ピーター・ドラッカーの死
今年2月に日経新聞「私の履歴書」を読むまで偉大なる経済学者のことを知らなかった「彼を知らないで株やっている人いないと思うよ」と主人に言われたが「ドラッカー氏の私の履歴書」を読んで本当にびっくりした歴史上の大物達が次々に登場する日本の経済人でも氏の影響を受けた人が多いようだその代表がトヨタ自動車でGMのために彼が調査し提案しようとした「職場改善プログラム」はGMで採用されずトヨタが採用したそして最近はGMの売上減のニュースに比してトヨタの躍進ぶりが目立つ私の履歴書を書いた時の記憶や洞察力、構成力の確かさは95~6歳の方とは到底思えない。老衰と言う天寿をまっとうされるまで頭脳明晰で歴史の証言者だったドラッカー氏の生き方はまさに「生き方上手」を実践されていて誰もがこう「老いてこう死にたい」と思うような亡くなり方だと思う20世紀の経済の良き指導者だったドラッカー氏の教えを受けた日本の経済人の方も、その思考力や洞察力を受け継いで21世紀の日本経済を導いて欲しいGMが採用せずトヨタが採用したのは「人材の価値」だったはずなのに今の日本は「社員が壊れる」システムに流れているように思う