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カテゴリ:映画
「ヘアスプレー」の冒頭、ヒロインの女子高生トレーシーが目覚め、「オッ、オッ、オッ」とチャーミングな声で「グッドモーニング・ボルティモア」を歌いもう楽しさ全開o(^ー^)oワクワク 2002年にブロードウェイで初演された時、ヒロインが太った女子高生で黒人差別、容姿による差別への闘いを描いていると聞き感心したものだ。ミュージカル最優秀作品賞受賞。 ブロンドでスリムというのがもてはやされる社会でトレーシーのママも肥満体で引きこもりになってるという設定。ママ役は舞台でも映画でも女装した男優が演じる。蜷川さんもよくやるがアメリカの場合は別の意味をもたせているのだろう。 私も小4から高2まで人が振り返る肥満体だったので気持ちはわかる。いじめや差別に敏感なのも太っていたから。 トレ-シーは太ってる上に当時流行の大きなヘアスタイルをスプレーで固めているので余計顔が大きく見える。だから地元のテレビ局のダンス番組のオーデションに行っても即、はねられてしまう。 (でかいヘアスタイルについてジャックリーン・ケネディもコレで遅刻するとか言う話も出てくる。テレビ番組のスポンサーがヘアスプレーの会社なので番組で掛けまくるが「科学物質だから、やめて」という台詞もある。 丁度「世界10月号」で有害科学物質に汚染された社会を生き抜くという記事を読んだばかり。身につまされる話。病院、道路、地下鉄、化粧品店、自宅どこでも汚染されているから辛い。子供の頃の布地屋、新築マンション見に行くと目がチカチカ苦しくてたまらなかった。) でもヒロインは同じ高校の黒人生徒からパワフルでメチャかっこいいダンスを習得しているのでテレビ局部長の差別主義者の元ミスボルチモアの反対押し切って採用される。ミシェル・ファイファールの凄み、ファッション、いいですよ。 トラボルタのママとウォーケンのパパのヾ(^-^)ゞヾ(._.)〃ヾ(^o^)ゞヾ(._.)〃ダンスダンス♪ウォーケンもベテランなのでアステアみたいで素敵。 ブラックガールズや「シカゴ」のクィーン・ラティファも迫力ある上手さ。 ヒロインの恋人役のエフロンも可愛い。 皆派手なかつらにドレスがお洒落でそれでダンスするから楽しい。 ヒロインの出る公開番組は黒人は月1回しか出られずしかも白人とは別コーナー!そこで差別だと立ち上がる。舞台版ではヒロインは逮捕され留置所に入れられてしまうのだが映画版は逃げまくる。「ニグロ」と言ってるのに字幕は「ブラック」とちょっと違和感だけれど。原作がいいので充分笑い楽しんだ後に今もある差別に気ずくのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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