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[坂本龍馬の足音] カテゴリの記事

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龍馬伝の遺品

天保6年11月15日（1836年1月3日）に生まれた坂本龍馬は慶応3年11月15日（1867年12月10日）に暗殺、今日は誕生日であり命日であります。昨年は大河ドラマ「龍馬伝」が放送していて、1年前の日記を見てみるとドラマも残すところあと数回、岩崎弥太郎に扮した香川照之がエンディングで「龍馬に残された時はもう40日しかなかったがぜよ」とナレーションしていました。なんか1年前とは思えない位に昔の事のようにも思えるし、もう1年も経ってしまったのかとも思えます。龍馬の遺品を東京渋谷のNHKで見つけました。正確にいえば、福山雅治演じた龍馬伝の遺品ですが。龍馬暗殺の現場、近江屋の部屋にあった掛け軸に寺田屋の提灯、「ペルリ」の絵です。NHKスタジオパークが10月にリニューアルオープン、最先端の技術がそこここにちりばめられて、体験型テーマパークとして生まれ変わり、以前とは違う場所のような変わりようで驚かされました。3つのスタジオの見学窓のある通路はドラマライブラリーとなっており、様々なドラマで使われた小道具等が展示されて、その中で龍馬伝で使用された小道具を見つけました。昨年の龍馬伝は毎週日曜日の45分間、ホントにテレビに食い入るように観ていたので、小道具1つ1つにドラマの場面がよみがえってきます。今年の「江」もあと2回を残すのみとなりましたが、来年の大河ドラマは私にとっては最も苦手な時代の物語の為、恐らく観ないと思います。篤姫から続いてきた日曜夜のお楽しみの時間は、奇しくもブログの更新休止と共に今年限りとなりそうです。昨年4月、久しぶりの龍馬のお墓参りの際の1枚。今年も今日はこの場所に多くの人々が訪れる事でしょう。遠く関東の地から龍馬のお墓に向けて手を合わせ祈り、龍馬を偲びたいと思います。

2011年11月15日

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坂本龍馬　有楽町に出張中

強化プラスチック製の坂本龍馬が今週の金曜日まで千代田区有楽町のニッポン放送にご出張中です。隣は丸の内警察ですが、ニッポン放送の玄関で期間限定、局に出入りする人々を見張っています（笑）。午後ワイド「ごごばん」で高知県東京事務所から借りた像、21日の金曜日までここに居るそうです。11月まで京急立会川にあった強化プラスチック製の龍馬像。放送で言っていたかどうか、聞き逃したのかわかりませんが、今有楽町に居るプラスチック龍馬は、この龍馬なのでしょうか。プラスチック龍馬はブロンズ像に入れ替わる際に、土佐藩の下屋敷のあった品川区立浜川中学校へ移設されたという話だったと思うんですが、何体も同じようなプラスチック龍馬があるのでしょうか、非常によく似ています。【送料無料】江戸散歩・東京散歩私の持っているこの本の中に2006年の皇居周辺と1859年頃の江戸城周辺の地図が載っています。それによると今ニッポン放送がある辺りは1859年頃は「本多美濃」という表記があるので、本多美濃守の上屋敷があったようです。現在は東京国際フォーラムが建つ土佐藩上屋敷や、剣術修行で通っていた千葉道場も徒歩圏内。巨大な江戸城や敷居の高い故郷の上屋敷を横目に、龍馬は当時この辺りを闊歩していたのでしょうか。龍馬が剣術修行の為に初めて江戸を訪れたのが1853年。158年の時を経て、かつて大名屋敷が建ち並んだ街に強化プラスチック製の物体となって堂々の凱旋です。

2011年01月19日

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おりょうさんの命日

昨年11月に終了した大河ドラマ龍馬伝。すでに1ヶ月半が経ち、祭りの後のさみしさを感じながらも、先週始まった今年の大河ドラマ「江」を見ました。書店で溢れる「江」特集の本を立ち読みして、曖昧だった戦国時代の知識を改めて勉強し直し、戦国時代モードに気持ちが移行しつつある自分がおり、坂本龍馬ファンの風上にも置けない男であります。坂本龍馬といえば、ニッポン放送「ごごばん」で昨年、高知県東京事務所に電話を入れて、龍馬像について電話インタビューをしていました。今年になってようやくその龍馬像の借用する事ができたようで、来週の月曜日に内幸町の高知県東京事務所に引き取りに行き、トラックや自動車も使わずにニッポン放送まで持ちこんで、玄関ロビーに据え付けてそのまま公開生放送を敢行するらしいです。2.4mもある坂本龍馬像の搬出入の様子を当日USTREAMで動画配信するらしく、搬送についてなんかすごい簡単に考えているようですが大丈夫なんでしょうか、大切な龍馬像が心配です。USTREAMも観られないし、公開放送も観に行けませんが、放送が終わった後も何日間かはニッポン放送の玄関に据え置かれるらしいので、時間があれば観に行きたいと思います。今日1月15日は龍馬の妻、楢崎龍、おりょうの命日です。1906（明治39）年の今日、西村松兵衛と再婚したおりょうが西村ツルと名を変えて暮らしていた横須賀の米が浜、おりょう会館の建つこの地で亡くなったと言われています。龍馬伝の放送終了後はお墓のある信楽寺へ行ってませんが、おりょうさんのお墓も静寂を取り戻したのでしょうか。1年前の命日は龍馬伝でおりょうさんを演じる前の真木よう子が墓参りに訪れて、さらには京都の霊山護国神社から龍馬の霊璽を宮司さんが新幹線で信楽寺に運んでお龍と143年ぶりの再会を果たしました。早いものでもう1年が経ちました。あいにく都合が付かず今日の命日はお墓参りができませんが、近いうちに手を合わせに行ってこようと思っています。

2011年01月15日

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「龍馬が夢見た日本の政治は･･･」

大河ドラマ龍馬伝で注目の坂本龍馬を前面に推し出して、チラシや看板にそんなコピーが書かれています。取りようによっては今の政治に対して強烈な皮肉にも取れるコピーですが、1日から10日まで議会開設120周年を記念して憲政記念館で「議会政治展示会」が行われています。国会図書館の主催で行われているこの展示会、国会図書館に所蔵されている資料を中心に、幕末から昭和30年代までの議会政治を一気に辿れて、何より入場無料がなんとも有難い貴重な展示会です。坂本龍馬フリークとしてはなんといっても、龍馬自筆の「新政府綱領八策」の現物や、暗殺の数日前に陸奥宗光に送った書状が展示会の目玉です。「新政府綱領八策」は春にあった江戸東京博物館での坂本龍馬の特別展でも見ましたが、つい先日、大河ドラマ「龍馬伝」で福山龍馬がこの新政府綱領八策を書いているシーンを観ているだけに、「○○○自ら盟主と為り～」と書いたその本物はインパクトがあります。戦国時代や幕末の事は好きこそ物の上手なれで興味を持って調べたりしてよく知っているつもりですが、明治以降の政治についてはなんともあやふやな知識しか無い私。同じく憲政記念館で開催されている特別展やこの展示会は今の政治に物申す前に知っておくべき歴史でもあるので、もらってきた展示会目録でじっくり復習したいと思います。それにしても、龍馬が夢見た日本の政治は･･･（苦笑）。

2010年12月03日

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福山龍馬物語48話　完結

ついに終わってしまいました、大河ドラマ龍馬伝。最終回を前に1年間の私の龍馬伝紀行にも一区切りをつけようと、旧土佐藩江戸下屋敷周辺へ行ってきました。先頃プラスチックからブロンズにお色直しした、京急立会川駅前の坂本龍馬像です。いかにも軽そうだったプラスチックと比べて、ブロンズの龍馬像は重厚感がありました。浜川砲台跡はなぜか看板が無くなっており、知らない人が見たらタダの岩石置き場みたいになってて、いったいどうしたんでしょうか。写真は砲台跡の先で見つけたカモメ達。綺麗に整列している姿に思わずシャッターを切りました。土佐の物語の最終回を観る前に容堂公にもご挨拶しなければと、鮫洲駅前の山内容堂公のお墓へも行ってきました。無数の落葉がお墓周辺に無造作に積もり、半壊状態の灯篭等を見るにつけ、幕末4賢候のお墓のほったらかし状態が以前訪れた時より物悲しさを感じました。そんなわけで夕方のBSの放送時間に間に合わず、モヤモヤさまぁ～ず2のドイヒー感を引きずりながら（笑）8時からの地上波で最終回「龍の魂」を観ました。ハッピーエンドな結末でない事は最初からわかっていましたが、やはり最後が暗殺で終わってしまうのは悲しくてやりきれません。刻々と迫る龍馬暗殺の瞬間にドキがムネムネして観ておりました。そんな坂本龍馬の物語のクライマックス中のクライマックス、龍馬暗殺の場面で流れた知事選の速報テロップ。いくらなんでもこれは無いでしょう･･･。番組後にやるニュースで報じても十分なのに。ドラマに集中していた緊張感が途切れて、そのテロップが異常に気になってクライマックスが台無し、「もうよい」とあっという間に刺客が帰って行ってしまいました。知事選テロップが「もうよい」でっせ、ホンマ。最終回はきちんと録画してDVDに残しておきたいので、番組終了後、すぐに今度の土曜昼放送の再放送録画予約をしました。縁起でもありませんが再放送時に北朝鮮がミサイルを発射したとか、再度速報テロップが出ない事を祈ります。とにかく、坂本龍馬が主役で1年間観続けてきた48回の物語が完結。プログレッシブカメラを使用して今までの大河に無いスケール感や独特の陰影、迫力を感じる撮影手法。史実とは異なる部分もありながらも主役の坂本龍馬はもちろん、龍馬を巡る幕末の人物像に新たな魅力を与えてくれました。実際はもっと若かったですが、山内容堂や吉田東洋、高杉晋作等、これから小説を読んだりしたら絶対顔が浮かんでしまうようなインパクトの強い配役を始めとした適材適所の俳優陣の人選は見事としか言いようがありませんでした。その吉田東洋を筆頭にして、昔から嫌悪感を持っていた人物が龍馬伝を観ていく中で新たな化学反応を起こすのか、ドラマから姿を消す頃にはそれぞれが愛すべき人物に変化していき、登場人物全てが最後は好印象に変わったのが印象的でした。高校時代に高知を訪れて桂浜の龍馬像を見たのに始まり、司馬先生の「竜馬がゆく」を読んで龍馬に魅了されて数十年。今年は龍馬伝のお陰で私の中の「龍の魂」がよみがえり、ブログにその記憶を記録として残しておきたいという気持ちもあり、東京、神奈川、大阪、京都、私の「龍馬伝紀行」が始まりました。27年ぶりに訪れた京都の寺田屋、近江屋跡地。江戸東京博物館での特別展で初めて見た血染めの屏風の衝撃。さらには今まで訪れた事のなかった場所や知らずに通り過ぎていた龍馬の足跡をあちこち辿る事ができた事は、龍馬伝に深く感謝しなければいけません。【送料無料】George Harrison/All Things Must Pass - New Century Edition 【CD】今日はジョージ・ハリスンの命日。1年間観続けてきた龍馬伝の完結、福山龍馬が逝きました。全ては移ろいゆくもの、全ての事柄は彼方へと過ぎ去っていく･･･。毎年ジョージの命日に聴く「All Things Must Pass」の歌詞が龍馬伝の完結と相まって深く心に染みます。1年間に渡って私を魅了し続けてくれた大河ドラマ龍馬伝。最後のクライマックスシーンの大失態には目をつぶるとして、福山雅治さん、香川照之さんをはじめ出演された全ての俳優さん、全てのNHKのスタッフの方々に感謝の気持ちを伝えたいです。1年間ありがとうございました。

