テーマ:我が家の小鳥(2334)
カテゴリ:天国の青い島物語
最近、読み返している。
折原一の作品。 「赤い森」を読んで 2年前に読んだ「黒い森」も読み返した。 でも、なんか意味が? 叙述トリックだから? それで許される? 納得いかない部分もあったのだが、 調べてみたら、 読んでいない作品があった。 重大な事実に気づいた! 「鬼頭家の惨劇」 樹海伝説のはじまりは、ココ?? 一刻も早くに読みたいのだが、 ま、本がなくなるわけじゃないし…。 図書館でリクエストしておこうっと。 …。 さて、そんなきょうは、 天国の青い島物語。 前回のお話を見逃した人は、ココね。 今回のお話は、3月末頃考えて、 イラストを描いたのが4月末で、 結局、色ぬりはここにきてやって…。 5月半ばになってしまった。 なので、ちょっと前のハクちゃんたちのお話。 ===本日のおすヽめ品 ==== 税、送料込1000円 業務用のフルーツアイス。 12個入って、送料無料!! 【第2弾!】プティ・アイスケーキ12個セット!【送料無料】!【※北海道・沖縄県は500円、追加... ちょっと気になるこの企画♪ ↓ ロールケーキカタログ…自分でも作るんだ♪ ラブ☆マカロン…かわいいマカロンがいっぱい ============================== ●天国の青い島の井戸端で 第43回 天使っちルイちゃんの交換条件と、ハクちゃんの誇大妄想♪ ◆ハクちゃん危うし? ハックション、クション! 下界では、 寒暖の差の激しい日々が続いている。 換羽の季節を迎えて、 春の装いに変わりつつあるハクちゃんが、 大きなクシャミをしていた。 ハックション、クション! あぁ…。 鼻水、出ちゃった。 kayoちゃんのほっぺでふいちゃおう。 「あぁ、ばっちゃいいじゃん! ハクちゃん、ひどくなったら、 病院に行くんだよ」 病院って、なんだろう。 楽しいところかな~♪ 「病院行くと、1回 5000円くらいするんだからね!」 あぁ、kayoちゃん、ケチだし…。 ハク、お金のかからない鳥って いわれているのに…。 そうだ! 念じてみよう。 ハクちゃんは、つぶらな瞳を閉じ、 なにやら瞑想をはじめた。 ◆天使っちルイちゃん、参上 ハクちゃんの頭の羽がふんわりと 逆立ったとき、声がした。 「何か用?」 「あ! ルイちゃん!」 「ルイ、天使といえども忙しいんだけど…。 何か用? あ!!! ハクちゃん、鼻水ぅ~。 ばっちいな~!!」 ハックション、クション! ずるずると鼻水がたれてきた。 「あぁ、汚いぃ!!」 「ハク、悪化したら、病院に行くんだって? 病院って、お金がかかるところ?」 「え!? 病院?」 ルイちゃんは、ぶるっと身ぶるいをして、 説明をはじめた。 ◆ハクちゃんの誇大妄想 動物病院とは、動物専門の病院。 待合室には、鳥よりも、 むしろ犬やネコがいる。 名前を呼ばれたら、診察室に入る。 白いお部屋で、先生も白衣を着ている。 そして、ぎゅっと身体をつかまれて 聴診器をあてて鼓動を調べる。 さらに、検便。 「その上、注射っていうのがあるんだよね。 細い針がついていて、 それをブスって刺すんだ。 痛いんだよね~。 ルイ、注射した日に天使になっちゃったし…」 「え? 注射したら、 天使になっちゃうの??」 「ま、回復することもあるんだろうけどね。 注射代がまた高いんだよね~」 ハク、死んじゃうかも…。 天使になっちゃうかも…。 ◆ルイちゃんの交換条件 「ね、ルイちゃん。 天使パワーで治してよ~。 そのために念じたんだからぁ!!」 「なんだ、それが用だったの?」 天使パワーは、 ほんと絶対絶命の危機感を テレパシーで感じ取ったときに はじめて発揮するものなんだけど…。 「じゃあね、交換条件! ハクちゃん専用のハコベプランター あるよね~。 ルイのときは、なかったんだけど…。 今、花が終わって種がいっぱいだよね? もらっていくよ」 ハクも、種好きなんだけど…。 大好きなんだけど…。 注射するより、いいよね。 まだ天使になりたくないし…。 「…うん、いいよ」 しぶしぶ了承したハクちゃんだ。 「よし、それで交渉成立だ。 じゃあ、青い島からパワー送るね」 ルイちゃん、くるりんと宙返りして 逆テレポート。 ◆天使パワー 青い島に戻ったルイちゃん。 翼を広げて、 「ハクちゃんの風邪、ばい菌退散! 天使パワー、キラキラ♪」 キラキラと叫んだときだ。 ポリポリ、ポリポリ。 傍らで音がした。 「うめ~! ルイちゃん、 こんなにいっぱいどうしたの? オレ、種、大好きぃ!」 「あぁ! ロッピ兄ちゃん! それにロゼちゃんまで…」 小さなハコベの種。 おいしいんだけど食べにくい。 ポリポリ食べると、 半分は、ぽろぽろ落ちる。 天空からぽろぽろと、 小さな種が降り注いだ。 「ルイの分、あるよね?」 ◆翌朝 ひと晩眠ると、ハクちゃんは全快。 「あれ? 治ったの? ハクちゃんって、丈夫だよね~。 それに“若い”から違うね~」 ハクちゃん、ちょっぴり誇らしげ。 そして心のうちでは、 動物病院初体験がなくなり、 安心していたのはいうまでもない。 こうして、ハクちゃんは、 天使っちたちに守られ、 ことなきを得ている。 ◆天空からの種で? さて、ここからは後日談。 ルイちゃんやロゼちゃん、 代々のインコたちが眠るお墓。 今年はなぜかそのまわりから、 ハコベが生えてきた。 写真は、ごく一部なんだけど、 このまわり広い範囲に、 ハコベがちらほら、と。 もしや、種を持ち帰った ルイちゃんが…。 天空からこぼれ落ちた種から 発芽した?? そうだ。 ここは、青い島の井戸とつながっている場所。 ルイちゃんは、 井戸からテレポートしているのだから…。 ハクちゃんのプランターのハコベ。 もう終わってしまったので、 今度は、ここから収穫しよう♪
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