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既にたくさんの方が実験をされているので「何をいまさら」という感じですが、
個人的に低粘度の油性ボールペンについて少し考えてみたいと思います。 今回実験に参加するペンは以下の5本です。 ![]() 左から、 三菱uni Jetstream(ジェットストリーム) 0.7mm 黒(※リンク先は0.5mmです) Pilot(パイロット) Acroball(アクロボール)0.7mm 黒 ぺんてる ビクーニャ 0.7mm 青 Pilot(パイロット)Dr.Grip(ドクター・グリップ) A-ink 黒 Dupont(デュポン) easyFLOW M 黒 です。 普段は主にブルー(青)のインクを使用していますが、 今回は広く一般的に使用されているブラック(黒)のインクで実験してみます。 (※ぺんてるのビクーニャだけはブラックを持っていないのでブルーですが(^-^;) 私にも経験があるのですが、三菱uniのジェットストリーム(ブルー)で文字を 書いた際に、後日ノートを見返してみるとインクが裏面に滲んでしまっていました。 ほぼ日手帳でのおまけのボールペンとしても使われているジェットストリームは、 どうやら湿気に弱い性質があるらしいのです。 (※参考:ほぼ日ストア特典のボールペンのインクの裏抜けについて) 文字を書いてしばらくすると、インクの成分が紙へ浸透しはじめて ノートの裏側へインクが滲む(裏抜けする)場合があるとの事。 一時期ジェットストリームの書き心地の良さに気を良くして 広くたくさんのノートで多用していましたが、 かなりの確率でボールペンのインクがノートの裏へ抜けていました。 (当時使用していたのは主にツバメノートの「Thinking Power Notebook」です) そこで今回はジェットストリームを含む 「低粘度油性ボールペン」 の裏抜け実験(ページの裏へどれだけ文字が滲むか)をしてみたいと思います。 今回の実験は、湿気の多い環境を作り、長時間にかけて変化を追っていくという余裕はありませんので、 ノートに記入した文字を濡らし、その後のインクの変化や裏抜け具合を確かめてみます。 まずはノート(「Thinking Power Notebook」)に文字を書きます。 ![]() 写真にあるように、「あ」と2つ書き、その中央に線を引いて右側の「あ」だけを水に浸けてみます。 (※ぺんてるのビクーニャは青なので今回はおまけ扱いです(笑)) そして水に浸けた結果がこちら。 ![]() 私の写真技術が拙いせいでわかりにくいかもしれませんが、 右側の「あ」だけに水を浸しました。 少しだけインクに滲みが出ているのがわかるでしょうか? 「あ」だけアップにしてみます。 ![]() 1番上の三菱uniジェットストリームは、周りに黄色いインクの染みができました。 2番目のデュポンeasyFLOWははっきりと分かるくらい、黒?紫?のインクが滲んでいます。 3番目のパイロットのアクロボールは優秀です。ほとんど滲みはありませんでした。 4番目のパイロットのA-ink(Aインク)はデュポンほどではありませんが、 やはり若干黒か紫っぽく滲んでしまいました。 次に裏を見てみます。 ![]() すみません・・・。私に写真技術がないばかりに、わかりにくい写真になってしまいました<(_ _)>。 なので言葉で説明していきます。 1番目のジェットストリームは完全に裏抜けしました。 おまけで実験したぺんてるのビクーニャほどではありませんが (ビクーニャはピンクっぽい色で盛大に裏抜けしています) 目で見てはっきりとわかる位、裏にインクがにじんでいます。 2番目のデュポンのeasyFLOW、予想ではインクフローが良いので 派手に裏抜けするかな・・・と思っていましたがさにあらず! ほとんど裏抜けしていません。 3番目のパイロットのアクロボール・・・。 うーむ、低粘度の油性ボールペンでここまでとは・・・と感嘆するほど、 ほぼ全くと言って良い程、裏抜けはありませんでした。 ただし今回実験したボールペンの径を0.7mm(デュポンのみM)で統一したのに対し、 アクロボールだけは他のペンよりもペンの太さがなぜか細いです(同じ0.7mmなのに)。 なのでインクフローの問題もあるかもしれないので一概には言えませんが、 低粘度ボールペンの中ではトップクラスの裏抜けの無さでした。 