2010年11月29日

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坂本龍馬終焉の地

昨日の大河ドラマ龍馬伝の第46回「土佐の大勝負」。岩崎弥太郎がエンディングの語りで、「龍馬に残された時はもう40日しかなかったがぜよ」と（悲）。旧暦ではありますが、その40日後が今日11月15日、坂本龍馬の命日であります。今年4月に27年ぶりに訪れた京都の近江屋跡地。昔は阪急交通社の営業所だったのが今はサークルKになり、絶えず人が出入りしていました。この写真を撮った私の頭上で龍馬と中岡慎太郎が11月15日の夜に暗殺されました。日記に書き連ねた通り、龍馬の足跡を辿って京都市内をとことん歩きまくって、この近江屋がある位置を改めて足で確認して、土佐藩邸の目と鼻の先で暗殺されてしまった事に、悔しさと悲しみでやりきれない気持ちになりました。今年は6年ぶりの墓参もした4月の京都をはじめ、東京、神奈川、大阪で龍馬と龍馬を巡る人々の足跡を事あるごとに辿ってきました。江戸東京博物館での特別展もありました。そして1年かけて欠かさず観てきた龍馬伝。フィクションとはいえ、あんな感動的な「土佐の大勝負」を観せられてしまった次の日が龍馬の命日。例年以上に悔しい気持ち、悲しい気持ちが押し寄せてきています。遠く関東の地から龍馬のお墓に向けて手を合わせ祈り、龍馬を偲びたいと思います。

2010年11月15日

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おりょう終焉の地

いよいよあと3回になった大河ドラマ龍馬伝。先週7日放送では龍馬とおりょうの今生の別れとなるシーンが。まさか最後となるなんて2人とも全く考えていなかったはず。観ていて切なくなってしまいました。「龍馬伝」お龍役・真木よう子に完全密着！【BOOK】「お龍」真木よう子写真集ドラマ後に放送する龍馬伝紀行で横須賀にあるおりょう終焉の地と信楽寺のお墓が紹介されていました。随分前におりょう終焉の地に訪れていたのですが、日記に取り上げる事を忘れていました。何度も日記で取り上げていますが、龍馬の死後は各地を転々として、西村松兵衛と再婚して横須賀で生涯を終えたおりょう。なんと、その終焉の地におりょう会館という葬祭会館が建っていて、その玄関におりょうさんの像がありました。終焉の地が葬儀場になっているなんて驚かされます。若き龍馬が夢を持って剣術修行で訪れた関東の地。黒船に遭遇してその後の人生に多大なる影響を与えたとされます。その黒船に乗ってペリーが日本に上陸した浦賀の近くに、おりょうが龍馬亡きあと移り住んでその生涯を終えたという事実に、運命のいたずらを感じます。さて、今夜の龍馬伝、大政奉還に向けてクライマックスです。恐らく史実では無かった話だと思いますが、容堂公との対決、どんな風に描くのか楽しみであります。

2010年11月14日

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龍馬を斬る男達を知らないオッサン

今日から11月。今年もあと2ヶ月になってしまいました。大河ドラマ龍馬伝もあと4回なんて、信じられません。来週の第45回は「龍馬の休日」。これって「ローマの休日」のダジャレでしょうか（笑）。先日、新たな出演者の発表がありました。注目の龍馬暗殺の実行犯役の3名です。はたして誰が演じるのか、ずっと楽しみにしていました。市川亀治郎、中村達也、SION、ん、3人とも知らない（汗）。知ってる人には、すごい豪華な配役なんでしょうが、おっちゃん勉強不足で3人とも知らない人でした。今どきの俳優やミュージシャンの名前を全く知らない私。ドラマや音楽番組もほとんど観てないもんなあ･･･。いや、そんな問題ちゃう、この3人を知らないとは、お前が世間知らずなだけや、と言われてしまうのでしょうか･･･。龍馬伝で登場した役者さんの中でも知らなかった人が多くて、最初はこの人がこんな凄い役をやれるんだろうかと思いましたが、ドラマでの存在感や好演ぶりでその役者さんを再認識する、という人が何人もいました。適材適所、絶妙のキャスティングで感心させられている龍馬伝。今回発表された暗殺実行犯の3人も最終回を観終わった時に絶妙のキャスティングだったと思える結果を期待しましょう。

2010年11月01日

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大河も完結編

昨日の日記で私のキャピトル東急物語が完結しましたが、大河ドラマも完結編の季節であります。22日に「大河ドラマストーリー龍馬伝　完結編」が発売されました。龍馬伝（完結編）例年、完結編が出ると大河ドラマももうすぐ終わりか、と寂しくなりますが、特に今年は坂本龍馬の物語、悲しく悔しい結末が否が応でも待っているだけに今年の完結編発売は例年以上に寂しい気持ちです。新たな配役紹介は4人しか掲載されていませんでした。今回の龍馬伝はホントに役者1人1人が印象的で、上野彦馬を演じたテリー伊藤さんや、和助役の小市慢太郎、飯盛女の志乃役の及川奈央（汗）等々、登場時間は少なかったけど印象に残る役者も多く、ドラマの完結編の1冊として全出演者のまとめ一覧表が欲しかった気がします。配役といえば、最終回の暗殺実行犯を誰が演じるのかこの「完結編」で発表されるのかなとも思っていたのですが、全く触れられておらずにいまだに未発表状態で、いつまでシークレットなのでしょうか。一体誰が龍馬を斬るのか、早く教えてほしいものです。今日の第43回は「船中八策」。今週の放送を入れてあと7回になった龍馬伝。龍馬を語る上で欠かせないものが続き、片時も目が離せなくなってきました。極度の集中力を持って臨む18時からの龍馬伝の45分間。その緊張感を一気にほぐしてくれるドイヒー番組「モヤモヤさまぁ～ず2」が先週から復活しました。やっぱり日曜日の夜はこの緊張と緩和が必要です（笑）。

2010年10月24日

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坂本龍馬の裏書と仁徳天皇陵の埴輪

皇居東御苑の三の丸尚蔵館で今日17日まで行われているのが「特別展　皇室の文庫（ふみくら）～書陵部の名品」です。この特別展に出品されている41点の中で、目玉は何と言っても坂本龍馬が書いた「薩長同盟裏書」です。先に江戸東京博物館で開催された龍馬展でもこれは見られず、長州の木戸家文書を宮内庁書陵部が所蔵していたとは。どうしても見たかった裏書の本物が見られるという事で本当に有難い特別展でした。展示室の真ん中にこの裏書と五箇条御誓文の写し、そして帝国憲法発布式図が置かれるレイアウト。龍馬が携わった薩長和解の保証書類、そして龍馬が描いた日本の将来とは違っていったとはいえ、提言した船中八策が具現化してさらには憲法制定へと、意図した配置なのかわかりませんが、絶妙の配置でした。さすがに龍馬伝の影響でしょうか、裏書の前は人だかり。大河ドラマ龍馬伝の37回放送「龍馬の妻」でも、この裏書を書くシーンが登場して、実際にあんな風に書いていたのかどうかは定かではありませんが、寺田屋騒動で瀕死の重傷を負った後で、痛みをこらえながら裏書を書くというシーンを見ていただけに、ようやく見られたという喜びも相まって感動もひとしおでした。徳川の時代に終止符を打つきっかけともなった文書が、幕府から公家に入居者が入れ替わった江戸城で保管されている、なんと皮肉な事でしょう。2010年の秋、平民の私でも自由に江戸城の一部に立ち入ってこの裏書を見られる幸せを改めて感じながら、龍馬の書いた力強い朱色の文字をじっと眺めておりました。大阪にいた頃、歴史に興味を持ちはじめた小学生の私は、堺へ仁徳天皇陵を観に行った事がありましたが、上から見てこその前方後円墳、近くに行ってもただの雑木林にしか見えなかった（笑）記憶があります。特別展でその仁徳天皇陵から出土した馬形埴輪や犬形埴輪等が展示されており、大阪出身の私が東京の皇居で堺で出土した物を見るとは。雑木林を眺めたあの時から数十年、なんとも不思議な感じで埴輪をながめておりました。たかが41点と侮ることなかれ、まさに展示会のサブタイトル通り、「書陵部の名品」の題名にふさわしく、めったに見られない貴重な品の数々が並んだ特別展でした。最終日の今日は朝9時から午後4時15分まで。観覧料は無料です。お見逃しなく。

2010年10月17日

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龍馬ブームにのってけ横須賀大津町

大河ドラマ龍馬伝でついに夫婦となって、龍馬へのベタ惚れぶりを見せてくれている妻、お龍。横須賀の大津町では、おりょうさんまつりが開催され、昨日は信楽寺で墓前祭が行われたようで、「おりょうさんの街」は大いに盛り上がっているようです。今日まで開催中の「龍馬とおりょうさんパネル展」、先日観に行ってきました。京急大津駅周辺はおりょうさんののぼりが立ち並んで、おりょうが街おこしの起爆剤になっています。パネル展会場のコミュニティセンターには「坂本龍馬の妻　おりょうさんの眠る街大津」と書かれた、でっかい垂れ幕が掲げられていました。龍馬の妻ではありましたが、龍馬の死後各地を転々として西村松兵衛と再婚してたどりついた地が横須賀なので、ここまで龍馬を前面に出されてしまうと、この地でおりょう、西村ツルと共に暮らした松兵衛さんが余計に不憫でなりませんが･･･。会場の2階へに向かう階段の壁にズラッと龍馬伝でお龍を演じる真木よう子の写真パネルが並び、その美しいお姿にドキッとしてしまいました（苦笑）。パネル展は地元の観光協会の手作り感が溢れる展示でしたが、横須賀と近江八幡のおりょうの戸籍や、科学警察研究所による若いおりょうの写真の異同識別鑑定書の内容が見られる等、今まで見た事のなかった貴重なものもありました。入口でもらったチラシやパンフレットの中に、「おりょうさんの街散策＆ランチマップ」があり、大津町で味わえる「龍馬・おりょう夫婦そば」とか「おりょうと龍馬のヘルシーチキンカレー」が載っています。中でも「おりょうと龍馬のLoveLoveパンケーキセット」にはそのネーミングと発想に脱帽してしまいました。ハート型のバターが乗っかって、ホットケーキには龍馬とおりょうのシルエットが。この地でLoveLoveだったはずの松兵衛さんの気持ちは･･･。とりあえず今度行った時には、秩父屋吉岡米酒店で売ってる「おりょうの月琴お守り」を買いに行こうと思います（笑）。

