カテゴリ:我が町神戸
有馬町内には温泉の湧き出る"泉源"がいくつかあります。 今日は有馬の泉源巡りにお付き合いください。 【炭酸泉源】 温泉街を奥へ奥へと坂を上がって行った先に"炭酸泉源公園"があります。公園の奥には屋根つきで柱に囲まれた神社のような建物があり、その下にある丸い石の井戸から炭酸泉が湧き出ています。 炭酸泉源の名のとおり、ここから湧き出す温泉は単純二酸化炭素水で、18.6℃と低温泉のため覗き込んでも熱くありません。 この泉の水を瓶に入れて蓋をしても鉄砲のように蓋が飛んでしまうので"鉄砲水"とも呼ばれていたそうです。
【天神泉源】 天神社の境内でいつも勢いよく湯煙をあげています。有馬の代表的な温泉源です。 茶褐色のものが付着しており古くて錆びたようになっていますが、温泉に含まれる鉄の成分が錆びとなって付着しているんですね。ちょっと見えませんが白い塊も付着しています。これは温泉に含まれる食塩が固まったものなんです。とにかく"強塩"泉ですから。どのくらい強塩泉かというと、海水のおよそ2倍らしいです。そして温度は98.2℃あります もとろん、お風呂のお湯は加水されていることもあるため、この限りではありません。
【御所泉源】 金泉の大きな泉源が「御所泉源」で、この周囲は庭園としてきれいに整備されています。 【妬(うわなり)泉源】 次の泉源はとても変わった名前の妬(うわなり)泉源です。 その昔、ある人妻が夫の愛人を殺して、自分も深い温泉に身を沈めました。
【極楽泉源】 極楽寺の裏手にあり、豊臣秀吉が造らせた湯殿へ金泉を送っていたといわれる源泉で「願いの湯」と呼ばれていたそうです。温度は94.3℃とここも熱いですね。
【有明泉源】 天神泉源から少し戻り、向かって左手に進んでいくと、高い櫓(やぐら)と煙突が見えます。これが「有明泉源」で、現在稼動しているのは、"有明2号泉"です。
これは、天神泉源から階段を下りると、その途中にあったものを撮りました。このように各泉源から旅館のお風呂に湯を送っているんでしょうね。 歩いて有馬を巡るとこういうものにも出会います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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