|
テーマ:試写会で観た映画の感想(679)
カテゴリ:映画
台風が近づいても試写会に行くんかい!と突っ込まれそうですが、雨が降る中、わざわざ横浜まで行って来ました。
しかも会社を1時間も早退してまで 早退した分の時給とか交通費計算したら、当日券買って映画観たほうが安上がりなんじゃないかとも思いましたが、映画が良かったので、すべて良しとしましょう!!! 横浜開港150周年記念のイベントの一つとして、開催された今日の試写会は、横浜にゆかりのある孫文先生を描いた『孫文 100年先を見た男』です。 近代東亜史にあんまり強く無い私は、孫文先生がどのようなお方だったかあまり存ぜず、ジェット・リー主演の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズの第三作で、広東の学会で主役のウォン・フェイホンの英語通訳をやってた、英語を話せるお医者さんで革命家というのが私の知識のすべてでした。 「開映前に関係者の舞台挨拶あり」となっていたので、台風の中、どなたがいらっしゃるのかと思ったら、な~んと孫文先生の実のお孫さんとおっしゃる方がお話してくださいました。 孫文先生が日本滞在中に結婚されていた日本人妻の方との間に生まれたお方が、この方のお母様ということで、昭和29年になるまでその事実は隠されていて知らなかったとのことです。 昔は色々政治的に複雑な事情があったんでしょうね。 映画の内容は、その孫文先生が、日本を国外退去になって、受け入れ先のペナンに向うところから始まります。 今まで9回の革命に失敗して、資本家からの寄付が集まらなくなり、さらに中国政府から命を狙われる孫文先生が、ペナンでも貧しい民衆の味方となり、さらに資産家のお嬢様の心を動かし、ペナンの華僑の心をも動かすという物語です。 先ほど母体挨拶で、孫文先生の奥様は日本人だったとお聞きしたばかりなのに、映画の中ではツイフェンという事実婚の女性が孫文先生の身の回りの世話をしています。 それを観た瞬間、一緒に映画を観賞されているお孫さんのお気持ちはどんなんだろう?と余計な心配をしちゃいました。 さらに、一緒に映画に付き合ってくれたジェイ友(ジェイ・チョウ ファン仲間)さんは、孫文先生は「宗家の3姉妹」の1人と結婚したと聞かされて、映画の中の勇敢で志の高い孫文先生は、実はいっぱい奥さん(みたいな方)がいたと知り、ちょっとがっかり。 それはさておき、この映画は、欧米の強国からプライドをズタズタにされた中国人に、プライドを取り戻し、架橋として外国で事業をしなくても中国国内で安心して事業を起こせるような、理想的な国家を作ろう!と訴えかけるすばらしい映画です。 孫文先生の御言葉を聞いていると、昨日選挙があった日本にもそのまま当てはまる言葉で、この映画を観た後ならもうちょっとまともに考えて投票に行ったのに、、、、と後悔しきり。 どうせなら選挙前に公開して欲しかったな~。 『孫文 100年先を見た男』9月5日より全国順次ロードショー!! 残念ながら上映館が少ないですが、お近くで上映される方は是非!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月01日 00時07分39秒
[映画] カテゴリの最新記事
|