カテゴリ:読書
園芸と犬猫お好きな方にお勧めの本です。 数年前、刈谷市美術舘に筧忠治展を鑑賞に行った。 名古屋地方気象台勤務だったこの方の事は全然知らなかったのですが新聞に紹介された自画像や母の絵の強烈な迫力にひかれて車を飛ばした。 着いたら入り口になんと 玉三郎から贈られた胡蝶蘭が飾ってありうれしかった。玉三郎もさすがと、うなってしまった。 あとで自画像が玉三郎丈の実父に似ているのでお買い上げとか。 近所の画廊で見た筧さんの花の絵、欲しかった! その後「園芸家12ヵ月」でそのユーモアや優しさにはまったカレル・チャペックをふくんだ絵本展もあった。 美術館入り口の赤頭巾ちゃんが待っていた「トロースドルフ絵本美術館展・赤ずきんと名作絵本展」 19世紀からの赤頭巾ちゃんの大型絵本からアンティークなグッズは充実していました。 中には赤ずきんちゃんのコスプレの用意も。もちろん私は出来ません。お子さん用です。 美術館の隣の日本家屋で、美術展にちなんだ笑い顔の和菓子とお抹茶がいただけました。 写真がないのが残念。すぐ食べてしまったのです(笑)しまった! 「園芸家12ヵ月」は園芸にはまった人間には笑えること請け合いである。 誰でも自分のことと思える。 避暑にはいけない私だがこの本の園芸家は避暑に行っても自分の庭が気になって仕方がないので友人に色々無理難題を言うのです。 もう植える隙間のないのに新しい苗や種を買ってしまったり。 兄ヨゼフの挿絵は子供の時、読んだ「あしながおじさん」のそれに似ていて好き。 ヨゼフは挿絵画家というよりチェコのキュビスムの代表作家。 弟カレルと反ファシズムの文化人の闘いに参加。 38年、カレルは病で亡くなり翌年、チェコはナチスに占領され、ヨゼフはゲシュタポに逮捕され移送の果てにアンネ・フランクも収容されていたベルゲン・ベルゼンへ。 解放直前になくなったという。なんという事か。こんな楽しいお話を残してくれた作家・画家が悲劇的な最後をとげていたのを知らなかった。 犬や猫のレトロな写真も味があります。 これも犬や猫と暮らした人にはうんうんとうなずけます。 特に子猫や子犬を産んだり育てたりするところ。 チェコは人形アニメーションでも有名。 あ、8月始めの飯田の世界の人形劇フェスティバルをすっかり忘れていた。 昨年は川本喜八郎美術館で川本さんの話や三国志の操演、地元の黒田人形も見せてもらったのに。 写真はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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