074744 ランダム
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鵜沼の山師

鵜沼の山師

仲間の感想



   TATAはインドの支配者?

郵便局マークとよく似たTATAマーをつけたトラック MULTI-SUZUKIやSWARAJI-MAZDAも走ってはいるものの、インドの車、特にトラックやバスは、圧倒的にTATAである。我々の入った地域でも、TATAは人や物資を、そして時には、弾薬をひっきりなしに運んでいる。インドの奥地でも、物資の豊かさに、驚く程である。所々にあるドライブインにも、TATAが、必ず駐車している。峠を登り詰めた所にも。
 故障車もあるが、ドライバーは誰でも、車の下に自分で潜り込んで、修理している。コンピュータを取り付けた車は、いかれたらそこまでの弱さがあるが、機械としての車は、修理工場が近くになくても、何とか応急処理が出来る強みがある。インドのような広大な国、厳しい道路事情を考えると、TATAの果たしている役割は大きい。ドライバー=エンジニアという感覚もうなずける。

                 (山口 孝)

  ガードレール製造会社を作ればモウカル?

山間部の道路は、道の左右が必ず、切り立った崖や谷になっているものだ。日本でも、そんな所には、落下防止のガードレールやネットが厳重に設置してあるのが常だが、インドでは、石が直方体状に積み上げてあったり、コンクリートで固めてあり、適当な間隔で道端に並んでいる。崖には、直接白いペンキが、一定間隔で塗られているだけ。ジープに揺られながら、考えたのは、ガードレール製造会社を作ったら、総延長、何万Kmかの受注で大儲け。なら、あのTATA財閥がどうして手を付けないか。どうも、あの直方体の形状は意味があるらしい。道路のすぐ手近にあるタダ≠タタ(TATA)の材料で簡単に出来、もし、侵略を受けた時には、弾除けにもなるかららしい
。簡単にはモウカリマセン。

                 (山口 孝)

  ガードレール製造会社を作ればモウカル?

山間部の道路は、道の左右が必ず、切り立った崖や谷になっているものだ。日本でも、そんな所には、落下防止のガードレールやネットが厳重に設置してあるのが常だが、インドでは、石が直方体状に積み上げてあったり、コンクリートで固めてあり、適当な間隔で道端に並んでいる。崖には、直接白いペンキが、一定間隔で塗られているだけ。ジープに揺られながら、考えたのは、ガードレール製造会社を作ったら、総延長、何万Kmかの受注で大儲け。なら、あのTATA財閥がどうして手を付けないか。どうも、あの直方体の形状は意味があるらしい。道路のすぐ手近にあるタダ≠タタ(TATA)の材料で簡単に出来、もし、侵略を受けた時には、弾除けにもなるかららしい
。簡単にはモウカリマセン。

                 (山口 孝)


迷惑かけました。郵便局のおねえさま

マナリーには、雨の関係で、長期の滞在となってしまった訳だが、日本へのエアメールの発送で
、訪れた郵便局での話。皆に頼まれた分が63通もあったのが、そもそも。1通8ルピーの切手が
必要なので、カウンターごしに、女性の局員に「8ルピースタンプ、63プリーズ」と言ったとたん、「本当に?」と言いたげな顔で見返された。彼女は、局長のデスクに行き、「変な日本人が、むちゃなことを言ってる。何とかしてくれ。」と言ったかどうかは知らないが、局長も、チラッと、こちらを見ている。インド入国以来、髭も剃っていない。郵便局の表にいた微動だにしないロバと同じ心境で待つ。
 しばらくして、変ではあるが、悪い人物ではなさそうと思ったのか、局長の後ろに鎮座する金庫に手をかけ、中から、マナリー郵便局にある殆ど全ての8ルピー切手を取り出してくれた。カウンターに戻って来てもまだ、けげんそうな表情を隠そうともせずに、女性局員は、切手の裏側に総額の計算を鉛筆で書き付けて、差し出してくれた。504ルピーを渡すと、ちょっと、表情がゆるんだ気がしたのは、僕の勘違いかな。翌日、青戸さんと再び、郵便局へ出かけるはめになったが、女性局員とは、眼をあわすことが出来なかった。