2010年10月10日

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ランク圏外に落ちた龍馬伝

大河ドラマ龍馬伝は第4部に突入して、今日の第40回を含めてあと9回となってしまいました。番組のチーフプロデューサーが龍馬暗殺犯について、「誰もがその名を知るであろう大物俳優」をゲスト出演させる思惑を明かした、というニュースが流れてネット上では誰が演じるのか、ちょっとした話題になっていますが、これは興味津津、一体誰なんでしょうね･･･。朝日新聞で毎週TVランキングが掲載されているのを見ていますが、先日の週間ランキングを見ていたら、あれ、どういう事？龍馬伝の名前がありません･･･。色々と調べてみたところ、先週の放送の視聴率はドラマ部門ではそれでも3位でしたが、総合ランキングではベスト10圏外の13.7パーセント。これから坂本龍馬の本領発揮の大活躍というのに、この数字は一体どういう事なんでしょうか･･･。今まで観てきた坂本龍馬の物語の中でも、圧倒的なスケール感で毎週テレビの前で45分の間、釘付けにされている龍馬伝。余談ながら、18時から観た龍馬伝の緊張感を一気に解放してくれるはずのモヤモヤさまぁ～ず2が、改編期の特番につぶされ続けており、次回放送は10月17日までおあずけのようです。ゴールデンに進出して早半年が過ぎましたが、特番につぶされる事も多くて、先週からの3週連続休みにはモヤモヤが募る一方です。どうもここのところ月曜の朝が重苦しいはこのせいかも。あ、そうか。私も18時からのBSで龍馬伝を観ており、20時からの放送は観ていません。ランキングの数字は20時からの地上波の数字。そういえば、少し前にテレビ関係のお客様と商談時に、BSやCS放送の話題をしたところ、地上波を観てもらわないと数字に反映されないとボヤかれていらっしゃった事を思い出しました。そんな事もあるので龍馬伝の視聴率がランク圏外に落ちても人気凋落とは一概に言えないのかもしれませんが、今後の朝日新聞で見るTVランキングの龍馬伝の位置がどうなっていくのか、気になるところであります。世に棲む日日（1）新装版龍馬伝の中でその大きな存在感に、改めて高杉晋作に興味を持ちました。まあ、三味線持って戦場には行かないと思いますが（笑）。そういえば司馬遼太郎先生の作品の中で、吉田松陰と高杉晋作を描いた「世に棲む日日」を読んでいなかった事に気づきました（汗）。龍馬伝の行く末を気にしつつ、高杉晋作の魅力について司馬先生に教えを乞うため、「世に棲む日日」を読み始めている今日この頃であります。

2010年10月03日

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神奈川にも台場があった

21日のニッポン放送「ごごばん」の中継コーナーで、上田郁代ちゃんが神奈川台場を紹介していました。東京ではなく、神奈川の台場？今まで長い事、神奈川県と関わってきましたが、神奈川に台場があった事を知りませんでした（大汗）。調べてみると、安政6年（1859年）5月に着工して、万延元年（1860）6月に完成した神奈川台場。開港した横浜の警備の為に築かれたらしく、なんとこの台場は勝海舟の設計というではありませんか。近くを通ったら確かに台場公園という公園がありました。公園というより広場といった感じでしたが、ここが神奈川台場に向かう西取渡り道付近だそうです。今ではここに台場があったとは思えない風景ですが、それにしても数十年もの間、この公園の存在を知らずに通り過ぎていたとはまだまだ修行が足りないようです。【横浜のお菓子】勝サブレ5枚入り中継で紹介されていた「勝サブレ」。勝海舟の設計した神奈川台場の形を模して、Mの形をしたサブレに勝の文字が入っています。神奈川台場に置かれた大砲は戦には使われず、祝砲に使われたという事から横浜の縁起菓子として販売されているようです。実は少し前に横浜市内を走行中に、前のバスに勝サブレの広告を見た事があり、なんで神奈川で勝海舟やねん、と思っていたのですが、郁代ちゃんの中継でようやくその疑問が解決しました。勝サブレのホームページを見つけました。色々見ていたら中継していた現場は台場公園ではなく星野町公園だったような･･･。とにかく、勝サブレを食べてみたいと思った私。ラジオを使った販売戦略にすっかり乗ってしまった上に、ブログを使って勝サブレの営業マンになっている･･･（爆）。そんなわけで、幕末好きとしては神奈川台場の存在を知る事が出来た上に、疑問だった勝サブレの事もわかってめでたしめでたし。郁代ちゃん、ありがとうございました。現存しているという石垣は時間が無くて確認する事ができなかったので、また機会をつくって星野町公園にも行ってみたりして、神奈川台場跡の大きさを体感してみたいと思います。

2010年09月23日

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モヤさまの後の龍馬伝は体に悪い（笑）

大河ドラマ龍馬伝は昨日の放送で第36回、ついに寺田屋騒動の回を迎えました。坂本龍馬を語る上でもクライマックス中のクライマックス、どう描かれるのか、期待しておりました。史実をわかっていてもドキがムネムネして、手に汗握るシーンの連続。細かいディテールまで凝った見ごたえある映像、プログレッシブカメラのスケール感が威力を発揮し、画面に引き込まれていきました。従来の大河の撮影方法ではここまでの迫力や緊迫感は出なかったと思います。本放送の後、この興奮が冷めやらず、22時からBSでもう一度観てしまいました（苦笑）。素晴らしい映像と同時に素晴らしい役者陣。筧利夫演ずる三吉慎蔵、なんか今一つと思っていましたが、筧さんに謝ります。昨日のMVPではないでしょうか。真木よう子のお龍、素晴らしかった。なんて美しい･･･、改めて惚れ直しました（汗）。さすがに裸で龍馬の部屋へ駆け上がれませんでしたが、入浴シーンから薩摩藩邸まで駆けつけるまでの緊迫感、見事に演じ切ってあっぱれでした。ホント、今回の大河の配役は言い得て妙のキャスティングが感心しきりです。私の場合、緒方拳が大石内蔵助（峠の群像）といったように一番最初に観た役者で歴史上の人物のイメージが固まってしまうのですが、今回の龍馬伝の登場人物を演ずる役者陣の顔は、今後小説等を読んだ際にまず頭の中で浮かびそうな、強烈なインパクトを与えてくれています。普段はBShiの18時からの放送を観ているので、龍馬伝が終わった後、モヤモヤさまぁ～ず2を観て張詰めた緊張感を一気に解放する、というのが定番でした。しかし昨日に限ってはやむなき事情でモヤさまの後に20時からの地上波で龍馬伝を観るという流れになってしまい、モヤさまのゆるゆる感の後に一気に張詰めた緊張感がなかなか解放されず、体に悪い（笑）。来週からはやっぱり龍馬伝の後にモヤさまを観よう（爆）。放送を観終わって、もう一度伏見の寺田屋へ行って材木小屋から伏見の薩摩藩邸まで、龍馬の足跡を確かめたくなりました。しかし、4月に訪れた時点で相当の混雑ぶりだったので、これからもっと混んでしまうんだろうなあ･･･。それにしても龍馬伝のここのところの視聴率が20パーセントいかないのが不思議でもあり、悔しくもあります。寺田屋騒動から龍馬暗殺まであと1年10カ月。残り12回の放送がますます目が離せなくなってきました。

2010年09月06日

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腹痛から練兵館

第3部に入った大河ドラマ「龍馬伝」。いきなり登場した感のある高杉晋作ですが、相当のインパクトと存在感を示していて、ここでも絶妙の配役が又1人登場しました。先日の事、車の運転中に突然腹が痛くなり、ピーヒョロロの軟便小僧と化した私、通りがかった靖国神社に助けを求めて間一髪で事なきを得ました。ヒノキのいい香りのするトイレで快適でございました。本当に有難うございました。ひと息ついて境内を歩いていたところ、練兵館跡の看板と石碑を見つけました。高杉晋作や桂小五郎、伊藤博文らが入門した、神道無念流の道場です。調べてみると幕末の頃にこの場所にあった練兵館、百畳敷きの道場と三十畳敷きの寄宿所があったようで、現在の雰囲気とは違って憂国の志士達で溢れてさぞ騒々しかった事でしょう。これまで「技の千葉」の玄武館跡、「位の桃井」の士学館跡を見てきましたが、「力の斎藤」と呼ばれたこの練兵館跡を見る事が出来て、これで江戸三大道場跡を制覇した事になります。この練兵館跡を私に見せるために靖国神社近くで体が軟便小僧化したのでしょうか（苦笑）。棚からぼたもちならぬ、腹痛から練兵館跡でした。

2010年08月01日

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福山龍馬の衣装を見る

先日行ったNHK放送博物館で大河ドラマコーナーがあり、龍馬伝で福山雅治が着ている坂本龍馬の衣装が展示されている事を書くのを忘れていました。大河ドラマや紅白歌合戦の史料、展示物でもこの放送博物館は穴場ともいえる存在で、なかなか見ごたえがありました。龍馬伝をご覧の方でも、この放送博物館に福山雅治の坂本龍馬の衣装が展示されているのをご存知の方は少ないのではないでしょうか。ポールや柵も何もなく飾られている衣装。龍馬伝の展示会でサインが盗まれるという事件が起きている中、あまりにも無防備な展示に、熱烈な福山ファンの暴走が（笑）起こらない事を祈ります。龍馬伝（後編）6月30日に大河ドラマストーリー龍馬伝の後編が発売され、さっそく購入しました。真木よう子の美しさに目を奪われます、ってお前どこ見とんねん（苦笑）。昨日の龍馬伝は史実での神戸海軍操練所閉鎖から長崎へ行く間の半年の行方不明期間を利用して、龍馬が土佐へ帰って後藤象二郎と対していたという、一大創作が繰り広げられました。この日の放送に脚色に関しては、番組プロデューサーが大河ドラマストーリー後編で語っていましたが、今までの坂本龍馬の物語を覆す土佐帰国には、龍馬ファンの中では賛否両論ありそうなところ。私は「竜馬がゆく」での坂本龍馬のイメージが強かったので、津本陽の「龍馬」を読むとまるで違う人物のようで、同じ坂本龍馬でも様々な描き方があると実感しました。集英社文庫　津本陽　龍馬　全5巻BOX大河ドラマもノンフィクションではなくドラマだし、史実も厳密にいえばどこまでが真実かは龍馬本人しかわからない事なので、龍馬伝の描く坂本龍馬の物語としては、今後の展開に含みを持たせる、面白い解釈だったのではないでしょうか。来週は第2部の最終回、ついに武市半平太が逝きます。選挙特番の為に放送時間が変更されるようなので、忘れないようにしとかないと。

2010年07月05日

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おりょうが歩いていた横浜

ここだったのか。保土ヶ谷方面から東神奈川に向かう際、横浜駅西口周辺の混雑を避けるために使っていた裏道に神奈川宿の料亭田中屋を見つけた。坂本龍馬の妻おりょうが龍馬の死後、明治7年ごろに勤めていた田中屋。そんな店とは全く気付かずにずっと通り過ぎていた（汗）。勝海舟の紹介でここに勤める様になって西村松兵衛と出会い2度目の結婚をして横須賀に住み、生涯を終えるおりょう。先週20日の大河ドラマ龍馬伝の第25回放送分でついにおりょうの笑顔を見た。龍馬に知らぬ間に惹かれているおりょうが、龍馬を見送った後に「う～み」と練習して見せた笑顔。私は真木よう子の笑顔に完全にノックアウトされた。今まではほとんど登場しなかった薩摩勢が今日の第26回から登場してくる。高橋克実の西郷隆盛は果たしてハマるのだろうか。そして龍馬の死後も西郷隆盛に世話になるおりょうの魅惑の笑顔シーンが増えていくのだろうか。

2010年06月27日

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原宿に立つ10メートルの坂本龍馬

ニッポン放送7月の大改編が正式発表されて、午後の時計代わりだったのってけラジオもあと1週間･･･。平日の午後、12年間慣れ親しんだテリーさんの声や、応援している中継レポーター上田郁代さんや正木あずみさんの元気な声がラジオから聞こえなくなるのは本当に寂しい。昨日ののってけは正木あずみさんが国立代々木競技場の敷地内に設営されたSAMURAI BLUE PARKから中継レポート。その中で「10メートルの坂本龍馬像がある」という話を聞いた。代々木競技場の第一体育館と第二体育館を望む広場、オリンピックプラザに作られたSAMURAI BLUE PARK。サッカーには全く関心の無い私も坂本龍馬と聞いたら、これは駆けつけずにはいられなかった。仮設テントの先の「革命の広場」と名付けられた屋外スペースにでっかい坂本龍馬が立っていた。なんじゃこれは。組み合わせ角に桔梗紋の箇所にアディダスのマークが。全身ブルーで袖にはご丁寧に3本ラインまで入っている。アディダス製の着物ではないか（笑）。履物はブーツから黄色のサッカーシューズに履き替えて、公式試合球に足をのせていた。幕末の革命児、坂本龍馬のブームに乗っかって作られた像。期間限定の像ながら、なかなか丁寧に作られているが、ブルーの着物を着せられている龍馬は何を思う（笑）。これがプロ野球に波及して、黄色とかオレンジ色の着物を着た龍馬像なんて登場したらまるで笑点ではないか。これ以上悪ノリしないでほしいものである（笑）。今日までワールドカップ関連のテレビ、報道を全く観ていないという非国民はこの私（汗）。今夜はテレビ朝日以外はテレビじゃなくなるという話もある。私はいつも通りに9時からはアド街ック天国･･･と思って番組表を見たら今日は特別番組でアド街は休みではないか（泣）。プロ野球は･･･全部デーゲームやんか（悲）。

