弾丸ツアーの復路にて
さて、午後5時前に荒尾競馬場を出発した私。このまま全力で帰っても家に着くのは深夜。頑張って帰らなければ・・・と思っても睡魔に襲われる。そりゃそうだ。この数日、毎日3時間ほどしか寝てなくて、昨日も1時間半の仮眠をとっただけ。いくら「運転するのが平気」と言っても、長距離運転の疲れはあるだろう。でも、無駄な寄り道はしたくない。給油予定のS.A.まで何とかたどり着き、速攻で寝る。うちの車アオーゴ(H.11年式の青いファンカーゴ)は、どノーマルでスモークも貼ってない。でも気にしな~い♪(<気にしろって!)そんなわけで「死体と間違われるんじゃないか」というほど爆睡した私。ハッと気がつくと辺りは真っ暗。うそっ!今何時?と携帯を見ると午後7時半。まだ1時間半しか寝てないのか・・・もうちょっと寝たい。携帯を助手席に放り投げて二度寝を決め込もうとしたその時、「修羅場」が流れる。嫌がらせかよ、とか思いながら携帯を開くと例のS.A.で働いている方からだった。あれまぁ、超偶然。「今日帰りに寄ろうと思っていたんですよ」と話し、3時間後に伺う約束をする。って、晩御飯抜きで出発しないと間に合わないやんけ。まぁ、ちょうど食欲もないしいいか・・・。ジュースだけ買って、食べかけで放置していたメロンパンを胃袋に押し込む。私、今日のご飯って朝からメロンパン1個ONLY・・・。ははは、不健康ダイエット万歳!(ーー;)こんな生活してたら私、冗談抜きに死ぬわ。アオーゴに満タン給油をし、再出発。だいぶ車が減って走りやすくなってる。帰りの関門橋は、夜景が美しい。(って、よそ見してちゃダメなんだけど。^^;)何とか3時間ちょっとで目的のS.A.に到着。目的のお母さんにゃんこ(うっしーの母猫)はいない・・・。最初に会ってから1か月。その間、あの細い体でどうやって生きているんだろう・・・?本当にまだ生きているの?電話を下さった方、前回お手伝い下さった方、共にお盆が明けてから見ていないという。しかも2日ほど前、下の道路(山裾)で轢かれていた白×黒のにゃんこがいたとか。(情報はあったけど、職員の方は確認できていない。)いや・・・でもお母さんにゃんこが下の道に降りていくはずはない。きっと・・・心優しい方が小さくて人懐っこいお母さんにゃんこを連れて帰ってくれたに違いない・・・と思いたい。で、うっしーの兄弟の“おたま”と“しゃもじ”は発見!「あんた達!お母さんはどこ行ったの?」と聞いたところで答えてはくれず。職員さんにこの兄弟を捕まえてもらい、コーヒーをご馳走になりながら話す。今までの苦悩を懺悔するかのように話して下さった。やはりどうにもならなくて保健所の回収車に乗せた子達もいたとの事。でも・・・どうしてこの人がそんな心の傷を負わなければならないのだろう。このS.A.に猫を捨てた本人達はどこでどうしてるの?何も罰せられる事もなく、良心の呵責もなく、普通に暮らしているのだろうか?勤務先に一方的に猫を捨てられて困っている人達がこんなに苦しんでいるのに。みんなでカンパして捨てられた猫達の不妊手術代を負担しているというのに。毎度のことながらこの怒りはいったいどこへ持って行けばよいのだろう。「猫を捨てた奴に天罰が下りますように」と祈ることしかできない私の無力さ。それでも今回で引上げを予定していた猫はお母さんにゃんこ以外、全頭収容した。他の猫達は表には出てこないから目立つこともない。目立たなければ新たに捨てられる危険性が減る。あとは裏山に残った猫達がこれ以上増えないように全頭手術をする。この1か月、うっしー達親子+タキシード兄弟を見てからの悩みはとりあえず解決。ただ、うちの猫数が・・・35匹!せっかく26匹まで減っていたのに・・・。はぁ~、早く何とかしないと・・・。このS.A.から収容した子達は合計9匹。全頭に3種ワクチン+猫エイズ・白血病の検査をすると7,000円×9=63,000円。生後半年を過ぎている4匹の不妊手術代(♀×1、♂×3)が25,000円。不妊手術代の半額は里親さんに負担して頂くから△12,500円。最低75,500円・・・。しかもすでに8/3に収容した仔猫2匹は疥癬だったため、治療費が別にかかっている。そら、私が全力で働いてもお金がないはずだわ。おまけに保護した分だけ食費が増額・・・。早くみんな貰われてって~。(>_