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この日は広尾のフレンチ「a nu, retrouvez-vous(アニュ ルトゥルヴェ・ヴー:以降アニュ)」へ行ってきた。
実は楽しみにしていたお店で、ル・ジュー・ドゥ・ラシエットの下野シェフと中村支配人、そしてジョージアンクラブやピエール・ガニエール・ア・東京の島本ソムリエが、新たに立ち上げたお店だ。まだ開店半年なのに予約の取りづらい人気店になっていた。 場所は広尾商店街を抜けてすぐ。店内は天井が高く、白とダークブラウンの内装で、とても雰囲気がよい。 ディナーメニューは\8000からだけれど、今回は\12,000のMenu de comparaison(ムニュー ドゥ コンパレゾン)にしてみた。コンパレゾン(比較)という名前の通り、一つの食材を二つの調理法で楽しむスタイルになっている。 写真は食べログでほかの方が撮ったのを見ていただくとして、今回はワインの写真だけ。とはいえ食べログの写真は写りがよくないですね。実物はもっと美しいです。 食前酒にアンリ・ジローのフランソワ・エマールをグラスをいただいて食事をスタート。フランソワ・エマールは何度か飲んでいるけれど、ふくよかで、わずかに甘みを感じるスタイル。ハウスシャンパーニュにセレクトしているだけあって、おそらく誰にでも愛される安定した味わい。 アンリ・ジロー・シャンパーニュ“フランソワ・エマール”・グラン・クリュ・特級・アイ・ブリ... 料理は、ル・ジュー・ドゥ・ラシエット時代と大きな変わりはなく、少量多皿のモダンフレンチ。 駿河湾産 桜海老のクルスティヤンとキャビアのサンド アミューズは、ウエハースのようにした桜エビで、クリームチーズとキャビアをサンドイッチにしたもの。上品なえびせん。 ホタルイカ ・産地直送 こだわりの春の野菜 ホタルイカのソース ・ホタルイカとインカのめざめのサラダ仕立て ホワイトアスパラ ・海老のコンソメジュレと白 アスパラガスのヴルーテ ・フランス産 白アスパラガスのフリット パルメザン香る卵黄と共に ヴルーテとはスープのこと。フリットがおいしい。 ・山口県萩産 桜鯛のマリネと生ハムのコンソメ ・本日の鮮魚 新ワカメのブールブランソース 鴨 ・マダムビュルゴーのシャラン鴨胸肉のロティ 白と赤のソース ・鴨もも肉 本日の アンプロヴィザシオン メインは子羊とチョイスできたけれど、ル・ジュー・ドゥ・ラシエット時代から続くスペシャリテのシャラン鴨を選んでみました。皮はカリカリに焼き目がついていて、身はほどよいロゼ色。以前よりも火の通し加減は強めになっているけれど、こちらのスタイルも心地よい。 ・桜のアイスクリーム ・3種のムース・オ・ショコラ“プラリュ” ・温かいシフォン ショコラブランのソース ・食後のお飲物 ワインは以下の通り。 2006 Alsace Riesling(Paul Blank) アルザス・リースリング(ポール・ブランク) スタンダードクラスなのに上質。ほのかに甘い香りとリースリング特有の石油香。そこそこにふくよかなボディーで、エレガンスを感じる上質さ。ショップ売りで三千円以下と考えると、きわめて品質が高い。 ![]() 1997 Chambolle-Musigny(Alain Hudelot-Noellat) シャンボール・ミュジニー(アラン・ユドロ・ノエラ) 比較的安めでおいしそうなものをと選んだのがこれ。ソムリエに聞いてみると「じゅくじゅくですよ」と言われて、迷わず注文。 抜栓して、最初のテイスティングから良い香り。熟成香ばりばりって訳じゃないけれど、かすかにエッチなニュアンスもあって心地よい。味わいは、温度が低いうちにはアフターの苦さが気になったけれど、温度が上がると、よい熟成を経たシャンボールといった感じで、んー満足。 アラン・ユドロ・ノエラのシャンボールを探す> もし同じ状態ならば、これでショップ価格6千円アンダーは安い。大量買いしてもおかしくない。 シャンボール・ミュジニー[1997] アラン・ユドロ・ノエラ ↑の「ゆはらさん」では売り切れてしまったようだけれど、あらたに三吉屋ワインさんでは売っているようです↓(2010/3/24時点)。 アラン・ユドロ・ノエラ [1997] シャンボール・ミュジニー 750ml 高い天井で上品な店内。ワイン好きが多く落ち着いた客層。下野シェフの料理は今まで何度も食べていることもあって驚きはないけれど、おいしくて楽しいのは変わらず(以前と比べると低温調理が減った?)。また中村支配人や島本ソムリエとは面識があるので公平な評価はできないけれど、サービスはグランメゾンに引けをとらないもの。 ワインについていえば、シャンパーニュの品ぞろえは圧巻。ブルゴーニュが充実しているのはもちろんのこと、アルザス白が充実しているのは特徴的。全体的にこのクラスの店としては良心的な値付けが多く、バリュー・フォー・マネーを考えるとリストのセレクトは見事。 とても心地よい訪問となりました。 ディナーも日付が近いと予約は取りづらいのだけれど、土日のランチは予約激戦とのこと。酒飲みということもあって、ランチではあまり高級店に行かないのだけれど、今度行ってみようかな。予約が取れればだけど。 気が向いたら投票お願いします→ [グルメ・レストラン]カテゴリの最新記事
今日は~、HABANDですっ!