2010年06月19日

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龍馬とおりょうの木像

昨日の大河ドラマ龍馬伝、泣けた･･･。史実はどうとか、そんな事忘れてしまうぐらいの、いいヒューマンドラマになっていて感情移入してしまう。ほんとに今回の龍馬伝はキャスティングが絶妙だ。5月30日の第22回からついに楢崎龍が登場している。真木よう子演じるおりょう、なかなかいい味出している。京都弁が少々おぼつかない事を除けば、京女だけにドスがきいててなかなかええどすなぁ（失敬）。まだまだ心閉ざした様子でいまだ笑顔が見られないが、龍馬と恋に落ちていき、表情も徐々に変わっていく事だろう。おりょうの墓がある横須賀の信楽寺へ今年1月に訪れたが、行った後で本堂に龍馬とおりょうの木像がある事を知り、先日、信楽寺へ再訪し、お墓で手を合わせてから本堂へ。確かに木像があり、想像以上に大きくて驚かされた。置いてあった説明書きによると、おりょうの没後百周年を記念して平成18年10月7日に完成、信楽寺に安置されたらしい。なんと私の誕生日に完成した木像なのかっ。1年365日ある中で、365分の1の確率でこの龍馬とおりょうの木像と私の誕生日が同じとは。なんかそれだけで親しみが湧いてくる。木像の後ろには龍馬とおりょうの絵、おりょうの横には昨日の龍馬伝でも登場した月琴が置かれている。龍馬は何を読んでいるのだろう。ん？龍馬が書いた？そんな事あらへんやろ。いかにもドラマや書物に出てくる龍馬が言いそうなセリフが書かれたものが置かれていた。龍馬の死後、おりょうが三十数年間過ごした街、横須賀。再婚した西村松兵衛と暮らした街だが、没後100年が経った後、木像になって龍馬の隣に座っている。

2010年06月14日

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3回目の龍馬伝展

今日ついに最終日を迎える江戸東京博物館の「龍馬伝」展。5月18日から龍馬の手紙の1部が入れ替えられており、その手紙を見る為に3度目の見学へ行ってきた。5月18日まで公開されていた手紙は、「日本を今一度せんたくいたし申候」が登場する手紙と、「わがなすことは　われのみぞしる」の有名な歌が書かれたもの等の手紙の重要文化財だった。この手紙が展示されていたスペースに5月18日から入れ替わって展示されているのが、「日本第一の人物　勝麟太郎」の弟子になった報告、「おもしろき女」とおりょうを紹介する手紙と、おりょうとの新婚旅行を絵入りで報告する手紙等、こちらも乙女姉やんに宛てた手紙の重要文化財。いずれも有名な手紙なので、いろんな本や雑誌で何度もお目にかかっているが、何と言ってもその実物がこの目で見れた事で感激はひとしおだった。3度目の訪問だが館内の混み具合は相変わらずで、龍馬の手紙が展示物の中でもかなりの割合を占めるので私も含めて立ち止まってじっくりと見入る人が多く、なかなか展示物が見られず行列ができるので、入口で並ばなくて空いていると思っても、館内は大混雑を起こしている。見学している人達の会話を聞いていると面白い。手紙に書かれているおやべ殿という文字を見て、「おやべって誰？」「龍馬のお姉さんの名前じゃない」・･･おいおい、龍馬伝観てたらわかるやろと思うような考えもつかないような会話に、時々笑いをこらえるのに必死だった（笑）。途中途中に座れる休憩スペースが設けられてて、疲れ果てて真剣に寝ている人も何人か見かけたが、展示物の全てをじっくり見ようとすると疲労度は相当なもので居眠りするのも仕方ないだろう。最初の3日間限定のガラス写真の置かれていた箇所と、5月10日まであった血染めの屏風があった箇所がポッカリ穴が開いたように不自然な広いスペースになっていた。やっぱり見ておいてよかった･･･。今日は最終日なので最初の3日間やゴールデンウィークに匹敵するような混雑になるのでは。それにしても今回の特別展は何万人訪れたのだろうか。過去開催された特別展の動員数は知らないが、今回の龍馬伝展は記録的な人数が訪れているはずだ。この龍馬伝展は6月19日から場所を京都に移し、京都文化博物館で開催される。「龍馬に出逢う、二十七日間。」というコピーが書かれた京都版のチラシを見ると、東京では見れなかった龍馬愛用の西陣織製の紙入れが7月6日から19日までの限定で公開されるようだ。その時期に大阪出張にならないかなぁ、見てみたい･･･。

2010年06月06日

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岩崎弥太郎の凄さを体感

ここのところ、めっきり出番が少なくて語り役に徹してしまっている龍馬伝の岩崎弥太郎。ここまでの印象としては、とにかくとことん汚い岩崎弥太郎のイメージが定着してしまったが、あの弥太郎、岩崎家がこんな大金持ちになったとは。上野にある旧岩崎邸庭園へ行ってみた。明治29年に完成した大邸宅。江戸時代は大名屋敷だったこの土地を明治になって岩崎弥太郎が購入し、息子の久弥の時代にジョサイア・コンドルの設計によって日本の建築史に残る洋館を建てた。重要文化財の洋館の中に入れるようになったのは2003年、邸宅内に入れるようになったのも2001年からで、ふらっと立ち寄って見学できるのは本当に有難い事。外観も内装もため息が出るような美しさの洋館。賓客を招いてのパーティ等、迎賓館的な建物だったらしいが、館内を見学しながらも香川照之の汚い弥太郎が思い浮かび、最大のジャパニーズドリームを見せつけられた感じだった。わずか29歳で三菱を引き継いだ岩崎久弥。これだけ豪華な邸宅で生活していた久弥だが、質素倹約に徹した生活を過ごしていたという。恐ろしく広い庭から洋館の南側を眺める。左に見えるのが洋館とつながっている和館。これだけでも十分でかいのに、完成当時から比べると規模は相当縮小されたというから恐ろしい。岩崎家はこの和館で普段生活していたという。そして異彩を放つこの建物はビリヤード場。明治時代にビリヤード。これもコンドル設計の山小屋風の造りが素晴らしい。洋館と地下道でつながっているというから驚き。見学しながら凄すぎて口が開きっぱなし。岩崎弥太郎の凄さを目の当たりにすると同時に、坂本龍馬が明治時代も生き続けていたら、どんな生涯を送っていたのだろうかと、つくづく歴史の非情さを感じた。

2010年05月16日

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勝海舟像

先日、東京スカイツリーを見た後に浅草まで歩いた事を日記に書いたが、その途中で立ち寄った場所が墨田区役所前にある勝海舟像だった。隅田川に向かって指差す勝海舟。素晴らしくゴージャスな墨田区役所をバックに撮ってみたら面白い絵になった。「勝海舟像」といえば、龍馬伝の武田鉄矢演じる勝海舟。2年前の篤姫で登場していた北大路欣也の勝海舟と全く好対照というか、金八先生が幕末に現れたような、今までのクールなイメージを覆す熱い熱い「勝海舟像」だ。ドラマを観ていると船上で龍馬を見つめる武田鉄矢の表情が、ホントに龍馬が好きでしょうがないといった感じで、生徒の福山龍馬を教育しているような金八先生、決して自分のイメージの龍馬像を福山に押しつけないであげてほしいと祈るばかり（笑）。2年前、篤姫で宮崎あおいちゃんが「勝、勝を呼べ」と欲して頼りにしていた勝海舟。もし呼んだ勝が武田鉄矢だったら、篤姫に歴史についての講釈から始まって熱く熱くしこたま説教をしていたりして（苦笑）。ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」を聞いてると、大河ドラマオタクの松村邦洋が金八先生と龍馬伝をまぜこぜにして勝海舟のモノマネをしている。加藤優の優は･･･、坂本龍馬の坂は･･･と、金八先生と勝先生が夢の？コラボレーション、果てはバカチンが～と勝海舟がそんな事言わない（爆）。そういえば、偶然聞いた福山雅治の魂ラジで福山本人もしきりに武田鉄矢の勝海舟と近藤正臣の山内容堂のモノマネをしていて、それがまた似てるので大笑い。福山本人が演じる一人龍馬伝（苦笑）。しかしこれ、放送に乗せていいのか（笑）。とか何とか言いながらも武田鉄矢の熱血勝海舟の演技に引き込まれている自分もいる。今まで私が観てきた石坂浩二や坂東八十助、そして北大路欣也が演じていたようなスマートな「勝海舟像」を塗り替えていくに違いないと思いながら「勝海舟像」を眺めていた。先週、岡田以蔵を用心棒につけた「龍馬伝」の勝海舟。「竜馬がゆく」等で出てくるエピソードは登場するだろうか。今日の第19回「攘夷決行」も楽しみだ。

2010年05月09日

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寺田屋お登勢の配役決定

江戸東京博物館の特別展「龍馬伝」、連休最終日の5日は待ち時間無しで入れたようで、4日に行ったのは失敗だったようだ（苦笑）。連休最終日は家でゆっくりしたいという人が多かったという事か･･･読みが見事に外れた。先日訪れた寺田屋、2階の部屋から看板を撮っていた。龍馬もこんな感じで看板を眺めていたのだろうか。大河ドラマの「龍馬伝」はついに最重要人物の1人、寺田屋の女将、お登勢の配役が決定した。な、な、なんと、龍馬の母親役だった草刈民代が今度はお登勢役で再び登場するらしい。龍馬の京での母的存在だったお登勢。亡き母の面影を感じる女将がいる寺田屋を定宿にするのは自然な流れだったという事か。草刈さんが演じた龍馬の母、幸は第1回の放送で亡くなってしまって早くも出番が終了してしまった事は、今回のお登勢役を演じる伏線だったのだろうか。なかなか発表されなかったお登勢役、最初から草刈さんがやる事が決まっていたのか、はたまた選考が難航した末の決定だったのか、決定までの経緯を知りたいもんだ。真木よう子のおりょうが登場する5月30日が今から待ちどおしい限り。この期に及んでもまだ決まらぬ高杉晋作に三吉慎蔵役も気になるところだ。寺田屋へ訪れた後、伏見桃山駅へ向かっていた途中、こんな目医者さんを見つけていた。こういう建物があちこちに見る事ができて、古都の風情を残す街並みに京都へ来たんやなあと実感。あの日はあまりにも駆け足だったので、次回はもっとじっくり見て歩きしてみたい。それにしても草刈さんの1人2役には驚かされた。幸とお登勢という2人の女性をどう演じ分けるのか。今までの放送でも、従来の龍馬像や史実を打ち破ってかなりユニークな描き方をしてきているので寺田屋での龍馬がどう描かれていくのか、興味深い。

2010年05月07日

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江戸東京博物館、大混雑

オリジナルの湿板写真が複製になっても、江戸東京博物館の2010年NHK大河ドラマ特別展、「龍馬伝」は大盛況だった。3日間の期間限定でのオリジナルガラス板写真公開時、私は幸いにもそこまで待たずに入れたが、29日は最大120分以上待ちという時もあったらしい。期間限定公開の3日間が終わったら、混雑もある程度落ち着くのかなあと思っていたが、さすが大河ドラマの影響で坂本龍馬熱は凄まじく、さらに大型連休の時期が重なった事もあってか、江戸東京博物館のホームページを見ていても、ここ数日は連日90分待ちが当たり前のようだった。いわゆる血染めの屏風と、龍馬からおりょうへの現存する唯一の手紙を含む、龍馬の書簡の一部は10日までの公開になっており、11日以降は屏風は複製に、書簡は別のものに差し替えになってしまう。どうしてももう一度この目に焼き付けておきたくて、昨日両国まで再度足を延ばしてみた。やはり90分待ち･･･。前売券を持っていた私はすぐにこの列に並んだが、この90分待ちの列に並ぶ為に入場券を買う為の入場券売り場に長蛇の列ができていて、江戸東京博物館は大変な事になっていた。90分と言いながらも、実質は40分程度で中に入れたが、館内は別に最初から順番に観る必要も無いのに一つ目の展示物からご丁寧に並ぶ人々･･･。前回は一番最初に展示されていた湿板写真の見学後は係員がご自由にご覧下さいと声をかけていたが、今回はそんな声をかける係員がいないならば、誰が言うともなくきちんと行列を作る日本人。この素晴らしき紳士ぶりを上海万博の中国人に見ていただきたいものだ（笑）。本日5日は連休最終日。行かれる方は新橋をはじめ都内の主要駅前にあるディスカウントチケットショップ等へ寄られて、前売り価格で入場券を買った上で、江戸東京博物館に行かれる事をお勧めします。時間もお金も節約できる事確実です、老婆心ながら。5月11日以降の一部展示替えにより、どうしても見てみたい別の龍馬の書簡があるので、私は11日以降、さらにもう一回訪れる事にしよう。

2010年05月05日

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坂本龍馬が歩いていた築地

今日放送される大河ドラマ龍馬伝のタイトルは「海軍を作ろう！」。神戸海軍操練所開設時の話だろうが、前回の「怪物、容堂」のおどろおどろしさとは対照的に、なんか教育テレビの番組のタイトルのようだ（笑）。勝海舟の悲願、神戸海軍操練所の礎は東京にある。築地市場の近くに軍艦操練所跡の看板を見つけた。よく通っている道だったが、普段車で通っているので、歩道側の案内板があるので気づかなかったが、今回ようやく見つける事ができた。徳川幕府がこの付近にあった講武所内に海軍教授所を開設し、勝海舟が砲術教授となって海軍操練所と改名したらしい。大河ドラマ龍馬伝で龍馬が咸臨丸に乗って子供のようにはしゃぐシーンが出てきたが、龍馬は海軍操練所があった頃に勝海舟に連れられて、この付近を歩いていたのだろう。今は築地中央卸売市場があって賑わうこの地。勝どき橋を渡ってもまだまだ道は続き、埋め立て地域が相当広がっているので、この付近でかつて洋式海軍の伝習が行われていたなんて、地形が当時の面影を残しているのみで、150年も経つと全く想像がつかなくなってしまっていた。龍馬が生涯の師匠と出会い、自分の進むべき道を見つけたのがこの築地だったのかもしれないと思うと、この道を通る時の気持ちも全く変わってくる。

2010年05月02日

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坂本龍馬の湿板写真を見る

江戸東京博物館で27日から始まった特別展、「龍馬伝」に行ってきた。現存する唯一の湿板写真の現物が、最初の3日間限定で見られる事と、5月中旬以降は現物が見られなくなる展示品もある為、混雑を承知で行ってきた。ホントにちいちゃいちいちゃい写真だったが、これがこの世に現存するたった1つの写真の現物。この板の向こうに坂本龍馬はいた。カメラを前にした龍馬がどんな事を話しながらこの写真を撮ったのかと想像すると、それだけで興奮してしまった。江戸へ剣術修行へ出る際に渡された父八平の訓戒書や、「日本を今一度せんたくいたし申候」が登場する有名な乙女姉やん宛の書簡等、数多くの書簡の原本を見る事ができて、これまた感激。先日、京都の霊山歴史館の大龍馬展ではミニチュアで見た近江屋の龍馬の暗殺現場の部屋、この特別展では実物大で復元されている。復元された部屋に展示されている、龍馬を斬ったとされる桂早之助所用の脇差に思わず鳥肌が立つ。そしてそして、本で写真しか見たことのなかった、暗殺現場の近江屋にあった屏風の現物が･･･。龍馬の血痕が残る重要文化財の屏風、この目で見てみたいという長年の夢が叶ったが、腰を下ろしてガラス越しの現物の血痕の数々を前にして、改めて現場の凄惨さを見せ付けられたようでしばらく立ち上がれなくなってしまった。東京の後、この特別展は京都、長崎、高知でも開催され、その場所でないと見られない出展物があるみたいで、もらった作品リストの作品番号がところどころ歯抜けになっていたのは少々残念。それでも200点近い貴重な貴重な龍馬関連の遺品の数々を一気に見る事が出来るこの特別展はまさに特別展。よくぞここまで集めて下さった。霊山歴史館の大龍馬展以上の大大龍馬展だった。展示会場を出ると大量の龍馬グッズコーナーが。分厚くて重い公式ガイドブックは龍馬の功績の重みの様で、今回の展示品をじっくり見直す事もできるので、これだけは購入した。龍馬本としても貴重な物で2300円以上の価値ありだ。ガイドブックを読んでいたら、6月6日までの期間内にもう1度、いやもう2度3度と再度訪れてみたくなった。どの展示物にも黒山の人だかりでじっくりと見るのが一苦労だったし。京都だけで見れそうな展示品もありそうなので、6～7月の京都文化博物館での開催時も行ってみたいものだ。

2010年04月30日

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坂本龍馬を巡る京都紀行・最終回

長らく書き綴ってきた坂本龍馬を巡る京都紀行も行った日から1週間、そろそろ終わる事にしよう。寺田屋からスタートして伏見、東山、河原町、木屋町、二条城と歩きまくった1日の最後は、幕末の政治の表舞台となった京都御所へ。御所の南側に長州藩邸、北に薩摩藩邸という位置関係を今回歩いてみて改めて実感した。初めて訪れた京都の幕府と帝の拠点、二条城も広かったが、御所はとんでもなく広かった。蛤御門見たさに御所をひたすら南下する。1日歩きまくって疲れた足に御所の玉砂利の道は相当キツく堪えた。日本史に登場する事件の名前にもなった蛤御門。門の梁に弾痕の跡が残っていると案内板に書いてあったが、どれが弾痕なのか、結局判らずじまい。それでも歴史的な激戦がこの場所で行われたのかと思うと、御門を見ながら思わず鳥肌が立ってしまった。玉砂利の痛さはピークに達して我慢しきれず烏丸通に出て、烏丸駅をゴールとして今回の京都紀行を終えた。ホントに1日何キロぐらい歩いたのだろうか。この日曜の疲れが水曜日、木曜日ぐらいにドッときて歩くのが辛かった事辛かった事･･･。龍馬ブームに背中を押される格好で訪ねた京都。30年来、龍馬ファンを自認していた私だったが、その現場に訪れもせずにデカい面しやがってと、顔から火が出る思いがした。相当駆け足だったが、行きたい所へほとんど回れて有意義な1日だった。私の人生の分岐点になった場所、薩摩藩邸跡にもお礼参り？に行けたし（苦笑）。行けなかった場所は次回の機会の楽しみにしよう。長らくのお付合い、ご清聴ありがとうございました。

2010年04月25日

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坂本龍馬と私の歴史的現場

二条城前駅から地下鉄を乗り継いで今出川駅へ。駅を降りて地上に出て少し歩くと見えた石碑、江戸時代にはここに薩摩藩邸跡があった。この場所で龍馬の仲介により薩長同盟が成立した。龍馬1人で薩長を和解させたわけではないが、龍馬がいなければ西郷と桂を説得する事はできなかったに違いないし、その後の歴史が大きく変わっていたかもしれない。ただ、ここに来たのは初めてではない。大昔、元薩摩藩邸だったこの場所の学校の入学試験を2日間に渡って受けたが、お前は来る必要はないとあしらわれて？門前払いを受け、結果的には東京へ行く事になったという、私にとっても人生の歴史的現場だった。試験と不合格発表を見に来て以来、数十年ぶりに門をくぐってみる。見事に玉砕した苦い思い出の場所だが、近代建築好きの私にとって赤煉瓦の歴史的建築物が建ち並ぶ学内は、改めて訪れてみたかった場所だ。2日間に渡って受けた試験、どの建物で受験したのかも全く記憶がない。嫌な記憶は私の頭の中で消し去ったのかもしれない。確か、願書に添付されていた学校案内の表紙にもなっていた記憶があるクラーク記念館。龍馬を巡る旅をしたお陰で再び訪れる事ができた。重要文化財や登録有形文化財の建物が立ち並ぶ、やっぱり素晴らしいキャンパスだ。坂本龍馬が薩長同盟の成立と共に、今回は私の再訪の仲介もしてくれたようなものだ。もしここで4年間過ごしていたとしたら、私の人生も大きく変わっていただろう。同じ歴史的現場でも龍馬と私の思い出を並べるなんてレベルが違いすぎて失礼な話しだったが、そんな歴史的現場を後に今出川通に出て交差点を渡り、幕末の動乱の中心地を初めて訪れた事は明日に。

2010年04月24日

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坂本龍馬の秘策が成立した御殿

桂小五郎像を見ていると後ろから大音響が。京都市役所の敷地内でロケンロールの曲を流しながらリーゼントに革ジャン姿で踊るロカビリー軍団とその追っかけがたむろしていて、なんか異様な風景だった。そのロカビリー軍団の前を通り過ぎて地下におりて京都市役所前駅から地下鉄に乗る。久しぶりに座った感じで体にどっと疲れがきていた。顔を触るとザラザラ、砂か？はたまた、汗が塩になったか？（苦笑）あれ、四条駅？なんでやねん。朦朧としていたのか、逆方向の電車に乗ってしまった。あわてて引き返して二条城前駅へ向かう。考えてみれば大阪に住んでいたのに、二条城へは足を踏み入れた事がなかった。関西圏以外で学生時代を過ごしていたなら、修学旅行で京都、二条城は定番コースだっただろうが。日曜の午後の二条城の門をくぐる。団体さん、外人さん、制服姿の修学旅行生と、結構な人ごみの中、二の丸御殿の見学へ。龍馬の秘策、大政奉還の成立。徳川慶喜が大政奉還を表明したその現場に立ち入り、この目で初めてその場所を観れた感激はひとしおだった。大政奉還成立時に「慶喜公の心中を深くお察し申す。今後はこの命、慶喜公の御為にいつでも差し出さん」と話したという龍馬の言葉が頭をよぎり、「竜馬がゆく」等で読んだ文字と、本に載っている絵でしか見たことのなかった歴史的現場に自分が立っている事にひたすら感動してしまった。それにしても広い。凄い部屋の数に豪華絢爛の装飾、徳川幕府の権威を都で顕示するに相応しい御殿で、疲れをおして来た甲斐があった。ただ、玉砂利の道の歩きにくさ、足の疲れには堪えた。二の丸御殿を出て本丸、天守閣跡へも足を延ばしたが、特に天守閣跡の階段がきつくて、足がなかなか上がらなかった（苦笑）。二条城を出て、もう一つの龍馬の歴史的現場を見るべく、再度地下鉄に乗り込んだ。

