ｒｉｒｉｃａｌ　ｗｏｒｌｄ

　今日はなんだか女の園特有の感じで疲れた一日であった...。何を言われてても動揺しない人間になりたいぞー！思えば、今までの職場でもいろいろ裏で言われてたんだろうけど、仕事が忙し過ぎとか、一つところでずっと固まって業務をしない職種だったりしたのでいい意味で分散されてたんだろうなぁ。知らぬが仏とはよく言ったものである。
　
　さて、今日は女性１０００円のレディースデーだったので、Ｙさんと一緒に「オペラ座の怪人」を観てきた。職場が映画館と近いので、６時前に退社してラーメン食べて、コンビニでジュースも買って余裕の着席である。
　映画の感想は...さすがに舞台版のプロデューサーのアンドリュー.ロイド＝ウェバーが監修しただけあって、舞台を観たことのある人ならかなり満足できる出来映えである。ただし、Ｙさんとも言ってたんだけど...この映画が「オペラ座」初体験だとすると、ちょっと消化不良気味の部分が出てきてしまうのは否めない感じがする。私は四季バージョンを４度ほど観ているので、セットの豪華さや音楽のすばらしさは十二分に堪能できたけど...＾＾
　改めてこうして観ると、本当にこの作品は音楽の出来が良いことに感心する。音楽の美しさにおいて、やっぱりロイド＝ウェバーの中でも屈指の名作だと思う（ロイド＝ウェバー自身は「aspects of love」が最高傑作だと思ってるらしいけど）。映画版の主役のキャスト３人も難曲揃いのスコアを見事に歌い切っていて、実にすばらしい！！（きれいな曲ばかりだけどホント、不協和音は多いし大変だ）特にヒロインの若干１８歳のエミー.ロッサム嬢はずっとオペラをやってきた人らしく、正統派な歌声であった。演技だけでも難しいのに、こうして歌まできっちりできるなんて、世界には凄い人材がいるもんだにゃあ。
愛憎絡む複雑なストーリーは一言で説明するのが難しい。１９世紀のパリのオペラ座が舞台。一人の純粋無垢な美しい歌姫（クリスティーヌ）を愛する男が二人。一人は彼女の幼馴染みのハンサムな子爵。もう一人は彼女の才能を手塩にかけ、開花させた怪人。子爵は何もかもを手に入れているような恵まれた境遇。怪人は有り余る才能を持ちながら、醜悪な外見のせいで世間に蔑まれて人生を呪いながら生きてきた。そんな彼が唯一愛したのが、彼女だった...。幼い頃に失った父への思慕に似た愛情を怪人に抱くクリスティーヌの心は、作中で二転三転する。愛憎巡る三角関係の結末はいかに？タダの豪華絢爛な話ではないので、興味のある方は検索してみて下さい。

　映画は良かったんだけど、一緒にいったＹさんが上映中もメールをずっとしているのには閉口した。音は全くしないんだけど、携帯の画面を開く度に光るので集中がそがれてしまうのだ（特にこの映画は現実離れした内容なので、どっぷり世界に没頭したいではないか！）。これでも彼女は彼女で十分に映画を楽しんでいたんだよね。万事に常識的な人なので、ちょっとびっくり。いや～、もしかすると気になる彼とかからのメールなのかもしれないし、そもそもそういう感覚が違うんだろうなーとも思い特に何も言わなかったけど、これなら一人で観た方が良かったかも（-ー）。いい人で好きなんだけど言い辛いわね...。職場が一緒で先輩後輩だとお互いにちょっと難しいかも、いろいろ。