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カテゴリ:【りつの花エッセイ】
寺岡アザミ・・・まるで女性の名前の様な
わたしは初めて聞いたのですが、ドイツアザミや花アザミというアザミは寺岡アザミという名前が一般的なんだそうです。ノアザミの園芸品種だそうです。いくつかのサイトさんで確認しました。しかし、寺岡の由来は残念ながら分かりませんでした。 ノアザミやハマアザミ、フジアザミという植物はありますが、単なる「アザミ」という名の植物は存在していません。しかし花屋さんなどでは、日本の野山に自生しているノアザミや、それをもとに作出した園芸品種を普通「アザミ」と呼んでいます。 ノアザミの園芸品種はドイツアザミや花アザミとも呼ばれていますが、ドイツには自生がなく、またドイツで改良されたわけでもありません。純粋に日本原産で日本で改良された植物です。一節には大正時代に園芸商が花を売り出す時、その新しさを強調するために、花の名前に「ドイツ」という言葉を付けていたことのなごりとも言われています。 ノアザミは北海道を除く日本全国の野山にもっとも普通に見られる植物で、草丈は一メートルほどになり、枝分かれして直径五センチほどの花を多数着けます。葉には切れ込みが入り、尖った部分はとげとなります。花の時期は自然状態では五月から八月ですが、栽培品は五月から十二月くらいに出回ります。原種の花色は紫色でまれに白色がある程度ですが、園芸品種では淡いピンクから濃い赤色までが作られています。ピンク花はアーリーピンク、紅色花はテラオカアザミという品種がよく知られています。 アザミはやや水揚げが悪いので、いけばなに用いる際は余分な葉を落として水切りし、こまめに切り戻すようにします。いったん水が揚がった後は花もちがよく、一週間前後鑑賞することができます。 参考サイト小原流いけばなさん
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