いつも楽しく拝見させて頂いております。 自分もこのお店の大ファンです♪ ワインといいお料理といい、そしてサーヴィス、空間と・・本当に上質で、お値段を考えてもお釣りがくる様な気分になれます。 「お帰りなさい」っていうセリフが様になるのも、このお店であるがゆえんでしょう~。 でも、あまり人気がでてしまうと予約がとりづらくなってしまい困ってしまうのですが(苦笑)。 お昼は夜とはまた雰囲気が異なり、本当にのんびり出来るというか・・月並みな表現で恐縮ですが・・。 下野シェフのお料理はコチラにお邪魔する様になってから未だ数回・・ではありますが、スゴイ方だと思います。 とにかく、お店にお邪魔するのが本当に楽しく思える、他人にはあまり声を大にして言いたくない(?!)お店ですね~。 これからも宜しくお願い致します!! (March 22, 2010 13:04:26)
美味しくて、そして雰囲気もよく、良心的なお店に巡り会えると嬉しいですよね。
行く前から期待していると、あとでがっかりということがあるのですが、期待を上回るからきっとこういう満足感な文章が出てくるのですね。 メニューからもすっごく作り手のこだわりが伝わってくる感じです~。 秋になったら☆ついちゃう?そうしたら予約がますます取りづらくなるのでしょうね。(March 22, 2010 22:22:47)
HABANDさん、こんにちは。
あまり更新していなくてすみません。 HABANDさんも、この店のファンでしたよね。 それにしても現在の人気っぷりはすごいですね。 価格帯として、けっして安い店じゃないんですけどね。 >お昼は夜とはまた雰囲気が異なり、本当にのんびり出来るというか・・月並みな表現で恐縮ですが・・。 昼と夜では雰囲気は違うんですね。冷静に考えれば、客層も違いますからね。 今回の夜に行って少し驚いたのは、ワイン好きの割合が相当高かったことです。ほとんどの人がボトルでワインを注文していました。現在のようなブームになってしまうと、お酒を飲まない人も多いと思っていたのですけどね。 人気がこれ以上過熱しないようにと祈るばかりです。(March 23, 2010 16:31:34)
hirozeauxさん、こんにちは。
>おぉ、行かれたのですね! >今度のお店も良さそうですね♪ 料理に大きな変わりはありませんが、こちらの店のほうが高級感があります。 >ワインは(一部銘柄違いですが)偶然にも最近試した生産者のものでした^^ そういう偶然ってあるんですよね。わたし自身、ユドロ・ノエラって、とくに積極的に好きな銘柄では無いんですけどね。でもこれはおいしかったです。 (March 23, 2010 17:05:37)
家族で眼鏡さん、こんにちは。
リーマンショック以降、高級店は苦労しているところが多いようですが、この店の繁盛ぶりには驚かされました。 価格帯としては安いとはいえませんが、 ・上質なお店の雰囲気 ・上級のサービス ・クラスを考えればリーズナブルなワインの値付け そして、安心できる料理のクオリティがあるから、人気になるんでしょうね。 >秋になったら☆ついちゃう?そうしたら予約がますます取りづらくなるのでしょうね。 一度機会があったら行ってみてください。あー、わたしもランチに行ってみたい。 (March 23, 2010 17:14:04) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |