カテゴリ:健 康
車がガソリンを燃料にして動くように、わたしたちの体は血液中のブドウ糖を燃料にして動いています。ブドウ糖は、ごはんやパンなどの炭水化物、イモ類やお菓子などの糖分に含まれています。ふだんの食事からとったブドウ糖が血液中に溶け込んで全身に運ばれることでエネルギーとして働き、私たちの脳や筋肉、内臓が動いて生命が維持される仕組みになっているのです。 もし、インスリンの量が少なかったり、分泌されても上手に働くことができなくなると、血糖が一定の値を超えて高い状態が続きます(高血糖)。この状態が糖尿病なのです。 糖尿病は大きく二つに分類されます。 一つは膵臓からのインスリンの分泌が、ほとんどなくそのために血糖が極めて高くなるタイプです。若年発症の糖尿病に多く、ウィルス感染などを契機に起こる場合もあります。インスリン依存型糖尿病といわれます。 1型糖尿病 膵臓からインスリンが分泌されるのですが、身体の中で十分に作用しない状況が作られ、そのために血糖の調整がうまくいかずに糖尿病になります。つはいわゆる生活習慣病型と呼ばれるインスリン非依存型です。 ・すい臓がつくるインスリンの量が少ない場合と、インスリンの働きが悪い場合、そしてそれらが混ざって発症するタイプです。
現在、日本を含むアジアで糖尿病の患者さんが急速に増え、大きな問題となっています。 欧米食は高カロリー食が多く、内臓脂肪が蓄積しやすいのです。内臓脂肪型肥満のうえに運動不足だと、必要なインスリンは通常の数倍にもなります。しかし、アジア人はもともとの体の仕組みとして、欧米人よりインスリンを分泌する量が少ないのです。つまり、アジア人は軽度の肥満でも糖尿病になりやすい民族なのです。 現在、日本では糖尿病予備軍といわれる人たちが約700万人いるといわれています。 そう、他人事ではないんですよ・・・・・。
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Last updated
2014/11/06 12:26:11 AM
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