漫画家 篠房六三郎 「空談師」
今日は大好きな漫画家さんの一人「篠房六郎先生」のお話をします。私が先生の漫画に出会ったのは本屋で偶然手にした漫画でした。 空談師(くうだんし)表紙を見る限り「ナルト」系統なのか?と一瞬思いました。しかし迫のあるキャラクターに魅かれ、買ってみることにしたのです。読んでみると全然想像していなかったストーリー背景にいい意味で期待を裏切られ「篠房六郎ワールド」へ一気に引き込まれていく自分がいました。空談師とは・・講談社アフタヌーンに2002年3月から2003年7月まで連載されていた漫画です。話の舞台はリネンという会社が作ったオンラインゲームの中の世界。独特の世界観と部族の抗争が細かく描かれていて、ゲームの中ということを忘れてしまいそうになる。オフ(現実)の世界については一切明記されることはない。週末に黒のクラン(族)と白のクランの抗争イベントが行われる。その際、プレイヤー達は互いに殺し合いを始める。プレイヤーのHPが0になると死亡となるが、ステータス低下を条件に何度でも復活可能である。しかし死亡状態のままオンラインを切断すると、外装(キャラクター)はロスト(消滅)することになる。何度でも復活可能のため、プレイヤー達は他の外装を殺傷することや自分の外装が死することにためらいを持たない。しかしそんな中、クランに属さない少女「ウーフー」が抗争に巻き込まれる。彼女は死を怖がり、他人が傷つくことに過剰に反応する。まるで、ここがオフ世界のように。彼女と接触するプレイヤー達は彼女を不思議に思うが、次第に影響されていく。という風に始まり登場人物も増え、謎が謎を呼び、話の確信がだんだん見えてきそうに展開してきましたが、なんとアフタヌーンでの連載が「打ち切り」を食らったようで・・3巻でピタッと終わっております(涙)ものすごくハマってきてたのに・・ひどいぞ講談社!しかし篠房先生のリベンジが小学館月刊IKKIで2003年11月から始まっております。そちらもまたリネンのオンラインゲームのお話ですが「空談師」とは違いオフ世界も少し絡んでいるお話のようです。読んだらまたご報告致します。3巻でピタッと終わってるけど・・いい漫画なんですよ(><)中古本でどうですか?【古本】空談師 1/篠房六郎 【古本】空談師 2/篠房六郎 【古本】空談師 3/篠房六郎