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環境問題の科学

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2007.05.28
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カテゴリ:温暖化
近藤先生の考察を拝見しました。
ヘンリーの法則については説明できない海域があることを認めつつも 

表層水温の短期的な変化は、ヘンリーの法則に基づく化学平衡状態を変化させ、
短期的な大気中CO2濃度変動を引き起こすと考えられます。


という結論を述べているけど、このブログで紹介したけど
その他学習サイトでしめした収支を考えればこの結論は疑ってしまいますね
短期スケールはヘンリーの法則でおっけーといったからには何故オッケーなのか
説明する義務を負うでしょう。でもその根拠を近藤氏本人が述べていない。
短期スケールっていう言葉の定義もあいまいだし。年間では少なくともそんな法則に
従っていないわけだしね。この辺は本人がいつか文書化してもらえないかな?

今回文句言いたいのは以前も解説したヘンリーの法則ではなく怪しい炭素収支モデルです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4.大気中CO2濃度変動モデル

冒頭において、CO2地球温暖化仮説の想定するCO2濃度変動モデルが地球環境の持つ定常性とは相容れない欠陥モデルだと述べました。ここではもう少し実態に近いモデルを紹介することにします。これは、槌田によって7月6日に行われた環境経済・政策学会で提出されたモデルです。


ふむ、面白そうな話だ。

1、大気中に放出されたCO2は、発生源の種類を問わず、地球の炭素循環の中で循環すると考えられます。地表環境の主な吸収源は光合成を行う陸上植物と海洋です。

2、植物は現在の大気のCO2濃度では、ほぼ濃度の上昇に比例して光合成速度が速くなります。また、海洋表層水は大気中のCO2濃度に比例してCO2の溶解量が決まります(ヘンリーの法則)。

3、したがって、大気から地表環境(海洋も含む)へのCO2の吸収量は大気中の二酸化炭素濃度≒CO2のストック量に比例すると考えることはそれほど無理な仮定ではないでしょう。


まった!!多くの人が誤解しているからいいます。
植物がCO2の吸収を行うもののように感じますがそれに近い量の放出も行います。
植物はただ単にCO2を分解する機能のみが強調されますが
そのような目で植物を把握すると炭素循環をよく理解できないと思います。
それはなぜかを簡単に説明しますと
植物はCO2を吸収するけど、枯死したら蓄えられた炭素をCO2として放出します。
また光合成過程で形成した糖類なども土壌中で分解されてCO2にします。
植物はこのように無限にCO2を吸収する生物ではなく
吸収したCO2も戻るべきところに戻すものなんだということを
前提においた上でこれからの議論を考えましょう。以上の視点から例えば
大麦だって光合成速度が増加しようが寿命を向かえてやがてCO2になるし
光合成が早くなったからといって、その結果土壌に蓄積される糖類が増えて
微生物の活動が活発になれば土壌中で分解される速度も増えますよね。
これがもし近藤さんの大好きな定常状態を維持しようとするなら
CO2濃度に比例する因子と考えるよりは変化しない因子と考えるほうが
正確でしょう。

まず植物がCO2の増加に伴って必ずしもCO2を多く減らしてくれるかどうかは
不明だと断っておきましょう。(正の相関があるかどうかは土壌まで考えた上で植物ごとに定量的な考察が必要ですね)


ところで話は変わりますが炭素循環の模式図を
環境省は作成しておりまして↓をみてください。
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/img/209/fb1.1.1.4.gif
土地利用の変化というのは森林伐採の影響とかです。
森林を伐採すると土壌に蓄積される有機炭素もCO2として放出されることもあり
実はこれが結構大きな問題です。森林の樹皮とか内部よりも有機炭素は土壌中に多く
含まれているので土地利用の変化によってCO2の増加は加速させられます。
この効果はそこそこ大きいですね。こういった影響までも考慮すると、

陸上全体では+0.2だけ吸収している程度なのです。
従って土地利用の変化に大きな影響があれば
この吸収量すら減少する可能性だってありえるわけです。
光合成速度云々と関係なしにね。


つまり 数字を振りましたが3の結論は根拠がありません。
CO2濃度が増えたからって土壌等からの放出も考えるべきだし
土地利用の変化等も考えると吸収源もへるわけだし
貯蓄されたものも放出されていくわけだし、
無理な過程ではないというのがすでに直感的かつ
浅はかな考察でしかないのです。
また最後はヘンリーの法則で結論を作りましたが、
交換量自体は観測的には変化していません。
それはもうヘンリーの法則のところで紹介しましたから
皆様にも納得していただけると思いますが
それがなぜかは私だってしりませんよ。
この原因の考察はかなり難しそうですね。

(この3の結論が否定されたら実はこの議論は
おしまいなんですけどね)

従って陸上においても海洋においても
炭素の大きな交換はなされず化石燃料から
生まれたCO2が定常性を維持しようとして
どっかに消えていくような考え方は適用できません。
植物などのCが循環過程に組み込まれず化石燃料として固定されたわけです。
その固定されたものを放出したら大気中の
CO2が増加するのは当然だし、物質収支から考えても
不自然です。化石燃料がある限りは等差数列的に
増加すると考えても悪くなさそうですけど
この辺を近藤先生はどう考えているのか…

確かこれに対して猫田白重も適当な考察をしてたが、反論にもなっていないわけですよ。
人為分が消滅する結論を作りたいのは結構ですが、正直お疲れ様です。

もう読むところなんかないですけど続けましょう。


まず、大気中のCO2初期ストック量を炭素重量でAGt-C、地表環境から大気中への年間CO2放出量をaGt-C/y、地表環境のCO2吸収量bGt-C/yが大気中のCO2量に比例するものとして、その比例定数をr (0<r<1.0) とします。
 大気中のCO2ストック量の変化はつぎのように求められます。

経過年 初期ストック量 1年目排出量 2年目排出量 3年目排出量 ・・・・・・・・・・ n年目排出量
0 A a
1 A(1-r) a(1-r) a
2 A(1-r)2 a(1-r)2 a(1-r) a

n-1 A(1-r)(n-1) a(1-r)(n-1) a(1-r)(n-2) a(1-r)(n-3) ・・・・・・・・・・ a


今までの議論でわかるように海洋もCO2も等しい量ずつ交換しています。
海洋の交換が観測的に一定であり,陸上では
<吸収量(比例するかどうかは土壌の活動も考えると不明)-呼吸量±土地利用による変動>
で見積もられるわけでこれはむしろ0.2程度だからストックに影響を及ぼさない因子と考えて問題ないです。(問題はありますよ。ただ有効数字的に大きな誤差には一桁を基準にするならならない。まして0.2より小さくなる可能性もあるわけだし)となると
海洋の影響を考えて、やはり化石燃料によるCO2の排出が等差数列的にたまったと考えて
不自然とする理由は何一つなく懐疑論者の最後の悪あがきもたたれるわけです。

要するに
CO2温暖仮説は間違っているをよく読むは信者の悪あがきでした。
大気中CO2濃度上昇化石燃料燃焼原因仮説の検討も検討どころか前提を間違っているので検討にもなってないわけです。





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Last updated  2007.05.31 02:34:24
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