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2015年02月27日
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カテゴリ:子供

気付けば2月も終わりですね。
ホントにすっかり放置癖がついちゃって。

さて、今日は娘のちょっと貴重な記録をば。


生まれつき右耳に『副耳(ふくじ)』があったのです。
おぎゃーと産まれた直後、先生から「この子、副耳あるねー。コレ。」と
すぐに見せてくれました。
特に心配することのない、ただのイボみたいな物との説明に、
産後ハイだった私と旦那はなぜか超笑顔で
「いいです、いいです!こんなの大丈夫でーす。」と。

落ち着いてから副耳について調べてみると、審美性の問題だけなので、
気になるなら切除手術を。との事。
1ヶ月検診で先生に聞いてみると、形成外科にて全身麻酔で手術するそうで。

うーん。
全身麻酔までして急いで取る必要はないね。
でも女の子だし、きっと将来
「なんで傷跡が残りにくい小さい頃に取ってくれなかったのー!」と言うだろうな。
じゃ、局所麻酔でも耐えられて、まわりの友達の反応を気にするであろう
小学校入学前辺りに取ろうかな、と。

不思議なもので、我が子のだと、こんなイボまでもがかわいいと思えてしまったり。
いや、でも成長と共にイボも一緒に大きくなってきてるからね。
取った方がいいと思うよ。

この冬休み、娘の意向を聞いてみました。
「幼稚園のお友達にコレ何?って聞かれるけど、イボー!って答えてるよ。
別に取らなくてもいいや。」との事。
私は女子の大先輩として、取った方が後々絶対いいと思う旨を説明しました。
それに札幌市では医療費が無料なのは未就学児までだし。(これ、重要)

IMG_4239.jpg

数日後、急に「やっぱり取るわ。」と。
気が変わらないうちに、大急ぎで大きな病院に行ってみました。
最初の問診にて、「全身麻酔に抵抗があって今まで取らずにいた。」と伝えると
看護士さんがあきらかに動揺しました。
そしてドクターの診察の際、先ほどの私の発言がカルテに記載されていたらしく。
「え???局所麻酔で行く??5歳だよね?うぅーん。大丈夫かなぁー。
いや、実はね、9割は失敗するんだよ。途中で断念っていうか。ね?」と
看護士さんに同意を求めると、申し訳なさそうに
「・・・9割以上です。」って。

思い切って、
「先生はどう思いますか?全身麻酔の方がいいのでしょうか?」と聞くと
「いや、出来るなら局所麻酔がいいよー。入院しないですぐ帰れるし。」との回答が。
この先生、こちらの意思をしっかり受け止めてくれる良い先生でした。
オペ室には私も一緒に入っても良いと言われ、それなら大丈夫だと確信。
そして娘に
「大丈夫?出来る?」と聞いてくれ、娘が「大丈夫!」と元気に答えたので、決行する事に。

このイボは中に軟骨が潜んでいる可能性があるとの事で、切除してみてあれば
しっかり除去しなければいけないそう。
とはいえ、小さな小さなイボを取るくらいだから、ちょちょいのちょいだろうと
タカをくくって余裕で当日を迎えました。

案内されたのは手術室の前室で、娘は手術着に着替えさせられました。
高まる緊張感にふざけ倒してリラックスさせる母。
いよいよ長い廊下を歩き、ドアが開けられると、笑えないレベルのがっつりなオペ室。
ドクターXばりのものすごいキンキンなレベルに、娘からは笑顔が消えました。
「ちなみにお母さんは血とか大丈夫なの?」と聞かれ、思わず
「全然大丈夫でーす。」と先生相手にふざけてしまいました。
どんなにふざけても、娘の目は泳ぎまくり、ものすごい動揺っぷり。

手術部位だけ空いた布を被され、それでもちゃんと顔は私が見える様に調整してくれ、
いよいよ麻酔の注射がスタートです。
この注射さえ乗り切れば、あとは何も痛くないんだから、何としてもがんばってもらいたい。
痛さよりも恐怖に泣き出す寸前だったけど、しっかり耐えました。
そして、思っていたよりもずっと立派な軟骨が入ってました。

ものすごく丁寧で、手際の良い先生の手元をチラチラ盗み見しつつ、
全身全霊で娘を褒めちぎり、励ましまくり、無事終了。
偉かったよー。

予約の時間からわずか1時間で病院を後にしました!
帰りは労いを込めて、普段は絶対に行かないオシャレなイタリアンでもてなしました。
その夜、旦那もケーキを買って帰ってきたよ。



その後の様子はまた次回!






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最終更新日  2015年02月27日 23時38分20秒
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