4番目のパイロットのA-inkボールペン(ドクターグリップ)は ジェットストリームほどではありませんが黒く裏抜けしています。 ですがなかなかに頑張ってくれました。 こうして見ると、パイロットの2本の低粘度油性ボールペンはかなり優秀ですね。 特にアクロボール。書き味こそ他の低粘度ボールペンより若干硬いものの、 裏抜け&滲み実験では素晴らしい結果となりました。 最後に、「個人的」な各ペンの評価をして終わりにします。 ●三菱uniジェットストリーム 書き味:☆☆☆☆☆ 文字のかすれ:☆☆☆☆ 文字の濃さ:☆☆☆☆☆ にじみ:☆☆ 裏抜け:☆ 総評:書き味ではビクーニャより若干劣るもののかなり良いし、 文字の濃さもありかなり良い印象。 但し、長期保存する文書や、日記や手帳など、裏抜けを心配する場合には あまり向いていないかも。 ●デュポンeasyFLOW 書き味:☆☆☆☆ 文字のかすれ:☆☆ 文字の濃さ:☆☆☆☆ にじみ:☆ 裏抜け:☆☆☆☆ 総評:文字のかすれが少し気になりますが書き心地はなかなかのもの。 文字の濃さも十分でありなおかつ裏抜けもほとんど無し! 惜しむらくはもう少しリフィル(替え芯)が安ければ・・・。 ●パイロット アクロボール 書き味:☆☆☆☆ 文字のかすれ:☆☆☆☆ 文字の濃さ:☆☆☆ にじみ:☆☆☆☆☆ 裏抜け:☆☆☆☆☆ 総評:文字の太さやインクフローから来るのかわかりませんが、若干硬い書き心地。 但し低粘度油性ボールペンでは断トツの裏抜けの無さとにじみの無さから、 日記や手帳にも使える(かもしれない)唯一の低粘度ボールペンかも。 今回の実験ではほぼパーフェクトな出来。 ●パイロット Dr.Grip(ドクターグリップ) A-ink 書き味:☆☆☆☆☆ 文字のかすれ:☆☆☆☆☆ 文字の濃さ:☆☆☆☆☆ にじみ:☆☆☆ 裏抜け:☆☆ 総評:個人的に好きな低粘度油性ボールペン。にじみや裏抜けが多少あるものの 総合的な出来としてはこの中のペンで1、2位を争う程かもしれません。 アクロボールといいA-inkといい、パイロットさんはさすがです。脱帽。 ●ぺんてる ビクーニャ 青 書き味:☆☆☆☆☆ 文字のかすれ:☆☆☆☆☆ 文字の濃さ:☆☆☆☆☆ にじみ:☆ 裏抜け:☆ 総評:このボールペンの中では文句なしの断トツの書き心地の良さが光ります。 インクの濃さも申し分なく、今のところ文字のかすれもありません(当社比)。 ただ、本当に惜しいのがインクの裏抜けとにじみ。 これさえなければ断トツのナンバーワンなのに・・・。 ・・・と、あれこれと批評してきましたが、 あくまで各低粘度油性ボールペンの相対評価であって、絶対評価ではありません。 各ボールペンに愛着のある方はお気を悪くなさらないでくださいね<(_ _)>。 ![]() (裏抜けやインクのにじみの少ない低粘度ボールペンをお探しの方にオススメの パイロットのアクロボールペン。後の問題はペン軸かなぁ・・・) [文房具]カテゴリの最新記事
貴重な実験ですね。ありがとうございます(^v^)。
私はモレスキンでよく使ってましたが、しばらく経ったものを見ると黄色い成分が裏抜けしていたのを思い出します。 今のところあまり気にならないので、相変わらずジェットストリームの愛用者ですが、アクロボールがなかなかよさそうですねえ。ちょっと試してみたいと思います。(2011年12月26日 20時40分58秒)
先ほどまで山都屋にゃん太郎さんのブログを拝読してました(^^ゞ
ボールペンの耐光実験やテキストサーファーゲルによる 万年筆の文字消失などなど。 とても勉強になりました<(_ _)>。 私はジェットストリーム、今は活躍の場を失いつつあります。 大事なノートへの裏抜けが激しくて判読不能な文字もあったりして・・・。 あと修正テープとの相性もあまり良くないみたいで、 文字が修正テープの上に浮き上がってきてしまうんです。 その実験は今も続けているのですがなかなか同じ様な結果が 再現できずに困っています。って、再現しなければいいのですがね(^-^; アクロボールはまだ使い始めて間もないのですが 今回の実験結果がなかなか良かったのでブルーを試しに 使ってみたいと思っています。 (2011年12月26日 21時11分51秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |