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2004年12月23日
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カテゴリ:沖縄関係
     「汗水(アシミジ)節」(一二揚・三下げ)

1、汗水(アシミジ)ゆ 流ち 
  働(ハタラ)ちゅる 人(ヒトゥ)ぬ 
  心(ククル)嬉(ウリ)しさや 
  他(ユス)ぬ 知(シ)ゆみ
  他(ユス)ぬ 知(シ)ゆみ
  ユイヤ サーサー 他(ユス)ぬ 知(シ)ゆみ
  シュラヨー シュラ 働(ハタラ)かな
 〔ひたいに汗を流しながら働く喜びは、他人にわかるはずはない〕

2、一日(イチニチ)に 一厘(グンシュウ) 
  百日(ヒャクニチ)に 五貫(グクヮン) 
  守(マム)て 損(スク)なゆみ 
  昔言葉(ンカシクトバ) 昔言葉(ンカシクトバ)
  ユイヤ サーサー 昔言葉(ンカシクトバ)
  シュラヨー シュラ働(ハタラ)かな
 〔1日に一厘貯めれば、100日では5貫になる。祖先の残したことわざを、守って努力しょう〕

3、朝夕(アサユ)働(ハタラ)ちょて 
  積立(チミタテ)る 銭(ジン)や 
  若松(ワカマチ)ぬ 栄(サカイ) 
  年(トゥシ)と 共(トム)に
  年(トゥシ)と 共(トム)に
  ユイヤ サーサー 年(トゥシ)と 共(トム)に
  シュラヨー シュラ働(ハタラ)かな
 〔朝から晩まで働いて、貯めたお金だからこそ、年をとるにしたがい、若松が伸びるように増えていく〕

4、心(ククル)若々(ワカワカ)と 
  朝夕(アサユ)働(ハタラ)きば 
  五六十(グルクジュウ)になてん 
  二十(ハタチ)定(サダ)み
  二十(ハタチ)定(サダ)み
  ユイヤ サーサー 二十(ハタチ)定(サダ)み
  シュラヨー シュラ働(ハタラ)かな
 〔老いても、心を若く持ち懸命に働けば、いつも二十歳の青年のように、元気はつらつとするもの〕

5、寄(ユ)ゆる 年(トゥシ)忘(ワシ)て 
  育(スダ)てたる 産子(ナシグヮ) 
  手墨(テシミ)学問(ガクムン)や 
  広(ヒル)く 知(シ)らし
  広(ヒル)く 知(シ)らし
  ユイヤ サーサー 広(ヒル)く 知(シ)らし
  シュラヨー シュラ働(ハタラ)かな
 〔子が学問を修め、立派に育つことを思えばこそ、年をとることも忘れて働くのである〕

6、公衆(クシュウ)ぬ 為(タミ)も 
  我(ワ)が 為(タミ)と 思(ウム)てぃ 
  百勇みいさで 
  尽(ツ)くし みそり
  尽(ツ)くし みそり
  ユイヤ サーサー 尽くし みそり
  シュラヨー シュラ働(ハタラ)かな
 〔公衆のことを、自分のことのように、お互いに助け合う習慣を、みんなで大切にしよう〕


 勤倹貯蓄のすすめ、労働のよろこび、子弟教育の重要性や社会奉仕の精神を歌い、社会の向上発展を期待する。
 


 この唄は、昭和3年に発表された唄で、11月10日 昭和天皇即位の礼の時、沖縄では記念行事の一環として「勤検貯蓄運動」が実施され、そのキャンペーンのために作詞募集をしたところ、具志頭村の青年団員 仲本稔 二十四歳の作品が優秀賞として選出された。作詞者は当時、郵政省(郵便局員です)
 その歌詞に曲をつけたのが「宮良長包」

 その年の前年、昭和二年は労働運動が俄かに活性化した時で、那覇には大工組合、左官組合、石工組合、樽工組合(黒糖を入れる樽作り職人の組合)などが結成され、労働者の待遇改善が叫ばれた時代で作者の心情に「働く事の意味」がこの唄に込められている。

 一厘の百倍が五貫、五貫は十銭(五十貫が一円、千貫が二十円)ちなみに「十九の春」(原曲よろん小唄)の歌詞の中に(葉書が一銭五厘や一銭二銭)とあります。

   朝夕働らちょてぃ 積み立てる銭や
   若松の盛い 年と共に

 とあり、作詞者は後に具志頭郵便局長を勤め、昭和五十二年八月五日、七十三歳で亡くなっている。
沖縄島唄<NEW BEST ONE>





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最終更新日  2004年12月23日 07時46分11秒
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