・・随分困窮しているのね。それじゃ、条件を1つ。彼と戦って勝ち残れたら、考えてもよくてよ。」 ミクはルカが目を向けた方向を見やる。その先にはレンがいた。 ミク「レン君!?」 レン「・・・」 ミクはルカに指摘されるまで、レンがルカの傍にいることに気付かなかった。 ルカ「ガラにもなく興奮するから、目の直下の石コロにも気付かないの。よろしい?」 レン「・・・誰が石コロだ!」 ルカ「ふふ、あなたたち、どうやら目的は同じなのね。私も忙しいし、あなたたち2人が殺し合って生き残ったの相手をしようと思う。」 ルカはレンの激昂を無視して、2人に戦いを促す。 ミク「う・・・」 レン「・・・」 ミクとレンは互いに目をやるが、いざ「殺し合い」となると、どうしても気が退く。 ルカ「・・・相変わらず、じれったいのね。」 ルカが痺れを切らしにぼやいた直後、ベノスネーカーがミクに、メタルゲラスがレンに襲い掛かる。 ミク「きゃっ!?」 レン「うッ!?」 ミクはベノスネーカーに巻きつかれ、レンはメタルゲラスに胴体を掴まれる。その最中、ルカは仮面ライダー王蛇へと変身していた。 ルカ「ククク・・・これで戦わなければ、死ぬのは自分たち。それでもまだ戦いたくない、など言えるのかしら?」 ミク・レン「!?」 ルカ「よく御覧なさい。」 王蛇は2人に指摘する。よく見ると、ミクの喉元にはメタルゲラスの角が、レンの喉元にはベノスネーカーの尻尾先が突きつけられていた。 CONTINUE THE NEXT TUNE お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年05月28日 01時11分37秒
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