カテゴリ:健 康
自律神経を整えることは、体の不調を解消するために最も大切なことです。 現代人のほとんどの不調は、副交感神経が十分にはたらいていないことが根本的な原因であると考えられています。そこで、毎日の生活の中で自律神経を整える方法を紹介します。 呼吸、食事(栄養)、睡眠、運動、そして最後は『リラックス』です。 孫のあっちゃんのうれしいときの笑顔 4)リラックス ・笑 う リラックスのもう一つの大事な要素は"笑う"ことです。 世の中はお笑いブームです。テレビではお笑い芸人が登場しない日はありません。しかし、笑いが注目を集めるには、芸の世界だけではありません。昨今、ヨガでも意識的に「笑う」ことを取り入れるなど、「笑う」ことの医療効果に関心が集まっており、さまざまな病気の予防や改善に役立つことが科学的にも証明されてきています。 さて、笑いにはどのような効果があるのでしょうか。 《笑いの効果》
笑うと「NK(ナチュラルキラー)細胞」が活性化されます。 このNK細胞は白血球の一種で、がん細胞や細菌に感染した細胞を死滅させる力があるといわれています。つまり、笑うと免疫力が高まり、さまざまな病気に対して強い体ができるのです。 このように、免疫力というのは心のもちようで強くも弱くもなるというわけです。明るく愉快な気分や、前向きに生きようとする姿勢があれば、病気と闘うパワーもアップするということです。
ストレスが高まると交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が増え、結果脳の温度が上昇してしまいます。笑うと副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が減少し、脳の温度が下がります。笑っている時は、このふたつの自律神経がバランス良く働いている状態になるということですね。
笑うことで深い呼吸をする腹式呼吸をしています。 いつも自然にしている呼吸よりも、約3倍から4倍の深い呼吸をしているそうです。笑うことで大量の酸素が多く体内へ取り入れられ、血液の循環がよくなります。 笑いによりリラックス状態になり、脳の血流量も増えます。緊張状態では脳の血流量は低下し、酸素不足となり、脳の働きが低下するのです。 笑いによって、感情や記憶、本能を司る古い脳が活性化し、生きる根本的な脳を元気にするようです。その結果、脳が活性化しながらリラックスし、バランスよく脳が働くことになります。 孫の直くんの楽しいときの笑顔 このように、笑いはとても大切ということです。だた、「笑い」とひと口にいっても、心の底から楽しく笑うのと、無理に作り笑いをするものなどいろいろです。健康にいい笑い、悪い笑いというのがあるのか気になるところですね。 【三つの笑い】 これについては笑いは大きく、次の三つに分類されるといわれます。 社交上の笑い、つまりつくり笑いや愛想笑いはストレスに感じ、健康に良くない気がするかも知れませんが、そんなことはないそうです。つくり笑いでも、それは単なる入り口にしか過ぎず、とにかく笑ってしまえば、理由はどうあれ、免疫力は上がるということです。つまらないときこそ鼻歌でも歌って、笑ってみることが大切だということかもしれませんね。 こころと体の健康の保持・増進のために「一日一笑」、笑いの生活での活用を、まずは試してみてはいかがでしょうか。 笑いのある生活をこころがけることで、自分の周りも明るいムードになり、笑いという癒し空間が広がっていくのかもしれません。 ・・・・・ これで、自律神経シリーズは終了です。 健康維持のために、自律神経のバランスを良くなるような生活習慣を今から始めてみませんか。 元気に長生き!の第一歩です(笑) 《完》
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Last updated
2015/07/15 07:25:53 PM
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