なぜ日本は報道しないの?
2/6の聯合ニュースで、5日の麻生外相の発言について、台湾外交部の呂慶龍スポークスマンは、台湾の高い教育水準は植民地時代日本が実施した強制教育おかげという麻生太郎日本外相の妄言にもかかわらずいざ台湾は気に止めないという反応を見せた。台湾外交部代弁であるルィチングルング(呂慶竜)は 5日日本が台湾を 50年間殖民統治しながら教育,農業,公共インフラなどを実施したことは事実と言いながら "したがって私たちは日本外相がどうしてそのように言ったのか理由を理解することができる"と言った。台湾政府のみならず台湾の政界、一般人たちの反応もこれと特に違わない。(中略)日本は台湾占領直後台湾工学教領(公学校令)を実施,教育を通した同化政策を使ったし 2次大戦時期には創氏改名,神社参拝で、台湾風習禁止、志願兵制度などを通じて台湾人を日本人で改造するための政策を実施して来た。(後 省略)という記事があった。韓国のマスコミがこのように報道しているのには少し驚きだ。日本では、麻生外相の発言に対して中国の非難の報道だけ。肝心の台湾の報道はなされていないようだ。中国の報道は当然のごとく「加害国の外交当局の最高責任者によるこのような発言は、歴史の歪曲であり、中国人民の感情を深く傷つけるものだ。人類の正義と良知に挑戦するこのようなやり方は、最終的には、自分で自分を傷つける結果になるだけだろう」などと記事はしめくくっている。(人民網日本語版)韓国も台湾と同じような政策がなされていたであろうに、かたや「反日」「親日」とであまりに違うのは、韓国が日本に、漢字や仏教などを伝えてきたのにこの仕打ちかという意識があるからだろうか。それにしても、韓国のこの記事は一応きちんと報道されているように思えるのだが、真意のほどはわからない。なぜ、日本のマスコミは報道しないのだろうか。台湾がこのように気にとめないということの予想がついていたから、あえて報道するようなニュースでもないということなのか。