2010年04月23日

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坂本龍馬が逝った河原町

三年坂の明保野亭から再び祇園四条駅方面に歩いてきた道を戻っていく。こんなに歩いたのは何年ぶりだろうか。万歩計でもつけてたら驚く歩数が出たに違いない。八坂神社を抜けて再び四条通を歩く。四条大橋を渡り、まずは河原町通へ。あぶらとり紙屋さんになった中岡慎太郎寓居跡を見て、少し引き返して高瀬川沿いの木屋町通へ入る。何年ぶりかわからない位のご無沙汰の高瀬川だったが、桜も咲き、相変わらず風情ある京都らしい風景に小感動。以前は通り過ぎて気づかなかった土佐藩邸跡地や少し路地を入ったところにある土佐稲荷・岬神社。三条通の手前にあった瑞泉寺では豊臣秀長の墓参り、一瞬幕末から秀吉の時代へ一瞬タイムスリップした。池田屋騒動之址の石碑がある場所は昔訪れた時の石碑だけの風景から一変、池田屋風の居酒屋になっていて驚かされる。武市半平太や吉村寅太郎、佐久間象山の寓居跡は池田屋址とは正反対で寓居跡の石碑が立っているだけで幕末の頃の面影は全くなく、特に幕末で多くの人材を育てた大人物だった佐久間象山の寓居之址の碑がある所は一番悲惨で、うっかり通り過ぎるところだった。この扱いはないやろ･･･。海援隊の京都本部、坂本龍馬寓居之址の碑もある酢屋も今回ようやく見つけた。ここにあったのか･･･。池田屋との近さに身震いする。2階のギャラリーは500円もかかるのでパスした（苦笑）。数々の場所に訪れた後は伏見寺田屋とお墓参りに並ぶ、龍馬の足跡を辿る京都の旅のメインイベント、27年ぶりの近江屋跡地へ。坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地の石碑が立つこの場所。27年前は確か阪急交通社だったのが今はサークルKになり、ひっきりなしに人が出入りする場所になっていた。当時は石碑が建っているだけだったのが、案内板と献花台が設置されており様変わり。私が写真を撮っていると何事かと老若男女が振り返り、立ち止まって案内板を眺める若いカップルも。私が街の観光ガイド役になっていた（苦笑）。ここへ来る前に霊山歴史館でその日のその瞬間の近江屋の模型を見てきただけに、この立っている場所の頭上で龍馬が暗殺されたのか･･･と、どうして土蔵から母屋に移ってしまったのか、土佐藩邸も目と鼻の先だったのに･･･と、今更ながら悔しい気持ちで一杯になった。長州屋敷址だった京都ホテルオークラまで歩き、御池通から絶対気づかない屋敷址の石碑を見つけ、河原町通沿いにある桂小五郎像にも初対面。まだ時間はある。京都市役所前駅から地下鉄に乗って西へ向かった。

2010年04月22日

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龍馬最後の瞬間を模型で見る

大阪出張を終えて帰宅したが、週末の京都紀行に今しばらくお付き合いの程を。龍馬の墓参りを済ませて霊山歴史館へ。大龍馬展開催中の霊山歴史館は大賑わい、日本で唯一の幕末と明治維新の専門博物館は坂本龍馬博物館になっていた。「あら、坂本龍馬ってこんな顔してたん」「全然福山と違うわね」「大老って偉いの？」････。館内を見学していると日曜日という事で様々な年代の様々な方言で驚くべき会話が聞こえてくる。歴史に興味がない人なんてそんなもんか･･･（笑）。かつて大河ドラマの幕末ものは視聴率が取れないと言われた時代が長かったが、篤姫、龍馬伝を観て幕末の時代に、坂本龍馬に興味を持つ人が増えているのは確かだろう。6年前にこの霊山歴史館に訪れた時は、自由時間にツアー一行から抜け出して龍馬の墓参りに行った事もあり、歴史館自体の見学が超かけ足になってしまった。なので、前回見たのか見てないのか、記憶が定かでないが、今回の大龍馬展の展示物の中では、何と言っても、龍馬暗殺の瞬間を再現した近江屋の模型とその前で放映されていた紹介VTRに釘付けになった。じっくりと館内見学をして外に出て煙草に火をつけてしばしの休息をとった後、下りの維新の道もけっこう足に負担がかかるなあと感じつつ、左折して観光客で混雑する二年坂を歩き、三年坂へ。「竜馬がゆく」でお田鶴様との密会を重ねた場所、明保野亭を見たかった。現在の明保野亭は幕末の頃とは少し違うらしいが、明保野亭の看板を見つけて玄関前に立った時、「竜馬がゆく」に登場する明保野亭でのシーンが甦って、架空の人物とはいえ、私の想像の中の美しいお田鶴様が明保野亭の中で待っているようで、思わず頬を赤らめてしまった変なオッサンはこの私（苦笑）。明保野亭を後にして、疲れた身体に鞭打って再度祇園四条駅方面へ歩き出した。まだまだ訪れなければならない場所が山のようにあった。

2010年04月21日

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坂本龍馬が眠る東山

昨日の続き。旅籠寺田屋から竜馬通り商店街を抜けて、伏見桃山駅まで歩き、京阪電車で祇園四条駅へ。「おけいはん、龍馬とゆく！」のスタンプラリー、天満橋、中書島に続く3駅目の祇園四条駅のスタンプを押して規定駅数に達し、めでたく賞品のあぶらとり紙をゲットできた。四条通りをてくてく歩いて八坂神社を抜けて、円山公園にある坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像に初対面。今まで見る機会を逸していた銅像に、今回初めて見る事ができた。円山公園を出てさらに東に歩く、歩く、歩く。最後は「維新の道」のきっつい坂を上ってようやく到着したのが京都霊山護国神社、6年ぶりの龍馬のお墓参りに。歳のせいか、さすがに祇園四条駅から歩いてきた疲れが相当足にきている中、最後の試練とばかり、霊山墳墓内にある龍馬のお墓までの長い階段を駈け上る。前回、6年前に訪れた時はとある団体観光で来たので、観光バスが神社の前まで着けてくれた為、今回はまさに「維新の道」への時代の険しさを少しは身を持って体感できたか？（苦笑）龍馬と中岡慎太郎、藤吉が並んで眠る墓前も、寺田屋同様、27年前や6年前の雰囲気から一変しており、絶えず老若男女が訪れて時には行列もできる程で、大河ドラマの影響の大きさを実感した。以前は行かなかった吉村寅太郎や桂小五郎の墓参りもして、神社参拝の後、お向かいの霊山歴史館の大龍馬展に向かった。

2010年04月20日

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坂本龍馬が歩いていた伏見

京都の霊山歴史館で大龍馬展が開催中、第1期「龍馬誕生・夢」が5月5日までだというので、昨日は1日かけて京都の龍馬関連の史跡を回れるだけ回ってみようと朝から京都へ出かけた。以前取り上げた京阪電車のキャンペーン、「おけいはん、龍馬とゆく！」のスタンプラリーもあるので、天満橋から出発、まずは中書島駅へ。京に来たなら一度はお寄りと歌われた、いわずと知れた龍馬の常宿、旅籠寺田屋。龍馬ブームといわれる今年、寺田屋も大変な事になっていた。厳かな雰囲気だった27年前には考えられなかったような、にわかファンが大挙して押し掛けている様で、入口に長蛇の列ができており、入場をだいぶ待たされた。27年前は龍馬が宿泊した当時の建物だと信じていたが、近年は焼失して明治になって建てられたという説が有力。それでもこの場所に龍馬がいた事は間違いない。龍馬の部屋、刀疵、風呂、そして写真のお龍が駆け上がったといわれる階段等、久しぶりに見ながら、あれから27年も経ったのかと、しばし感慨に浸っていた。27年前に訪れた際に、生まれ育った大阪を離れ東京へ行く直前の気持ちを龍馬に宛てて綴った寺田屋訪問之記の自由帳も、平成22年4月からの物がお登勢の部屋に置かれていて、今も様々な人達の想いが綴られていた。四半世紀を越えた再訪に感動した寺田屋を後にして、27年前は無かった龍馬通り商店街を初めて歩き、西岸寺の地蔵尊に手を合わせた後、京阪電車の次なるスタンプラリーのチェックポイント、祇園四条駅へ向かった。明日以降も坂本龍馬をめぐる京都紀行になりますが、どうかお付き合いの程を。

2010年04月19日

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プラスチック龍馬と桜

立会川駅前にある強化プラスチック製龍馬像、この時期だと桜と龍馬、なんて絵が撮れるかなと、旧東海道を走っていた時に立ち寄ってみたら、龍馬の奥の方に桜が咲いていた。龍馬と桜、それだけ（笑）。そういえば来週のアド街ック天国は立会川らしいので、このプラスチック龍馬像も必ず登場する事だろう。今月末からは江戸東京博物館で特別展「龍馬伝」も開催、雑誌「東京人」の来月号は「坂本龍馬の江戸東京地図」と、桜は散っても坂本龍馬特集はまだまだ花盛りのようだ。

2010年04月12日

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龍馬が勝海舟に出会った赤坂

今日は楽天335号室に間借りしてから丁度1900日らしい。あと100日で2000日を迎える。そんな節目の日の今日、大河ドラマ龍馬伝で坂本龍馬も人生の節目を迎える。龍馬に最も影響を与えた勝海舟が登場する。ソフトバンクのCMで、かつての大河「篤姫」で勝海舟を演じた北大路欣也に「龍馬かぶれか」と言われてしまった武田鉄矢が勝を演じるという、なんとも興味深いキャスティング。司馬先生の「竜馬がゆく」や勝海舟の回想によると、坂本龍馬と千葉重太郎が開国派の大奸物の勝を斬りに行ったという話になっているが、越前藩主の松平春嶽に会い、春嶽から紹介されて勝に会ったというようにきちんと段階を踏んで会っているという説もある。　どちらにしても、龍馬と勝が初めて会ったのは赤坂にあった勝の屋敷というのは正しいようで、その屋敷はTBSの前の道をクネクネ曲がって曲がってようやくたどり着いたこの場所にあったらしい。勝海舟の屋敷はレストランだった（笑）。植えられた植物から生えているような、木製の碑と下には説明のプレートが貼られている。これが無ければ、まさかこの場所に江戸時代はあの勝海舟の屋敷があったなんて信じられないほど、何の名残もな～んにもない。脱藩した龍馬が勝海舟に出会い、弟子入りした事で一気に龍馬の人生の道が広がっていく。第2部がスタートするという龍馬伝でこの出会いをどんなストーリーで演出していくのだろう。今までの流れからいくと千葉重太郎と一緒に勝を斬りにいくという話にはなりそうにないが、龍馬かぶれの金八先生が演じる勝海舟を（笑）じっくり楽しませてもらおう。

2010年04月04日

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鯨海酔侯が眠る鮫洲

昨日の龍馬伝では吉田東洋が暗殺、龍馬が脱藩と、来週から第2部という事で暗雲たちこめる土佐藩で、登場機会もますます増えるだろう、近藤正臣演じる山内容堂。こんなところにあったのか。東京鮫洲にあるという、山内容堂の墓へ行ってきた。鯨海酔侯が鮫洲に眠るとはこれいかに。昼食でよく利用しているマクドナルドの向かい側に少し小高くなった場所があり、この一帯が土佐藩の下屋敷だったとは。小学校の隣にひっそりと山内容堂の墓地があった。容堂の墓が東京にある事も驚きだが、幕末維新の中心人物の一人でもある人の墓にしてはあまりにも地味な雰囲気に驚かされる。今は埋め立てられて海がすっかり遠くなってしまったが、当時はこの場所からよく東京湾が見えて絶景だっただろう。ここに墓を建ててくれという気持ちもよくわかる。それにしても、いつもハンバーガーをパクつきながら、しばしの休憩を取っていた場所のすぐ近くに、あの山内容堂の墓があるなんて、東京湾の前だけにまさに灯台下暗し。

