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カテゴリ:思うまま
東京新聞に「歩くように 話すように 響くように ミトコンドリア病の娘と」という連載コラムが載っている。
病気のことは良くわからないが、その連載が気になって読んでいる。 「戦争と平和」と題したコラムの中で、筆者はこう言っている。 高校生の頃、「何か世の中が一挙に変わってしまうようなことが起こらないものか」と夢想していた自分が恥ずかしい。 戦争になったら、響(娘さんの名)にビタミンB1が届かなくなるかも知れない。風邪をひいても点滴を受けられないかも知れない。特殊ミルクの入手なんて、困難になることは目に見えている。響の体に明日何が起こるか分からないからには、明日も、今日と同じように社会が機能していないと困るのだ。だから、響を殺すかも知れない非常事態を、戦争を、僕は烈しく憎悪する。それを防ぐためにできることは、する。戦争や騒乱を起すのは、体の丈夫な、想像力に欠けた連中だ。弱者は決して戦争を望まない。 爆撃され占領されるイラクにも、ミトコンドリア病の子はいるだろう。他のあらゆる難病や障碍のある子もいるだろう。・・・・・。 (中略) この社会はいろいろ点で変わらなければならない、と僕も思う。しかし、それはひとりの犠牲者も出さない変わり方でなければ、ならないのだ。 先日、障碍のあるお嬢さんのいる方がこう話していた。 昔だったらね、障碍のある子ってそう長くは生きられなかったものなのよ、ところが今は医療の進歩で生きられるでしょ・・・。そして、最近は、福祉の予算がカットされて・・。30歳を超えた娘は、一応自立しているとはいうものの、これから先、私が先に行ってしまったら、どうなるのかと思うととても心配なの・・。 弱者に優しい社会に変わっていかなければならない。そういう政策を国が採って欲しい、そういう政治家を選びたい、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.18 23:33:47
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