詩~失踪感~
星一つ見えない夜に部屋を抜け出した。なにかを探していたのか。答えなんてとうの昔に忘れちまった。「気にしちゃいない。」なんて、放言高論しようとも、言の葉ひとつで揺れるカラダ。弱っちくて嫌になるね。吐き捨てるようなワードひとつと共に、闇に融けるように目を閉じた。雨の降りだした街に舌打ち。なにを探そうとしていたのか。そんなことなんてもうどうでもいい。「自分らしく。」なんて、大言壮語しようとも、想像力の欠如したアタマ。カッコ悪くて嫌になるね。泣き喚くようなメロディと共に、闇に紛れるように息を止めた。誰も居ない静寂の部屋。なにも探しちゃいなかったのか。呆れちまうほど嘲笑ってやるよ。「正しかったのか。」なんて、自問自答しようとも、ふとした瞬間崩れる感情。憂鬱としてて嫌になるね。書き殴るようなイメージと共に、闇を描くように心を捨てた。 ブログランキングに参加しています。気に入っていただけたら、ポチっとお願い致します。