2010年03月29日

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坂本龍馬も歩いていた立会川その2

土佐藩の江戸下屋敷の跡を示す看板がある事を知り、どこにあるのかずっと探していたが見つからなかった。先日、国道15号線沿いを走行中、浜川中学校前で看板を写真に撮っている女性2人組がいて、もしやこれが下屋敷跡の看板では、と車を停めた。おお、看板はここにあったのか！女性2人組が写真を撮り終えるのを待って撮った1枚。それにしても看板に表示されている地図で見ると下屋敷の広い敷地に驚かされる。坂本龍馬が江戸での剣術修行中に黒船襲来で湾岸警備にかり出されてこの場所にいたと言われる下屋敷。立会川の駅前商店街が下屋敷と鮫洲抱屋敷を結ぶ道の跡としてそのまま残っているというのも驚くべき事実だったが、この下屋敷の看板がある事も知らずに日々第一京浜を通っていたとは･･･。気づかないもんだ。安政の大獄で山内容堂が隠居、謹慎を受けて蟄居していたのがこの下屋敷。昨日の龍馬伝では井伊直弼の暗殺の知らせを聞いて大喜び、外は雪の降る中で不敵な高笑いをあげる容堂が登場した。広い屋敷の敷地は小高い丘のようにもなっていて当時は目の前が東京湾で海が一望できるベストロケーション。故郷ではなくこの場所に埋葬してほしいと言った容堂、隠居の場所として快適だったに違いない。

2010年03月15日

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坂本龍馬も歩いていた岩本町

坂本龍馬が江戸で剣術修行をしたのは桶町の千葉定吉の小千葉道場。千葉定吉の兄、北辰一刀流の創始者の千葉周作の玄武館跡には碑が残っている。秋葉原と神田の間、地下鉄の岩本町駅近く、昭和通りと靖国通りが交差する交通の要所から少し入った場所に碑がある。学校の校門から校舎へ向かう道だったようだが、校舎があったと思われる先は取り壊されてしまっており、この玄武館跡の為だけに校門が残されていた。金網で仕切られた先に見える立入禁止の更地が物悲しい。剣術修行中の龍馬も一門としてこの玄武館へも訪れ、ここで清河八郎らと出会っていたといわれているので、150年ほど前にこの周辺を歩いていた事は間違いないだろう。前回取り上げた通り、小千葉道場は碑も看板も無くて、そもそも場所自体が諸説あり、当時を偲ぶものが何も無い中、本家の千葉道場があった跡を示すこの碑は貴重だ。

2010年03月14日

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坂本龍馬も歩いていた鍛冶橋

昨日の大河ドラマ龍馬伝、平井加尾へのプロポーズが思わぬ形で引き裂かれてしまった。龍馬の初恋の相手とされる平井加尾。私も含めて「竜馬がゆく」での坂本龍馬に慣れ親しんでいる人達にとっては、全く登場しない加尾がここまでクローズアップされて、龍馬の強烈なプロポーズの場面を見せられると、全くどうなってんねんと、あっけにとられてしまう。よく言われるところのおりょう派とさな子派でいくと、圧倒的にさな子派の私としては、2度目の江戸剣術修行もあっさりと終わってしまい、拍子抜けの感が強いかもしれない。東京国際フォーラムから電車の高架をくぐって、東京駅の八重洲口方向に出た最初の交差点がこの写真の鍛冶橋交差点。鍛冶橋跡も看板が立てられているその先に見える方向、鍛冶橋通り付近に桶町の小千葉道場があったとされている。諸説あって最近ではここではないという説もあるが、龍馬と千葉さな子がこのあたりで出会い、恋物語を繰り広げたかもしれない場所。千葉道場の名残も何もなく、それどころか鍛冶橋自体が交差点の名前として残っているだけで、江戸当時の様子が全く想像できないのは寂しい限りだが、東京国際フォーラムが土佐藩上屋敷のあった場所なので、この付近を龍馬が歩いていた事は間違いないだろう。土佐へ帰ると知らぬ間に結婚していた乙女姉さん。お相手の岡上樹庵を温水洋一が演じるという、私のイメージを覆すサプライズもあった（笑）龍馬伝。山梨にある千葉さな子のお墓の墓石には坂本龍馬室と刻まれた程の関係、今後、龍馬が脱藩して再び江戸へ来た時に、さな子との恋物語は進展するのか、気になるところだ。

2010年03月08日

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井伊直弼暗殺から150年

旧暦ながら150年前の今日、安政7年3月3日、大老井伊直弼が雪の江戸城桜田門外にて水戸藩浪士に暗殺された日だ。現在、憲政記念館が建っている所に井伊直弼邸があり、内堀通り沿いに江戸城へ向かっていた途中、現在の桜田門交差点付近で襲撃を受けたという。ほんのわずかの距離の一瞬の出来事。安政5年に大老に就任、日米通商修好条約を無勅許調印、家茂の将軍継嗣決定、安政の大獄で反対派を大量粛清する等、強権政治を断行した末の暗殺というのは周知の事実。この桜田門外の変で幕府の権威は失墜して時代は一気に明治維新に向かっていく事からも日本の歴史の分岐点になる大事件だろう。2008年の大河ドラマ「篤姫」で8月10日の第32回放送分が「桜田門外の変」だった。この回まで全く観ていなかった「篤姫」だったが、井伊を演じる中村梅雀が天璋院と茶室で語る場面が印象的で、たまたまつけたテレビで観たこの回でハマり、それからは毎週欠かさずに観るようになった事から、私の分岐点の放送だった（笑）。今年の「龍馬伝」の好調ぶりが嘘のような、歴代2位の低視聴率だった1968年の「竜馬がゆく」等、幕末ものは視聴率が取れないといわれた大河ドラマ。2008年の「篤姫」が異例の高視聴率を記録した事が、今年の大河ドラマ「龍馬伝」の高視聴率の呼び水だったなら、大河ドラマの歴史の分岐点かもしれない。桜田門外の変から150年という節目の今年。桜田門交差点は向かいに警視庁と法務省を臨み、1日を通して車が絶えない場所で、私も今まで何度となく通っている交差点。歴史の分岐点から150年という節目の年かと思うと、何気なく通っている桜田門交差点も、普段とは違う感情が湧いてきて、150年前の雪の桜田門に想いを馳せていた。

2010年03月03日

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武市半平太も歩いていた京橋

昨日の龍馬伝は武市半平太の江戸滞在時の物語だった。武市半平太が塾頭を務めたのが鏡心明智流の桃井道場、士学館。技の「千葉」力の「斉藤」位の「桃井」と江戸3大道場の一つに数えられた道場で、京橋の蜊（あさり）河岸にあったという。新富町の新金橋近くの京橋公園にひっそりと蜊（あさり）河岸の看板を見つけた。看板には士学館の記述もあり、150年ほど前にこの付近を武市半平太が日々歩いていた事は確かだろう。150年経ったこの看板の前は公園の喫煙所になっており、スーツ姿のサラリーマンの憩いの場として、時折バカ笑いする声も聞こえながら、モクモクと煙が上がっていて異様な風景だった。士学館に通って必死に剣術の腕を磨いていた志士達がタイムマシンに乗って現代へやってきて、心身鍛錬の場所がこんな姿に変身しているのを見たならどう思うだろうかと考えると少し恥ずかしくなってしまった。

2010年03月01日

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坂本龍馬も歩いていた築地

昨日の大河ドラマ龍馬伝の冒頭、岩崎弥太郎が風呂も入らず、臭い臭いと罵られながら（笑）勉学に励んでいたのが土佐藩江戸中屋敷。最後の場面で龍馬が南国土佐を後にして再び江戸へ剣術修行に出かけたので、来週からは江戸中屋敷が度々登場してくる事だろう。龍馬は中屋敷から桶町の千葉定吉の道場や定吉の兄周作のお玉ヶ池にある玄武館道場にも通っていたという。よく通る道だが、まさかこの場所が土佐藩中屋敷だったとは。屋敷なんて全く影も形もないし、名残のひとつもない。写真に撮った中央区役所、築地警察署のあたり一帯が江戸時代は土佐藩の江戸中屋敷だったというが、この下には首都高速の道路が南北を貫いているし、その頃の風景なんて全く想像もつかないほどの変わり様。わずか150年ほど前の事なのに、東京は案外江戸の名残がない場所が多いのが寂しい限り。しかし、風景はすっかり変われども、150年ほど昔に坂本龍馬は間違いなくこの付近を歩いていたと思うと、風景は違ったものに見えてくる。おっと、余談ながら今日は平成22年2月22日ではないか。なんかいい事起こるかな（笑）。

2010年02月22日

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坂本龍馬も歩いていた大阪・鰹座橋編

昨日の続き、土佐稲荷神社の帰りにこんな看板を見つけた。鰹座橋という珍しい名前のつけられた交差点の近くにこの看板が掲げられていた。看板に書かれている通り、江戸時代はここに川が流れ、鰹節を売買する鰹座があったようだ。土佐藩蔵屋敷の広大な敷地のあったこの場所、船で運んだ鰹や材木等の土佐の産物を陸揚げしていたらしい。「竜馬がゆく」の1巻で、この場所の記述があった。何度も読んでいるはずなのに、細かいところまで覚えていない事に気づかされる（汗）。龍馬が江戸へ剣術修行へ向かう途中、阿波から乗った船が鰹座橋の下に着き、お田鶴様と別れて天満の八軒屋浜へ向かう。この場所にある土佐の大坂藩邸の両側に鰹、紙、材木等の土佐物産の問屋がひしめいているとある。そんな時代があった事が信じられないような、全く変わり果てた風景だった。調べてみると昭和45年に川が埋め立てられていた。ただの道路になってしまっていて、鰹座橋の名前だけが証として残っている。「竜馬がゆく」のこの部分がどこまで史実に基づいているか、なんて考えるのは野暮というもの。鰹座橋を歩いていた若き龍馬の姿に想いをはせよう。

2010年02月17日

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大阪の中の土佐

昨日の八軒家浜船着場に続いて、「おけいはん、龍馬とゆく！」のパンフレットに掲載されている土佐稲荷神社へも行ってみた。私がまだ小さかった頃、当時は親戚の家も近くて、何度かこの場所に訪れているらしいが、全く記憶にないので初めて来たに等しい。土佐稲荷神社を見つけて神社周りの玉垣を見てたら三菱銀行、三菱商事、三菱重工、三菱電機、東京海上、旭硝子、明治生命、日本郵船等々･･･。合併などで名前が変わった会社もあるが、とにかく次から次へとこれでもかというくらいに三菱グループの企業の名前が彫られており、岩崎弥太郎が現代に残した偉業を見せつけているようだった。その岩崎弥太郎の岩崎家邸址の石碑が境内にあった。龍馬伝での香川照之演ずる岩崎弥太郎のあまりのインパクトの強さで、岩崎弥太郎というとまず薄汚れた香川照之の姿がまず思い浮かんでしまう（笑）。江戸時代は土佐藩蔵屋敷だった広大な土地の一部。坂本龍馬はこの蔵屋敷には来た事あったのだろうか。この一帯が明治に入って岩崎弥太郎のものになってここから三菱が生まれたという事実。　もし時代が幕末維新の頃でなければ、身分制度の厳しい土佐ではまず実現できなかった立身出世。岩崎弥太郎の運の強さを感じながら広い境内を歩いていた。「わしゃ日本を動かす男になるがじゃ。」14日放送の大河ドラマ龍馬伝で岩崎弥太郎が吐いたセリフ。まさにそのセリフを正夢にした男の足跡を土佐稲荷神社で見たようじゃった。おっと、私も口調が弥太郎チックになってしもうたぜよ（笑）。

