カテゴリ:演劇・ミュージカル
宝塚といえば「ベルばら」初演時は劇画ファンのお気に入るかどうかとか、長谷川一夫が演出するとか社会現象となった。それより少女漫画に歴史大河ドラマ、しかも主人公は自分の意志で生き方を決めるキャリアウーマン、と言うのが時代にアピールしたのだろう。池田理代子先生は素晴らしい人物を造形したものだ。 私が初めて生のベルばらを観たのは花組の大浦みずき、残念ながら彼女の役はフェルゼン。オスカル姿は雑誌歌劇で観ただけ。似合うのになあ。彼女は何でも上手い、メーク、ダンス、芝居、歌、誰にも真似が出来ない、舞台に登場すると一瞬に彼女の世界、玉三郎と同じだ。宝ジェンヌの憧れの人。ニューヨークなどの海外公演も多くデートリッヒの再来とうたわれたりした。ダンスはフレッド・アスティアの如く流れるエレガンス。 ちなみにそのときの2番手の朝香じゅんも私の贔屓。巡り会わせが悪くトップになれなかったが山本周五郎原作の「ちいさこべ」の舞台化の主役など抱擁力が素晴らしかった。 雑誌歌劇で扮装したマリーアントワネットの美しさ!口跡も良かった。本来の役はアンドレだった。 ベルばらの初演は後のテレビ放送で鑑賞した。続 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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