カテゴリ:健 康
朝起きて外へ出た時、ウォーキングの途中、電車やバスがくるまでの待っている時間 そんなときには、よく空を見上げます。 朝であれば、次第に明るくなる空があります。昼間であれば、さんさんと輝く太陽があります。夜であれば、美しい星空があります。たとえ曇り空でも、大いなる自然の営みを感じることができます。 普段の日常生活において、私たちは前ばかりを見ています。前ばかりを見て生活をしているので、素晴らしい空の世界になかなか気づけません。実は、美しい風景がいつも自分の上にあるのです。 美しい物を見ると心が晴れやかになり、気分がよくなります。なにより上を見上げていると、元気も出てきます。少し上を向くのではなく、真上を向くように顔を傾けてみましょう。 普段は見ない素晴らしい空が見えると同時に、肩の力が抜けてリラックスができませんか。上を向く姿勢が肩のツボを刺激して、筋肉を和らげてリラックスできます。試しに今、上を向いてください。出来る限り真上を。 これは、ある脳科学者が論じていたことですが、『空、青い色を見ることの効果』について紹介します。
< 1.心身が安らぎ、幸福感を得られる > 人は光のスピード、光の粒子の違いで「色」というものを認識します。その光は太陽光からのものです。肌でも光を受けますが、最も分かりやすいのは「目」に受ける光=色の効果です。 人は光をその身に受けることで科学的に反応しています。血圧が上がったり下がったり、特定のホルモンが分泌されたりします。 明るい空の青色は副交感神経に作用して、脈拍や血圧を下げます。その結果体温も下げる効果があり、リラックスした状態に導いてくれます。また青を見るとセロトニンという癒しホルモンも分泌されるため、心が安らいだようになり、幸福感を得られるのです。 < 2.ダイエット効果が期待できる > 青い色の透明の紙を食品にかけてしまうと、不味そうに見えます。青い色のサングラスをかけると食欲が減退するそうです。それは、「自然界に青色の食品(動植物)がないため、栄養価の高い良い食品だと認識できない」のだと言われています。 また青い色には、興奮を抑えるなどの沈静効果があるとされています。せっかく食欲が出てきても、その気持ちが静められたら美味しく食べられません。 よって、あまり食べなくなりダイエットにつながります。 < 3.平和や自然の神秘を感じ、良い印象を与える > 空の色、青色には色が持つイメージ、心理的な側面でも良い効果があります。 青は「空」「海」「草花」「宇宙(夜の空)」など自然界から感じ取る色です。そのため神秘的なイメージや清らかさや平和を連想させます。また、海や水からは「冷静」「涼しさ」「信頼」「風格のある」、明るい空からは「広々とした」「自由」「平等」「可能性」などのイメージがあります。 そういったイメージを持つ青色を見ることで、見る人の心に良い印象を与えます。 どうですか、わたしはなるほどと納得しました。 悲しみを感じた時。心が苦しい時。やり場のない怒りを感じた時。 人はこのように様々な時に、ふと空を見上げます。 しかし本当に絶望した時、人は空を見上げません。上を見るどころではないのです。何も見えなくなるのです。何も感じなくなるのです。 苦しみを感じるのは、実は生きたいという希望がある時なのではないかと思います。果てしなく苦しいのに、どうしようもなく生きたいと生命が叫んでいる、そんな風に感じます。 上を向いていると空から降り注ぐ元気を受けることができ、精神的に力がみなぎってきます。 今、あなたはどこにいますか。電車の中なら電車の中から空を見上げてください。夜であれば、夜空を見てみましょう。忙しさに飲み込まれている普段では気づけない美しい光景があるはずです。いかなる天気でも、素晴らしい自然の光景です。 生きている限り、どんな心であれ空は誰の上にも平等に広がっています。 美しい光景は、いつもあなたの真上にあるのです。 上を見上げて空を見ましょう。
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Last updated
2015/10/11 02:14:04 PM
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