てふてふが海峡を渡つて行つた‥
この夏は、新しい出会いも沢山あったけれど、親しいブログ友だちが、数人ブログを閉じました。メールでお知らせ頂いたり、ある日突然ってこともあったりで、淋しくなって、実は、ちょっと落ち込んでいました。それで、昨日は、ブログを書く気になれないで「弓蔵」さんが届けてくれた、このフレーズを何度も読み返してしまいました。【てふてふが一匹韃靼(だったん)海峡を渡つて行つた】 作 安西冬衛「春」という題の詩の一節だそうです。不思議です!海を渡っていく蝶なんて見たこと無いのに‥私には、その情景が、はっきり瞼に浮かびます。月の光りに照らされた群青色の海の上。一匹の蝶が、フワリフワリと頼りなげに、でも確固たる意思を持って飛んでいく‥。「ちょうちょ」じゃなくて「てふてふ」と書いているのが、なんとも言えず味があっていい!今の若い方はご存知かしら?「てふてふ」と書いて「ちょうちょ」と読むのを。そうよね、みんな、いつかは旅に出るのね。水平線の彼方の光を目指して‥。何処かで、すれ違うことがあったなら、手を振って下さいね。※という訳で、気を取り直し、話は変わります。この「ちょうちょ」という言葉、スペインに行ったら決して使ってはいけない禁句なんですよ。相手を罵倒する時によく使う卑猥な四文字語なんですって。だから、「何か日本の歌を唄って下さい」とリクエストされても、「チョーチョ、チョーチョ、菜の花に止まれ~♪」なんて唄っちゃダメよ。「私、超、チョコレート好きだしぃ‥」「今度の旅行で、超、貯金減っちゃったしぃ」こういうのも全部ダメ!「チョーチョ」ダメ、ダメ、決して言わない!と念じていると、ついポロッと口から出そうで、そこが怖いの。これより、もっと過激で、殴り合いの喧嘩になるのが、「イホ・デ・プタ」かしらね。意味は、う~ん、ここに書いて大丈夫なのかな~?ま「春を売る女性の息子さん」と、やんわり言っておきます。ワールド・カップの決勝戦、ジダンが切れた一言は、やっぱりこの類なんじゃないかなー。だって、フランスもイタリアもスペインも同じラテン、喧嘩の発想もきっと同じ感覚なのでは?‥と、思った。このように、スペイン語も、まともに喋れないのに、「使ってはいけない」単語だけは、すぐ覚えるリミンです。※写真は、サルデーニャ島「アルゲーロの海」........................................................................................旅先で、すれ違ったら手を振って!【里山暮らし、ときどきスペイン】太陽出版 定価1,260円(税込) 楽天ブックスの買物カゴはコチラです♪ (こちらは、送料無料です!)