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2014/12/26
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ぶらり鎌倉一人旅

 

建長寺自体が山の中にあるので、ほんとうに空気がおいしいっていう感じですね。

そして、建長寺で見ておきたいものがあります。それはお寺には必ずある釣鐘です。

【建長寺梵鐘】国宝

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建長寺の梵鐘は、1255年関東の鋳物師の筆頭であった物部重光によって鋳造されました。総高208.8センチメートル、口径124.3センチメートルで、平安時代の作風を踏襲している。建長寺創建当時の数少ない遺品の1つです。

鋳造した物部重光は、当時の鋳物師の棟梁で、高徳院の大仏(鎌倉大仏)鋳造も手掛けたものと考えられています。 

昭和28年11月14日、円覚寺の梵鐘とともに国宝に指定された。ちなみに鎌倉三名鐘は常楽寺梵鐘 建長寺梵鐘 円覚寺梵鐘で、いずれも国宝です。

建長寺の梵鐘は、関東一美しい梵鐘として知られ、音色が人の泣き声に似ているということから「夜泣き鐘」とも呼ばれています。

 

境内のあちらこちらにある古木を見ているだけで心も癒されます。

建長寺をはじめ禅宗の寺院ではビャクシンをよく見かけます。

ビャクシン(柏槇)と言うとあまり聞きなれない樹名かもしれませんが、別名イブキ(伊吹)と言われ、その園芸品種であるカイズカイブキ(貝塚伊吹)は住宅や公園の生け垣などに良く見かける樹です。一方、自然生のビャクシンは海岸の岩場などの厳しい環境に多く見られますが、厳しい環境に耐えてゆっくりと育つビャクシンの姿が、禅の教えに通ずるところがあるとして、禅宗の寺院にビャクシンが良く植えられています。

荒々しい風貌のビャクシン

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幹をねじらせ幾本もの太い枝に分かれ、幹に出来たいくつもの空洞にも負けず生き続けるビャクシンの古木から、荒々しさと生きることの厳しさがひしひしと伝わってきます。厳しい修行に耐える修行僧の姿も、ビャクシンの様な荒々しさを漂わせているのでしょうか。

700年余の歳月を感じさせるビャクシン

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このビャクシンは、建長寺760年の歴史の中で、何回かあった火災などの影響を受けているようで、幹には大きな空洞ができ、樹皮もはげ落ち、枝も残り少なくなっていますが、ビャクシン特有の燃え上がる炎のような枝葉を必死で伸ばしている姿から、ビャクシンの生命力の強さと、この樹が生きてきた760年という歳月の長さが感じられます。

天下門脇に立つビャクシン

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建長寺の入り口にある天下門の脇に、豊かに葉を茂らせた大木が立っています。燃え上がる炎のように、枝先をツンと上方向に伸ばした特徴から、それがビャクシンであることが遠目にもよく分かります。

確かに樹齢数百年を超えるビャクシンの古木からは奥深いものが感じられ、見ているだけで感動させられますね。
 

《続く》

 






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Last updated  2015/03/27 07:26:53 PM
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