テーマ:政治について(19781)
カテゴリ:政治・平和
朝日新聞07.5.18 夕刊より フィリピン人元慰安婦の中でただ一人、「アジア女性基金」の受け取り拒否したトマサ・サリノグさんが4月6日亡くなった。1942年、13歳の時、自宅に日本兵が踏み込んだ。娘を連れ去ろうとする日本兵に抵抗した父はその場で首をはねられた。 それから約2年、鍵をかけた部屋などで何人もの日本人に強姦された。逃げ出しても別の日本兵に捕った。家族は父だけだったので戦後、身寄りも財産も無く苦しい生活。強姦の記憶から結婚できない元慰安婦は多い。彼女も同じ。私の友人でも商売の女性もいたでしょうと言う人がいるがたとえいてもそれで日本軍の罪が消える訳無い。トマサさんが13歳だったように性病を持たない子供が狙われたのだ。韓国人、オランダ人、フィリピン人…。現在もエイズを恐れて子供を買うという。それが自分の子だったら許せるだろうか。 トマサさんは日本政府に対する保障請求訴訟の原告となり敗訴。私は恥ずかしい。「正義は私の手をすり抜けた」と嘆く彼女を支えたのが日本の支援者。 3月、安倍首相は「慰安婦に強制性はなかった」と発言。彼女は「正義がなければ世界の平和は実現しない。」と正義の実現を求める手紙を首相に送ったが直後に死去。 軍隊は国民を守らない。戦争には強姦がつきものだ。歴史を学べばわかること。過ちを認め二度とくり返させたくない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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