ボタン無残
晩春に咲く色とりどりの丹精込めて咲かせた花たち。日本のあちらことらでその花たちを無残に切断する人たちがいる。群馬県のチョーリップを傘でなぎ倒して切断する人は中年の背広を来た男だった。一見普通の人に見える人たちの暗い闇・・・・(心が荒んでいるのか)そして今度はボタンが被害。場所は私の住むさいたま市の我が家にも近いところだ。かっては大宮駅まで続く敷地を所有する大農家の尾島家の敷地に咲くボタンが90本も鋭利な刃物で切られたという。尾島家の何千坪の敷地には日本でも珍しい野草や花が沢山育っている。市の天然記念物のクマガイソウが咲く4月頃には見学者が1日に100~500人も訪れるようだ。普段の尾島家は家族で農業をしている。私もたまには新鮮な野菜を買いにでかけるが、その暮らしぶりは田舎の農家と同じに見える。大敷地には2000種の野草や四季さまざまに咲く花々の手入れ、米や沢山の野菜造りを家族だけでやっている働き者の農家が丹精込めた花を誰が切り取るのだろう。