                 (山口 孝)
間には会わないのだが、 ルートとして、 示され ている地帯では、 さまざまなトレッカーに出会う。 夫婦で、 旅する人。 一人で馬と旅する人。 トレッキングツアーで数カ国の混成隊として旅する人。 ジープを使ってキャンプ地をたどりながら、 キャンプ地周辺のトレッキングをする人。 インドヒマラヤ周辺の自然に向かい合いながら歩くスタイルもさまざま。 当地域は、 結構人気があるらしく、 外国人トレッカーの穴場から銀座に昇格するのも遠くはないかもしれない。 出来れば、 ジープより、 ロバやポニーに稼いでもらいたい。

      アンモナイト

インドヒマラヤの登山の楽しみは、 雄大なスケールに尽きる。 というのは間違っているかも知れない。
 今回の登山隊には、 田辺さんという「石のような意志を持った石屋さん」が同行していたのが、はじまりであった。 河岸段丘、 土柱、 褶曲・・・ 、と指し示しながらのレクチュア。そこまではうんうんとうなずいていれば良かった。カザで化石を発見したあたりから、互いに、熱がこもってしまいました。
 ドゥムラからタルダへの登りは、 田辺さんの異常な行動力。我々は勿論、インド人 スタッフ、 そしてポニーまでもが、 置いてきぼりの始末。 追いついてみれば、 両手にアンモナイトを持ち、満足の表情。日本人隊員に「アンモナイト病」が蔓延。足元を注意深く、見つめて歩く隊員が増えた。タルダのキャンプサイトがまた、 絶好の地層。たくさん見つかりました。 極め付けは 直径30cmはゆうに越えようという大物。残念ながら、 持ち帰るには大きすぎました。

                 (山口 孝)



動物記

牛:何と言っても、 牛。 都会・田舎を問わず、 何処にでもいる。 「野良牛」と呼びたい程、 自由である。白っぽい牛、 黒い牛、 赤い牛といるが、 不思議に乳牛は、 殆ど見かけない。 水牛も農村地帯に多く見られる。 山岳地帯にはいない。 道路の除草は、 牛・ロバ・ヤギに負うところが大きい。

犬:首輪をつけている犬はめったに見ない。 野良犬が多い。 多くは、 のんびりと過ごしていて、 性格はおとなしい。 肉屋の近くには必ず二、 三頭の犬が、 たむろしている。 混血も進んでいる。 日本の犬には、 インドへの移住を、 お薦めしたい。 猫は殆ど見かけない。 室内で飼うからか?不明。

鳥類:カラスは、 首のまわりが灰色のやや小型のものと、 日本同様、 真っ黒な2種類。 すずめもあごの下と尾が黒っぽいものと、 全体が褐色のものの2種類。 珍しいのは、 カザのホテルの庭で見 かけたヒマラヤンカッコー。 小型で、 頭上に白っぽい鶏冠を持っている。 警戒心が強い。
                (山口 孝)


憤慨では解決しないフン害

汚い話で恐縮。山でのゴミや排泄について、様々な問題提起と提案、そして実践が行われている昨今ですが、インドでの風景を紹介します。首都デリーから、いくらも離れていない郊外を、朝移動中に良く見かけた風景は、ペットボトルに水を入れて、道沿いから、少し離れた木陰や草の茂った場所に向かって歩く人が、多数。最初は何かなと思いましたが、延々と続く道沿いに繰り返される光景は、朝のおつとめ。衛生事情を、自分の生活観で判断してはいけないでしょうが、小休止で車が止まっても、うっかり、草むらに入ってはいけない。大地が人を潤すということはあると思うのですが、人が大地を潤すのかと、妙にうなずいてしまいました。カザの乾いた川を歩いていた時も同様。最初は犬のモノかと思っていたら、橋の下とか、大きい石のそばとか、人目につきにくい所にモノがゴロゴロ。乾いた気候のせいか、早々に大地に戻っていくのかも知れませんが、河原も歩けません。フンバ草原やらフンバ川があちこちにあるようです。住宅を拝見する機会がなかったのですが、トイレを設置していないのでしょうか。とはいえ、我々もキャンプサイトでの用足しは、同様な状態であったのですから、同罪。長期にわたる山行では、特に、施設設備的にも、処理が困難です。ウン搬も限度がありましょうし、自然に無害なバイオ処理等を真剣に考え、実行に移さないといけないと、強く感じました。日本の山小屋のトイレは、フンバ草原やらフンバ川よりも、相当悪い衛生事情ではあります。

                 (山口 孝)




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