カテゴリ:昭和時代
サメと言えば、映画‘ジョーズ’や‘DEEP BLUE SEA’での人喰いサメのように怖い印象をお持ちの方も多いと思われます。
ただ実際のサメは、映画のようにやみくもに人を襲うわけではないらしいですが、第2次世界大戦中などに戦闘機が海中に墜落した場合などは、サメに襲われることも稀ではなく、世界各国はその対策には頭を悩ませていたそうです。 そして終戦も間直に控えた1945年7月末日、その数日後に日本に投下される原爆の材料などをテニアンに運び終え、次の目的地に向かう途中であったアメリカの軍艦インディアナポリス号が艦長橋本以行率いる日本の潜水艦伊58に撃沈され、沈没しました。 乗組員は1199名でしたが、その時の攻撃で死亡した人はおよそ300名で、残りの人達およそ900名は、救命用のいかだに乗り脱出できたか、そうでない人たちは救命胴衣を着けたまま海面に漂流しながら救助を待ちました。 そのうちにサメの大群が海中に出現し始め、その後救助が来る4日後までに、サメに襲われたり、いつサメに襲われるかもしれないという恐怖による幻覚や体力低下などにより死亡し、生存者はわずか316名でした。 その後生存した艦長は軍法会議にかけられ有罪とされ、その後も遺族の人達からの非難にさらされ、約20年後に自殺しました。 しかし、その後の調査から艦長の責任はないことが証明され、艦長の名誉は正式に回復されました。 普通に生活していれば人喰いサメのようなサメに出くわす可能性は、宝くじに当たる確率よりも低いそうですが、戦時中では大きな問題となっていたんですね。 【七夕セール!】 ディスカバリーチャンネル 地獄の漂流4日間 インディアナポリス号の最期(DVD) ... ブログランキングに参加しております。よろしければクリックお願いいたしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.30 22:38:01
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