2010年02月16日

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坂本龍馬も歩いていた大阪

京阪電車の改札近くでこんなポスターを見つけた。「おけいはん、龍馬とゆく！」と書かれた広告。5月9日までの期間、坂本龍馬ゆかりの地にある京阪の5駅中、3駅以上訪れてスタンプを集めると、「おけいはん　あぶらとり紙」が貰えるらしい。あぶらとり紙が必要な脂性の私ではあるが（笑）、そんなプレゼントとは関係なく、久しぶりに京都へ行って龍馬ゆかりの地巡りをしなければと、思っていたところにこの企画。置いてあるパンフレットを貰い、読んでみた。京阪電車の商売に乗っかってみるのもまた一興か、と伏見や洛中は時間がないので次回の楽しみに取っておき、大阪（大坂）での龍馬の足跡を追ってみる事にした。天満橋駅のチェックポイントで最初のスタンプを押し、パンフレットに書かれている八軒家浜船着場へ。故郷大阪を離れて数十年。松坂屋が知らぬ間に京阪シティモールに変わってたり、こんな綺麗な船着場ができているなんて。八軒の船宿があった事でその名がついた船着場。綺麗に整備されて2008年に新たにオープンしていたようだ。龍馬は何度もこの船着場から三十石船に乗って、京伏見の寺田屋へ向かっていたという。龍馬がこの場所に訪れていたと思うと、この風景も違ったものになって感動的だった。京阪シティモールの向かいにある昆布屋、永田屋の店先にあるのが八軒家浜船着場跡の石碑。龍馬の時代はここが川っぺりだったのだろうか。龍馬伝が放送された事で様々な便乗商法も出現しているが、こうやって地元大阪（大坂）での龍馬の足跡を確認できたのは、おけいはんに感謝しなければ（笑）。

2010年02月15日

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吉田松陰終焉之地

熱い。濃い。私のイメージを遥かに超えた熱血吉田松陰だった。先日の大河ドラマ龍馬伝でペリーの黒船に乗り込んでアメリカ密航を企む吉田松陰が登場。私がずっと持ち続けていた吉田松陰のイメージを生瀬勝久が見事に一変させてしまった。桂小五郎といい、吉田松陰といい、今回の龍馬伝は長州人のイメージがことごとく覆される（苦笑）。これから登場するであろう、高杉晋作や三吉慎蔵らがどんな風に演じられるのか、少し怖くなってきた(笑）。覆されるといえば、下田で龍馬が松陰と出会い殴られ自分を取り戻して千葉道場に戻るという、史実を覆すストーリーにも驚かされるが（苦笑）。驚かされると言えば、レツゴーじゅんが米屋のオッサン役で登場した（爆）。さすがに「コーレーカーラハー」のギャグは聞けなかったが（当たり前）。東京日本橋の小伝馬町にある吉田松陰終焉之地。松の陰ならぬ、草葉の陰の松陰先生は今回の熱過ぎる生瀬松陰をどう思っているのだろう。ご存知の通り、松陰はここにあった牢屋敷に放り込まれ、一度は出獄を許されて長州に戻り、松下村塾で多くの幕末維新の重要人物を育てるが、その後安政の大獄によって再度江戸のこの場所に送られて、井伊直弼によって死罪が下され処刑された。この吉田松陰終焉之地は十思公園内にある。公園の入口とは思えないような入口。この公園がかつて伝馬町牢屋敷だった。都会の中のオアシスのような公園で、まさか江戸時代はここに牢屋があったなんて信じられないぐらいののんびりした雰囲気だった。ただ、この場所で最後を迎えた多くの魂がウロウロしているのでは、と思うと冷や汗が出てきた。「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留置まし大和魂」碑に書かれている松陰辞世の句。熱い熱い生瀬勝久が再び登場する機会はあるのか。登場したなら、松下村塾や安政の大獄でのどんな吉田松陰を見せてくれるだろうか。

2010年02月09日

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坂本龍馬も歩いていた立会川

こんな身近なところに坂本龍馬像があったなんて。先日の大河ドラマ「龍馬伝」、大河ドラマ最後の数分のお約束の紀行で立会川を紹介。立会川駅前の商店街にある公園に坂本龍馬像があるという。そして龍馬も警備に駆り出された浜川砲台跡も･･･。立会川は昔は運転免許の更新場所というぐらいだったが、今はこの近くに散在するお客様への訪問で数日に1回は通り過ぎている場所だった。龍馬伝紀行を観たのをきっかけに調べていくと気づいていなかった事ばかり。土佐藩の下屋敷が品川にあるという話はなんとなく知っていたが、それが何度となく通っている第一京浜付近が下屋敷で、おまけに山内容堂の墓まで近くにあったとは（汗）。砲台跡と龍馬像ぐらいならものの3分で見て回れるだろうと近くを通っていたので行ってみた。なんとひっそりとした小さな砲台跡･･･。2004年に見つかった石が何個か置かれているのみ。運河の向こうの建物に龍馬と黒船の絵が描かれている。今や埋立地がどんどん沖へと広がってしまって、この場所が海岸線だったなんて想像もつかない。駅前商店街にある北浜川児童公園の入口に建つ、高さ2200mmの強化プラスチック製龍馬像。157年前のこの道は土佐藩下屋敷から浜川砲台へ続く道で、龍馬も歩いた道とされる。この龍馬像は高知から贈られたものらしい。「若き日の龍馬がゆく」ののぼりが並ぶ商店街。蕎麦屋には「砲台そば」のポスターも貼られていて、商店街挙げて龍馬が歩いた道を盛り上げているようだ。不況の折、今年に入って客数は増えたのだろうか。その昔、上京する事が決まって、東京へ行く前に龍馬に挨拶していかねば、と京都の寺田屋を訪れた。寺田屋に置いてあった落書きノートに、龍馬が江戸へ剣術修行に向かった同じぐらいの歳に、私も大阪から東京に出て世の中を見てまいります、頑張ってきます、といったたぐいのコメントを書き込んで志高く東京へ向かった私。龍馬が生きた年月よりはるか長く生きているのに、いまだ東京に居続けて数十年、大した仕事もできていない情けなさよ･･･。かつて若き龍馬が歩いていた道を歩きながら、あの寺田屋での誓いはどこへいったのだと自分を戒めながら立会川を後にして客先へ向かった。

2010年02月02日

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坂本龍馬も歩いていた丸の内

江戸時代、土佐藩の江戸上屋敷があった場所は現在東京国際フォーラムになっており、坂本龍馬が嘉永6年、初めての剣術修行に江戸へ来た際、まず最初に足を踏み入れた場所と言われている。都庁があった頃には土佐藩邸跡の碑があったらしいが、今は土佐藩邸のあった証がどこを探しても見つからない。東京はそんな場所が結構あって寂しい気がする。その斜め向かい側にあるのが復元された三菱1号館。三菱1号館は岩崎彌太郎の弟、岩崎彌之助が三菱社を三菱合資会社に改組し、社長を彌太郎の長男久彌に譲った頃に建てられた本社ビルだったらしい。昨日の大河ドラマ龍馬伝。土佐の身分制度の大きな壁にまたも阻まれた岩崎彌太郎。そんなことより平井加尾しか目に入らない様子に大笑い。低い身分の地下浪人だった岩崎弥太郎のなにくそ根性は、時代も岩崎彌太郎に味方して、数十年後には土佐藩のお屋敷だった場所の前に、西洋文化の象徴でもある赤レンガの建物を建てさせた。現在このあたりは三菱グループの縄張りみたいなもので、三菱と名の付く会社の高層ビルが立ち並んで、土佐藩上屋敷があった場所を見下ろしている。少し歩けば千葉定吉の道場もあった場所。今龍馬伝で放送されている157年ほど前の時代には龍馬もこのあたりを歩いていたはず。歴史を知ると、見なれた街も全く違う風景に見えてくる。

2010年02月01日

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龍馬の妻・お龍のお墓参り

坂本龍馬の妻だった楢崎龍のお墓が横須賀にあるという事は随分前から知ってはいたが、ようやく初めてその墓がある信楽寺に訪れる機会を得た。先日1月15日のお龍の命日には、京都の霊山護国神社から龍馬の霊璽を宮司さんが新幹線で信楽寺に運んでお龍と143年ぶりの再会を果たしたというニュースがあった。その日はNHK大河ドラマ龍馬伝でお龍役を演じる真木よう子も墓参りに訪れて、墓前で手を合わせていた。初めて訪れた信楽寺。改めて場所を確認したら、こんなところにあったのか、という感じで、不定期ながら10年ぐらい前から何度となく仕事で近くを通っている場所にあった。岡本太郎記念館といい、信楽寺といい、知らずに通り過ぎている場所の多いこと･･･。様々な龍馬本で写真は何度も見ていたお龍のお墓。ようやく墓参りが実現、手を合わせる事ができた。想像していた以上に立派で大きなお墓に驚いた。龍馬のラベルのビールや龍馬フィギュアが置かれており、先日真木よう子が供えたお花もまだ置かれていた。龍馬の死後、各地を転々としてたどりついた横須賀。再婚した西村松兵衛氏が建碑を思い立ち、多くの人々の寄付を仰いで大正3年に建立したこの墓碑。なぜ字が間違っているのかわからないが、わざわざ「阪本龍馬之妻」と刻まれているこの墓碑、後夫の西村松兵衛はよっぽど出来た人だったのか、松兵衛さんの立場で考えると愛した妻の墓碑に前夫の名を刻ませる心境はどんなものだったのだろう。お寺に入口にあがる階段の下にペリーのデザインの横須賀市のマンホールを見つけた。龍馬の人生が変わったともいえるペリーの来航。ペリーが上陸した浦賀も程近いこの場所で、ペリーが描かれたマンホールに見守られながら、龍馬が愛したお龍さんが眠っている。ペリーが来航していなかったら、生きてる時代が違っていたなら、龍馬の東奔西走の活躍も無かったかもしれないし、龍馬が京都でお龍と出会う事もなかったかもしれない。京都で生まれたお龍さんが眠る横須賀の寺の前にペリーのマンホール。幕末という時代が作った奇跡を想いをはせ、何ともいえない気持ちで信楽寺を後にした。昨日の大河ドラマ龍馬伝には、龍馬を巡る重要なもう1人の女性、千葉さな子が登場した。龍馬ファンの間では、さな子派かお龍派か、と十人十色で意見が分かれる重要人物だ。真木よう子のお龍登場は5月末と、まだだいぶ先だが大好きな真木よう子がどんなお龍を演じてくれるのか、今から期待でドキをムネムネしながら楽しみに待とう。あ、寺田屋事件のシーンがどうなるかという事でドキをムネムネしているのでは決してありません（苦笑）。

2010年01月25日

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気になる龍馬伝の未決定キャスト

10日放送の第2回も従来の大河ドラマとは一線を画すスケール感のあるカメラワークで、今後がますます楽しみなNHK大河ドラマ「龍馬伝」。やはり香川照之の岩崎弥太郎は恐ろしい程の存在感で、他の役者を圧倒している。龍馬伝（1）ただ一つ気になっているのが、いまだキャストが発表されていない登場人物が何人かいる事。龍馬の物語を進める上で欠かせない人物、お登勢、お慶といった女性と、三吉慎蔵、松平春嶽、小松帯刀、高杉晋作等の演者がまだ発表されていない。龍馬伝龍馬伝のスタートと同時に決まってもいいぐらいの重要人物ばかりだと思うのだが･･･。特に寺田屋の女将のお登勢なんて、おりょうと同じぐらいに重要人物なのに。実は既に決定しているが発表されていないだけなのか、はたまた役者選びで難航していてまだ決まってないのか。イメージが全く違った岡田以蔵以外は（失敬）言い得て妙のなかなか素晴らしい出演者陣なので、残る重要人物の出演者発表が待たれるところ。

2010年01月13日

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