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カテゴリ:その他
最近読んだ本。
「クレーの手紙」翻訳:南原実(新潮社) なんだか私は本当に最近時間がいくらあっても足りない気がしていて、 そのくせぼーっと何時間もネットをしたり、自分にないものばっか 考えたりして落ち込んだりしたんですけど、これ読んでたらそんなんまじ必要ないわ~ と、思えるほんでした。 基本的には画家パウル・クレーが書いた書簡がこれでもかと載ってるん ですけど、特にミュンヘンで色々な技法を学ぶ若きクレーの、家族宛の手紙が いいんですよ。学校の様子、大家さんの話、感動した音楽… 当たり前ですが、若いときはとにかく色んな事にチャレンジしてるんですよね。 それが時が経つにつれて自分のものになったり、そぎ落としたり。 本人の言葉だからこそリアルだったです。 他にも妻との婚約中の手紙とか、普通に読んで赤面(∩∀`*)キャッ 奥さんはずっと大事にとっておいたそうです。そりゃそうだよなー。 あと、クレーのお母さんが息子の才能を感じて、小さな頃描いたものもきちんと とっておいたそうな。周りの人が思わずとっておきたくなるような 気にさせるってすごいなあ。でも、手紙って私的なものだけに本人としては 「ちょ、恥ずかしいんですけど!それ出版するとかあり得ないマジで」 てな感じなのでわ…?(口調はただの私) ちなみにこれ図書館で借りたんですけど、軽い気持ちで楽天&密林で検索したら 中古のみでお値段高かった!いやー図書館ていいものですね… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年03月07日 21時28分48秒
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