津村記久子さんが紡いだ『水車小屋のネネ』
２０２４年本屋大賞で、第二位だった作品です。

１８歳の理佐と
８歳の律という姉妹の物語です。
彼女たちが家元を離れ、
新しい生活を始めます。
そこから、描写が始まります。

そして重要な主人公が、
加わります。
ヨウム（オウム目インコ科の鳥類）のネネです。

彼らの４０年分の生活が、
綴られます。

人々との縁や絆が、散りばめられています。
あたたかさや優しさと共に、
物語はゆっくりと流れていきます。

本の魅力を更に深めるのが、
装丁やイラストです。
北澤平祐さんの絵を使った表紙。
数ページごとに登場する挿絵。
いずれもほっこりするタッチです。
それらが、物語への理解をさらにサポートしてくれます。

水車小屋のネネ [ 津村 記久子 ]

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